世界に1枚しかない「マジック:ザ・ギャザリング」のオリジナル原画がなんと800万円で落札される
1993年に発売された世界初のトレーディングカードゲーム(TCG)「マジック:ザ・ギャザリング」はプレイ人口が2000万人を超え、世界で最も遊ばれているTCGとしてギネス世界記録に認定されるほど人気があります。この「マジック:ザ・ギャザリング」のカードに使われたイラストのオリジナル原画がオークションに出品され、7万2000ドル(約800万円)で落札されました。
Original Magic: The Gathering Card Art Sells For $72,000
https://kotaku.com/original-magic-the-gathering-card-art-sells-for-72-00-1827793733
Kaja Foglio Magic: The Gathering: Arabian Nights "Shahrazad" Card | Lot #14061 | Heritage Auctions
https://comics.ha.com/itm/a/121829-14061.s
Shahrazadのカードは、「マジック:ザ・ギャザリング」の最初の拡張パックである「アラビアンナイト」に収録されたものです。かなり特殊な効果を持つカードとなっているため、Shahrazadは公式戦で一切利用できない禁止カードとなっています。それでも、今ではなかなか入手できないこともあり、Shahrazadは1枚に2~3万円を超える値がつくこともあるアイテムです。
hahrazadの原画を描いたのは、作家・画家のカジャ・フォグリオ氏。原画は約18cm×約14cmのイラストボードに描かれた油絵で、フォグリオ氏のサイン入りとなっています。もちろんオリジナルの原画なので、世界にこの1枚しかない貴重なものです。さらに、Shahrazadのカードの本物もセットとして付属。Shahrazadの原画セットは2018年7月22日にオークションにかけられ、約800万円という高値で落札されました。
「マジック:ザ・ギャザリング」のファンにはコレクターも多く、関連アイテムがとんでもない高値で取引されることもよくあります。過去には、格闘家で「マジック:ザ・ギャザリング」のファンでもある佐竹雅昭氏が「関口宏の東京フレンドパークII」の景品に「パワー9」と呼ばれる9枚のレアカードのセットを希望したところ、目玉景品だった三菱の自動車・パジェロを超える価格になってしまい、泣く泣く9枚を2枚に減らしたというエピソードもあるほど。特にカードの原画は人気が高く、Shahrazadの原画セットが落札される2ヶ月ほど前には「Arcbound Revager(電結の荒廃者)」と呼ばれるカードの原画で約4万5000ドル(約500万円)で落札されています。
なお、2018年でちょうど生誕25周年を迎える「マジック:ザ・ギャザリング」は、人気テーブルトークRPG「Dungeons&Dragons」とのクロスオーバーが発表されています。また、「マジック:ザ・ギャザリング」の生誕25周年を記念して、「25th Anniversary マジック:ザ・ギャザリング展」が、2018年9月11日から17日まで新宿のルミネゼロで開催されることが発表されています。詳しい情報は今後も解禁されていくとのことで、気になる人は以下のリンクをぜひチェックしてみてください。
25th Anniversary マジック:ザ・ギャザリング展
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