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ワールドカップのゴールやお金にまつわるさまざまな数字をまとめたインフォグラフィック

by Fauzan Saari

ついに決勝へ進出するチームが決まった2018 FIFAワールドカップについて、ゴールやお金などについての数字をまとめたインフォグラフィックが公開されています。

• Chart: Premier League Players on Target at the World Cup | Statista
https://www.statista.com/chart/14608/world-cup-goals-scored-by-league/

• Chart: Goalscorers Leave it Late at the World Cup | Statista
https://www.statista.com/chart/14404/timing-of-goals-scored-at-the-fifa-world-cup/

• Chart: The World Cup Is FIFA's Cash Cow | Statista
https://www.statista.com/chart/14436/revenue-and-expenses-fifa-world-cup-2014/

• Chart: England end 28 years of penalties hurt | Statista
https://www.statista.com/chart/14557/england-world-cup-penalties/

• Chart: Which Clubs Benefit Most From the World Cup? | Statista
https://www.statista.com/chart/14301/fifa-payments-to-clubs-of-world-cup-players/

• Chart: The Highest-Paid Managers at the World Cup | Statista
https://www.statista.com/chart/14360/the-highest-paid-managers-at-the-world-cup/

以下のインフォグラフィックは2018 FIFAワールドカップでグループリーグ第2節が終わった時点で記録された84ゴール(実際は85ゴール)が試合のどの時間帯に決まったものかを記したものです。ゴールマークが赤色になっているのはアディショナルタイムに決まったゴールです。最も多く得点が決まっているのは後半76分以降という試合の終盤で、アディショナルタイムに決まった得点の数はなんと10ゴール。続いて後半開始後の46~60分という時間帯に17ゴール、前半終了間際の31分以降に15ゴールが決まっています。全体的には後半により多くのゴールが決まっている模様。


決勝トーナメント1回戦でワールドカップにおけるPK戦で初めて勝利を収めたイングランド代表。これは元同国代表のレジェンドであるゲイリー・リネカー氏が涙するほどの歴史的快挙でした。過去の28年間でイングランド代表がワールドカップで行ってきたPK戦の結果を示したのが以下のインフォグラフィック。イングランド代表の選手はPKで多くの失敗を経験していますが、これを動画で分析したところ失敗した選手の多くが早く蹴ろうと焦っている様子が見てとれるそうです。そこで、イングランドでは育成年代から意識的にスローダウンしてPKを蹴る練習を行っているそうで、今回、ついに対策が実を結んだといえます。


以下のグラフは2018 FIFAワールドカップのベスト4が出揃った時点で集計された157得点を、選手の所属リーグ別に分類したもの。一目でわかる通り、最も多くの得点を奪っているのはサッカーの母国イングランドのプレミアリーグに所属する選手たちで、なんと全体の約30%を占める46ゴールを記録。世界のトップレベルの選手たちがプレミアリーグでプレイしていることの表れであり、同大会でベスト4に進出したイングランド代表の力の源は競争力の高い国内リーグにあることをうかがわせます。


2018年7月11日に行われた準決勝の1試合であるフランス対ベルギーでは、スタメン出場した22人のうち14人がプレミアリーグ所属の選手であり、ベルギー代表にいたってはアクセル・ヴィツェル選手以外の10人がプレミアリーグのチームに所属しています。

【2分でわかるロシアW杯】ベルギー黄金世代 セットプレーに沈む フランス×ベルギー(準決勝) - YouTube


2018 FIFAワールドカップに出場したチームのうち、最も多くの給料を監督に支払っているのはどこのチームなのでしょうか。以下のインフォグラフィックはワールドカップ出場国の監督のうち、最も多くの給料を得ている監督トップ10を記したもの。最も多くの年俸を得ているのはグループリーグで敗退したドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督で、380万ユーロ(約5億円)。続いてブラジル代表のチッチ監督と、フランス代表のディディエ・デシャン監督の360万ユーロ(約4億7000万円)が続きます。トップ10にランクインした監督の中で、ベスト4に残ったチームを率いているのはフランスのデシャン監督とイングランドのガレス・サウスゲート監督です。なお、日本代表を指揮した西野朗監督は約1億2000万円を受け取っていることが明らかになっています。


ワールドカップは世界最大級のスポーツイベントというだけでなく、巨大なビジネスでもあります。ワールドカップの主な収入源は放送権料とマーケティング権の販売によるものです。2014年のブラジル大会をベースにワールドカップが生み出すお金の詳細をインフォグラフィックにすると、以下の通り。ワールドカップによる収入の合計は48億3000万ドル(約5400億円)で、TV放送権料が24億2800万ドル(約2700億円)で収入全体の約半分を占めています。続いて、マーケティング権(15億8000万ドル)、チケット収入(5億27000万ドル)、ホスピタリティ権(1億8400万ドル)、ライセンス権(1億700万ドル)となっています。

それに対してワールドカップを開催する上での支出は合計で22億2000万ドル(約2500億円)程度で、最も大きな支出はその他(7億8600万ドル)となっています。具体的な支出項目として明らかになっているもので最大のものは「地元組織委員会への貢献」の4億5300万ドル(約500億円)で、TVコンテンツの製作に3億7000万ドル(約410億円)、賞金が3億5800万ドル(約400億円)などが続いています。なお、これらの情報をまとめるとFIFAはワールドカップを開催することで約26億ドル(約2900億円)の黒字を出しています。


ワールドカップではプレイヤー1人に対して1日8530ドル(約95万円)が支払われます。この支払いは開幕戦の2週間前からスタートし、チームが敗戦するまで続きます。それではワールドカップに出場する選手に支払われる金銭が最も多かったサッカークラブはどこになるのでしょうか。2018 FIFAワールドカップにおいてFIFAから多くの支払いを受けたサッカークラブのトップ10をまとめたのが以下のインフォグラフィック。最も多く支払いを得たのがレアル・マドリードの396万3600ドル(約4億4000万円)です。


クラブチームによるサッカー大会としては世界最高峰の舞台であるUEFAチャンピオンズリーグで3連覇という偉業を成し遂げたレアル・マドリードが最も多くの支払いを受けているように、ワールドカップという世界最高峰の舞台に多くの選手を送りこんでいるクラブがどこなのかがよくわかります。

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in メモ, Posted by logu_ii

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