試食

口に入れた瞬間にとける「天然氷」と珠玉の「コーヒー」を使った神乃珈琲「天然氷のかき氷 和三盆珈琲 珈琲クリーム付き」を味わってみた


厳選したコーヒー豆とこだわりの淹れ方でコーヒーから酸味を取り除くなど「日本人による日本人の味覚のための珈琲(コーヒー)の追求」と「最高位のカフェブランドとしておもてなしをする」という神乃珈琲(かんのこーひー)。そんな神乃珈琲の銀座店に次ぐ3店舗目で関西圏初となる「京都店」が2018年5月23日(水)にオープンしました。京都店では夏期限定のメニューとして、湧き水を冬の寒さだけで凍らせた「天然氷」を使って作る「天然氷のかき氷 和三盆珈琲 珈琲クリーム付き」が登場しているとのことなので、天然氷のかき氷を味わってきました。

神乃珈琲 銀座・京都
http://www.kannocoffee.com/cafe/

日本人による日本人のための珈琲「神乃珈琲」 関西エリア初出店!5月23日、京都店グランドオープン|ニュースリリース|株式会社ドトールコーヒー
https://www.doutor.co.jp/news/newsrelease/detail/20180509142918.html

「神乃珈琲 京都店」の住所は「京都府京都市中京区高倉通錦小路下る帯屋町591」。阪急京都線烏丸駅より徒歩2分、地下鉄烏丸線四条駅からは徒歩3分、四条通りに面する大丸京都店に隣接していて、営業時間は午前8時からとなっています。


「神乃珈琲 京都店」に到着。神乃珈琲は、ドトールコーヒーグループの営業形態の1つ。お客が、四季のうつろいや人の心くばりなど「和」の美しさを「五感」で感じることをコンセプトとしています。2016年に東京・目黒通り1号店がオープン、京都店は3号店となります。黒を基調としている外観は和風な造りで提灯やのれんを吊しています。


お店の前には、今回の目当てである天然氷とコーヒーを使った「珈琲かき氷」などの食品サンプルが展示されています。


店内に入ると、休日ということもあって満席。予約の名簿に名前を書いて入口近くで順番がまわってくるのを待ちます。


待っている間に入口の周りを見てみます。キッチンの一部は中が見えるようになっていて、店員さんがサイフォンからコーヒーを抽出したり、できあがった料理やスイーツを運び出す姿が見えます。このサイフォンは特殊なもので、コーヒー豆を沸点状態で短時間抽出することでコーヒーから独特の風味を出せるものとのこと。神乃珈琲では、冷めても味わいのあるコーヒーを提供しています。


順番がまわってきて、今回は店員さんに1階の席に案内されました。なお、京都店は2階席もありウェブサイトで内装の一部をチェックできます。1階は縦長の奥まった造り。壁や天井は木目調で、高級感のある内装とテーブルセットで構成されていて落ち着いた雰囲気。


ゆったりとした贅沢な時間が流れる店内は豪華列車の内装にも見えます。


案内された席の椅子は座るとフカフカな感触で、ゆったりとくつろげます。


神乃珈琲の店舗形態は「ファクトリー&ラボ」と「カフェ」の二形態があります。京都店を含めた「カフェ」形態の店舗では2つのコーヒー「月煎(つきいり)」と「陽煎(ひいり)」を提供しています。品質管理を徹底したコーヒー豆のスペシャルティコーヒーをさらに厳選して、直接買い付けを行い、店舗では生豆状態からブレンドする「プレミックス製法」で焙煎をしてから抽出を行っています。


神乃珈琲には、アイス珈琲もあって、コーヒー豆は冷たいアイス珈琲に併せてブレンドしたもので、力強い味わいになるように仕上げています。


今回は、そんなアイス珈琲用のブレンド珈琲をかき氷のシロップとして使用した「天然かき氷でいただく珈琲」というコンセプトの新メニュー「天然氷のかき氷 和三盆珈琲 珈琲クリーム付き」を注文します。


注文してから10分ほどで「天然氷のかき氷 和三盆珈琲 珈琲クリーム付き」(税込1080円)が到着。


てっぺんにのせられている珈琲クリームと器を含めた高さは17cmほどで、長辺13.8cmのiPhone 7と比べるとこんな感じ。


珈琲クリームにはコーヒー豆の粉のようなものをふりかけています。


氷は日光で天然氷の製造販売の蔵元「松月氷室」のもの。山間から引いた湧き水を自然に凍らせたもので、削られて細くこまかくなっています。


カキ氷シロップとして、「神乃珈琲のアイス珈琲」と四国東部で生産されている伝統的な砂糖の「和三盆」を合わせたものがかけられています。


スプーンを入れるとサラサラとした感触で、スプーンが氷の奥まで進んでいきます。


かき氷に使われている天然氷は、約2週間もの時間をかけてゆっくりと凍らせたもの。口の中に入れた瞬間に溶けてしまい、噛む間もなく消えてしまいます。シロップに使われているコーヒーは、香りとコクがありながらも酸味は全く感じず、苦みはほんのりと感じるぐらい。和三盆による甘みは控えめですが奥行きがあります。氷が溶けると、シロップの後味は尾を引かないですぐに消え、コーヒーの香りだけをほのかに残すぐらいなので、一口ごとに新鮮な気持ちで食べられます。


珈琲クリームは、泡のように口溶けが良くて滑らか。ホイップクリームのように張り付く感触は皆無。コーヒーの風味と氷の繊細な食感を保ったままかき氷にほんの少しクリーミーさをプラスします。


かき氷の中心は、コーヒーを使ったシロップが濃くなっています。


中心部の氷はコーヒー色に染まっていますが、サラサラとした氷の食感はそのまま。食べる前は量が少し多く感じましたが、コーヒーが濃くなってもえぐみや酸味はまったく感じないので、食べるペースが落ちることはなくいつの間にか食べ終えてしまいました。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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