動画

サイボーグ少女アリータが鮮烈アクションを繰り広げる「アリータ:バトル・エンジェル」予告編


2018年12月公開予定の映画「アリータ:バトル・エンジェル」の公式予告編が公開されました。長さが2分30秒もあり、「アリータがどういう女の子なのか」だけではなく、どんなアクションを見せてくれるのかも盛り込まれています。

2018/07/25追記:
日本語字幕付きバージョンが公開されました。英語版で用いられているシーンとほぼ同一ですが、構成がちょっと変更されています。また、公開日が2018年12月21日(金)に決まりました。

映画『アリータ:バトル・エンジェル』予告【覚醒】編 - YouTube

© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

物語はダイソン・イド(演:クリストフ・ヴァルツ)がスクラップの山から「少女」を見つけたことが発端。


イドいわく、脳は奇跡的に完全な状態だったとのこと。


自分が誰なのかも思い出せない状態だった少女は、イドから義手や義足を与えられて、「アリータ」としての人生を歩み始めます。


空中都市ザレムの下に広がるクズ鉄街「アイアンシティ」は、ザレムから排出されたスクラップでできていて、住民たちはそのスクラップを再生することで独自の文化を築き上げています。


アイアンシティに暮らす少年ユーゴとともに街をバイクで駆け抜けるアリータ。


あるとき、ユーゴから「見せたいものがある」と、街の郊外にある墜落船へと案内されます。


船の中に潜り込んだアリータは……


船内で見つけたボディに「特別な繋がり」を感じます。


このボディは完全に戦闘向きのもので、指先からはプラズマを放出することが可能。


何か自分に隠しているのではないかとイドに問うアリータですが、イドは「思い出さない方がいいこともある」と教えてくれません。


「自分で探し出してみせる」


しかし、そんなイドとアリータに襲い来る刺客。


一方でイドから逃げろと言われたアリータは、果敢に敵に立ち向かっていきます。


アリータの戦いぶりを見て「まさか……」と呟くイド。


実は、アリータは300年前に失われた格闘技術を受け継いでいる“最終兵器”であることが判明。


アリータは「遊び」ではなく「狩り」として迫ってくる敵との戦いに身を投じることに。


本作は木城ゆきとのマンガ「銃夢」が原作。「銃夢」をプロデューサーのジョン・ランドーに薦めたのは、「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ監督。ランドー氏とジェームズ・キャメロン監督はたちまち作品を気に入って、映画化権を手に入れたのですが、作品をよりよいものにするために先に「アバター」を制作。そうこうしているうちに、キャメロン監督はアバターの続編も監督することになり、キャメロン氏が書いた脚本を4カ月かけて見事にまとめたロバート・ロドリゲス監督に作品を託すことに決定。ようやく完成を迎えたのだそうです。

ランドー氏は2018年6月に世界初お披露目のフッテージを持って来日した際、本作について以下のようにコメントしています。

Q:
「タイタニック」「アバター」など映画史を塗り替える作品を世に送り出されていて、本作もその1つになれることを本日の映像を拝見して確信しましたが、日本発のコンテンツである本作が、世界で愛される要素はどのような点だと思われますか?

ジョン・ランドー:
アリータという主人公のキャラクターです。キャメロンはこの漫画を知った当時、13歳の娘がいました。ティーンエイジャーがどういう苦しみを得て、自分を発見するかの過程を見ていたわけです。そして、木城先生は作品のなかで、キャラクターが自身を誇りに思う過程を描き、人間が人間であることとは何なのかという問いに答えようとしています。アリータはサイボーグですが、人間性があるんです。

Q:
25年という長い年月をかけて映画化されたとのことですが、ジェームズ・キャメロンは、どのようにして原作「銃夢」と出会い、どういった点に魅了されたのでしょうか?

ジョン・ランドー:
実は、もう1人フィルムメーカーが関わっています。ギレルモ・デル・トロ氏です。彼は、熱心に「銃夢」シリーズを読んでおり、この作品を教えてくれて、私たちはとっても気に入ってしまったんです。

Q:
アリータの目が大きいのは何故ですか?

ジョン・ランドー:
目は心の窓です。窓を大きくすれば大きくするほどキャラクターの中に人を引き入れることができます。私たちが生きる今の時代、技術が漫画のキャラクターに本当に息を吹き込むことが可能になってきましたし、キャラクターに魅了されると、もう目のことは忘れてしまうと思います。

Q:
本日見せてもらったフッテージの完成度は何%くらいなのでしょうか?また今後はどのような作業を行うことになるでしょうか?

ジョン・ランドー:
今朝もホテルでやっていたのですが、毎日ビジュアルエフェクトを確認して1日6~9時間くらいディテールを見ています。アクションが上手く行っているか?など細かな作業をしています。今年の夏、もう一度スコアリングをします。完成した作品をもう一度日本のみなさまにお見せするのを楽しみにしています。

原作者である木城ゆきとさんからも以下のように期待のコメントが寄せられています。

木城ゆきと:
「銃夢」の最初の連載が終わる少し前の1994年から、海外のプロデューサーや監督から映画化したいというオファーがいくつかきて、そんなとき編集者の人と「キャメロンが映画化したいと言ってきたらどうする?」と冗談を言い合っていたものです。強いヒロイン、アクション、SFビジュアル、などキャメロン監督と僕の作品には共通点が多いけれども、本当にそうなるとは、もちろんその時は夢にも思っていませんでした。そしてこの度、『アリータ:バトル・エンジェル』の世界で初めてメディアに公開される最新映像を、作品が生まれた日本に最初に持ってきていただき、ありがとうございます。僕自身、この映画の完成をとても楽しみにしています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「銃夢」を実写映画化した「Alita: Battle Angel」予告編映像公開 - GIGAZINE

「銃夢」を映画化したジェームズ・キャメロン&ロバート・ロドリゲス監督の「アリータ:バトル・エンジェル」特別映像公開 - GIGAZINE

「銃夢」ハリウッド実写版のプロデューサーにジェームズ・キャメロン、監督はシン・シティのロバート・ロドリゲス - GIGAZINE

in 動画,   映画, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.