無料で遠隔のメンバーとリアルタイムで作業を共有できる「Microsoft Whiteboard」正式リリース、Windows 10だけでなくiOSにも対応

Microsoftの巨大なデジタルホワイトボード「Surface Hub」向けにプレビュー版が提供されていたデジタルキャンパスアプリ「Microsoft Whiteboard」が、Windows 10向けに正式リリースされました。これによって、タッチスクリーン対応のWindows 10マシンでのクリエイティブな共同作業がはかどりそうです。さらに、iOS版アプリのリリースも決定しています。

Microsoft Whiteboard is now generally available for Windows. - Microsoft Tech Community - 214574
https://techcommunity.microsoft.com/t5/Office-365-Blog/Microsoft-Whiteboard-is-now-generally-available-for-Windows/ba-p/214574

Microsoft Whiteboardでどんなことができるのかは、以下のムービーを見ればわかります。

Introducing Microsoft Whiteboard - YouTube

Surface Hubを使ってミーティング中。使っているアプリがMicrosoft Whiteboardです。

画面余白をタッチして、検索モードに即アクセスOK。

「Arctic Fox(ホッキョクギツネ)」と検索すると……

Bingは、望む通りの画像を表示しました。

気に入った写真は、Microsoft Whiteboardのキャンバスにペタリと貼り付け。タッチスクリーンで直感的な操作が可能です。

Microsoft WhiteboardはもちろんノートPCやタブレットでも利用可能。「Sticky notes(付箋)」機能を使えば……

気になるメモをすぐに書き込んで、あらゆる場所に貼り付けられます。

テキスト入力だけでなく、もちろんペンでの書き込みに対応しています。

「Ink to shape」機能によって、フリーハンドで描かれた図形は……

デジタル処理で自動整形することも可能です。

Microsoft Whiteboard最大の特長は、強力な共有機能。作業を行うメンバー全員で、一つのキャンバスを共有できるので、ミーティングがスムーズに進みます。

会議室のSurface Hubに描かれた内容は……

クラウドを通じて、遠隔地のメンバーのMicrosoft Whiteboardキャンバスにも反映されます。

もちろん遠くにいるメンバーの書き込んだ内容は、共有キャンバスに反映されメンバー全員に共有されます。

Microsoft Whiteboardのクラウド連携は強力で、作業内容はほとんどタイムラグなしにリアルタイムで反映可能。

「チームのメンバー全員に、それぞれの意見を一斉に求める」ということも可能です。

Surface Proなどの軽量2in1を持ち出せば、会議を外で行うことも可能。クリエイティビティを最大限に発揮させられるかも……。

メンバーの一人が、特定のジュエリーを丸で囲みました。

その内容は、別の場所にいるメンバーのスマートフォン画面にリアルタイムで反映されました。

Microsoft Whiteboardはモバイルアプリ版を使って、スマートフォンやタブレット端末での利用も可能です。

作業内容は、すべて自動的にクラウドに保存されるので、「あの情報をどこかに見失ってしまった……」ということはありません。

強力なリアルタイム同期機能によって、離れた場所にいるメンバーとの共同作業を可能にするMicrosoft Whiteboardは、テレワークやキャンパスライフの形を大きく変えられる可能性を秘めていそうです。

Microsoft WhiteboardはWindows 10のMicorosoft Storeで無料ダウンロード可能。アプリインストール後、MicrosoftアカウントもしくはOffice 365アカウントでログインすることで利用可能です。

Microsoft Whiteboard を入手 - Microsoft Store ja-JP

また、Microsoft WhiteboardはiOS向けプレビュー版も、近くリリースされる予定です。