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MacやiPadの画面がスマートミラーとして使用できるようになる可能性


Appleが反射率を制御可能な画面を持つデバイスについての特許を出願したと報じられており、将来的にMacやiOS端末のディスプレイが「スマートミラー」になる可能性が示唆されています。

Future Mac or iPad screens could be used as a smart mirror
https://appleinsider.com/articles/18/06/14/future-mac-or-ipad-screens-could-be-used-as-a-smart-mirror

Appleがアメリカ特許商標庁に「Electronic Device With Adjustable Reflective Display(画面の反射率を調整可能な電子機器)」という特許出願を提出しました。この特許出願によると、Appleはディスプレイ部品のピクセル配列の上に追加のレイヤーを組み込むことで、鏡のように画面を使うこともできるディスプレイの開発を目指しているようです。

この「追加のレイヤー」というのは直線・反射偏光子、さらには偏光レベルを管理するための液晶レイヤーであり、液晶と二色性色素分子の両方を用いることで偏光子を切り替え可能となるものだそうです。理論的には通常のディスプレイに追加されるレイヤーにより、画面を鏡のようにして使ったり、通常のディスプレイのように使ったりすることが可能となります。よって、Apple関連のニュースを報じるAppleInsiderは、Appleが特許出願した技術を「スマートミラー」と呼んでいます。

以下の画像はAppleの特許出願に添付されている図のひとつ。「REFLECTIVE POLARIZER(調整可能な偏光子)」が光の反射率を調整することで、電子機器のディスプレイとして使用したり、鏡として使ったりすることができるようになるとのこと。


特許にはヘッドトラッキング・視線追従・顔認識・身ぶり手ぶりでの操作・内蔵カメラおよびその他センサーといった要素が含まれており、他にもユーザーがどのようにしてスマートミラーを利用するかについても示されているそうです。例えば、ユーザーの視線を追跡することでユーザーが通知アイコンを見ているかどうかを検出することが可能で、さらに、他のコンテンツがスクリーン上に現れるようにすることもできるとのこと。

AppleInsiderは「反射率の制御が可能になれば、例えばiPhoneのディスプレイは使用しない場合はただの真っ黒な画面になりますが、鏡のようにすることができるようになる」と記しています。


Google社員が自作したスマート鏡やAmazonのバーチャル試着ミラーなど、これまで複数のIT企業がスマートミラーシステムを提唱していますが、実際に市場で大きなシェアを獲得したものは存在しません。既存のスマートミラーシステムでは光が静的な反射材料を通過する必要があるため、Appleの提唱するスマートミラーよりも鮮明なイメージを表示することはできないという欠点があります。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logu_ii