レビュー

Nintendo Switchで縦スクロールSTGの名作「斑鳩 IKARUGA」が配信されたので遊んでみました


トレジャーの傑作STG(シューティングゲーム)「斑鳩 IKARUGA」が、2018年5月30日(水)からNintendo Switchでダウンロード専用ソフトとして配信されています。また、Nintendo Switchの特徴を生かし、本体モニターを縦置きにすることで簡単に縦画面モードで遊ぶことができ、アーケードゲームの気分を味わえるとのこと。実際に「斑鳩 IKARUGA」をダウンロードして遊んでみました。

Nintendo Switch|ダウンロード購入|斑鳩 IKARUGA
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000004084


「斑鳩 IKARUGA」はどういうゲームなのか、1面をプレイしてみた様子を以下のムービーで見ることができます。

Nintendo Switch版「斑鳩 IKARUGA」の1面「理想」をプレイしてみた - YouTube


「斑鳩 IKARUGA」はトレジャーが製作し、2001年にアーケード用の縦スクロールSTGとして稼働しました。「『撃て!』『避けろ!』そして……『当たれ!』」というコピーの通り、「斑鳩 IKARUGA」は「あえて敵の弾に当たって吸収することで有利になる」という、既存のSTGの概念を打ち破ったゲームシステムで話題になり、ドリームキャスト・ゲームキューブなど多くの家庭用ゲーム機にも移植されています。なお、以下の画像はSwitch版のために描き下ろされた横画面用のタイトルです。


敵機には白と黒の2属性があり、白い敵は白い弾で、黒い敵は黒い弾で攻撃しかけてきます。プレイヤーが操る自機・飛鉄塊「斑鳩」と「銀鶏」はボタン1つで属性を切り替えることができ、同じ属性の弾であれば、当たっても飛鉄塊を包むバリアフィールドに吸収されます。「斑鳩 IKARUGA」は、敵の攻撃にあわせて飛鉄塊の属性を切り替えることで、一見難しそうな場面も切り抜けることが可能です。もちろん、属性が違うとあっさりとやられてしまいまうため、属性の切り替えはかなり慎重に行わなければなりません。


以下のムービーでは、属性を切り替えながら動く地形や弾幕をくぐり抜ける様子を見ることができます。

「斑鳩 IKARUGA」で白黒2属性を切り替えながら弾幕&地形をくぐり抜ける様子 - YouTube


同じ属性の弾をフィールドで吸収するとゲージがたまり、「力の解放」をすることで、複数の敵を同時にやっつけることができます。つまり、「『撃て!』『避けろ!』そして……『当たれ!』」という言葉通り、敵の弾に積極的に当たりにいくことで有利な状況にすることができます。「力の解放」の様子は以下のムービーで確認できます。

Nintendo Switch「斑鳩 IKARUGA」で「力の開放」を使うとこんな感じ - YouTube


また、STGといえば、単にクリアするだけではなく、いかに点数(スコア)を稼ぐことができるかという部分も醍醐味のひとつ。「斑鳩 IKARUGA」では、同じ属性の敵を3体連続で倒していくと、3体ごとにチェーンコンボというボーナス点がゲット可能。このボーナス点は100点・200点・400点・800点と増えていくため、「敵をどうやって倒すか」を考えて攻撃することで、入手できるポイントが跳ね上がります。


実際に、1面の序盤に出てくる敵を適当に撃った場合と、チェーンコンボを意識して撃った場合でスコアがどれだけ変わるかを比較してみた様子が以下のムービー。何も考えずに進めると、「Chapter:01 理想」というテロップが出る時点のスコアは数万点程度ですが、チェーンコンボを狙うだけで30~40万点というスコアを狙うことが可能です。

「斑鳩 IKARUGA」は同じ属性を敵を連続して倒すことでスコアがめちゃくちゃ稼げる - YouTube


なお、ステージのラストにいるボスを初めて倒すと、実績が解除され、ゲーム画面の左右にあるメニューに表示される「Achievements」にアイコンが表示されます。


また、Joy-Conを2組用意すると、「斑鳩 IKARUGA」2人でプレイすることができます。「斑鳩 IKARUGA」では、2人でプレイすると属性がお互いに違うものになることがあり、やられた時に敵が弾をばらまく「撃ち返し」の量が増えるため、難度が上がります。実際に2プレイヤーモードを2人で遊んでみた様子は以下のムービーで見ることができます。

Nintendo Switch「斑鳩 IKARUGA」の2プレイヤーモードを2人で遊んでみた - YouTube


Nintendo Switchで「斑鳩 IKARUGA」をプレイする上で最も注目したいポイントは、Nintendo Switchは画面を自由に回転できるため、縦画面モードが遊びやすいという点。「斑鳩 IKARUGA」は本来縦スクロールのシューティングゲームとしてデザインされているため、横画面に縦画面を表示させてプレイするか、モニターやテレビを90度回転させて置くことで縦画面モニターを再現するかしかありませんでした。しかし、Switchの本体を縦置きにすることで、画面をフルに使って気軽に縦画面シューティングを遊ぶことができます。

そこで、編集部にあったタブレット端末のスタンドを利用して、Switchの本体を縦置きしてみました。


以下のムービーはSwitch本体を縦置きにして「斑鳩 IKARUGA」を遊んでみた様子。

Nintendo Switch本体を縦置きして「斑鳩 IKARUGA」をプレイしてみた様子 - YouTube


もちろん実際のアーケードに比べると画面はかなり小さいですが、きれいに発色しているので、机の上に置いてプレイする分にはそれほど気にならず、遊んでいて大きな遅延を感じることも特にありませんでした。本体内蔵のスピーカーだとさすがに音の迫力が半減してしまうので、しっかり音楽も楽しみたいという人は外付けのスピーカーを用意するのがよさげです。


「弾幕縦スクロールSTG」というジャンルですが、「白黒2属性を切り替えて、弾に当たることも考えながら遊ぶ」という、他のSTGにはない要素があります。実際に「斑鳩 IKARUGA」を遊んだことのなかった編集部員にもプレイしてもらったところ、「かなり考えながら遊ぶので、パズルのような感覚がある」という声もありました。また、Nintendo Switchの特性を生かして、テレビやモニターを動かさなくても縦画面で気軽に遊べるのはうれしいポイントで、ゲームセンターで「斑鳩 IKARUGA」を遊びまくったという人にも、今までまったく遊んだことがない人にもおすすめできます。Nintendo Switchの「斑鳩 IKARUGA」はダウンロード専用ソフトで、税込1620円で購入できます。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
倒されても倒されても繰り返しダンジョンに挑み脱出を目指すNintendo Switch「ドラゴンファングZ 竜者ロゼと宿り木の迷宮」レビュー - GIGAZINE

超高い難易度と中毒性を誇るディフェンスゲーム「Kingdom:New Lands」をNintendo Switchで遊んでみた - GIGAZINE

迫り来る勇者をモンスターとワナで迎え撃つうちに時間が溶けていくダンジョンディフェンスゲーム「ダンジョンメーカー」レビュー - GIGAZINE

「ダライアス」「斑鳩」などのシューティングゲームに登場する架空の戦闘機など - GIGAZINE

まさにセガの亡霊、ドリームキャストをCore2Duo 3GHz/メモリ4GB/SSD64GB/BDドライブ搭載PCに改造してPS2を動作させる衝撃ムービー - GIGAZINE

セガ、「ドリームキャスト2を作る予定はない」とコメント - GIGAZINE

・関連コンテンツ

in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.