こんもり盛られた氷を分厚い「芋蜜」が覆う、らんらんのかき氷「芋づくし」を食べてみました
「焼き芋」という秋・冬の風物詩とも言える食べ物を、暑い時期に食べたくなるかき氷と組み合わせてしまったのが、甘味処らんらんの「芋づくし」です。山のようにこんもり盛られた氷に、まるでマグマのように「芋蜜」が覆うかき氷がどんな食べ物なのか、実際にお店に行って食べてきました。
甘味処らんらん|スイートポテト・大学芋の販売
http://ranran-oimo.com/
お店に到着。らんらんはかき氷のお店でもありますが、さつまいもスイーツのお店でもあるので、店頭ではスイートポテトなどの販売も行われています。
今回はカウンター席に通されました。
カウンターのほか、テーブル席も2セットあります。
かき氷のメニューはこんな感じ。「旬の果物にミルクセーキ」「すももヨーグルト」「白凰桃」など気になるメニューが並びますが、目当ての「芋づくし」(税込850円)を注文しました。
ドリンクメニューはこんな感じで……
お水などはセルフサービスとなっています。
待つことしばらくすると、芋づくしが到着。
全長123.8mmのiPhone SEと比較すると、サイズはこのくらい。
てっぺんには芋の甘露煮と黒ごま。
かき氷のシロップやソースというと、液体のイメージですが、芋づくしのかき氷にかかっている「芋蜜」はソースというよりも柔らかめのスイートポテトのような、ぽってりした見た目。下に流れていくことなく、波打った形のまま静止しています。
小さな容器には、焼き芋の皮から作られたカラメルと、奄美大島の塩を焼いた「焼き塩」が盛られています。
ということで、さっそく食べてみます。
冷たい食べ物は甘みが感じられにくいということで、アイスクリームやかき氷のソースは甘みが強めであることも多いのですが、らんらんの芋蜜はさつまいもの優しい甘さ。練乳などが混ぜられているのか、芋のもそっとした食感はなく、非常になめらかで、まろやかな味わいです。
かき氷はきめが細かくてふわふわ。口の中ですーっと溶けて、熱くなった体を冷やしてくれます。
食べ進めていくと、中には芋あんが。芋蜜よりもねっとりとした食感で、甘みが強く、芋ようかんのような感じです。写真からは分かりにくいのですが、氷全体には練乳がかかっているので、ミルクのまろやかさと芋の蜜のような甘さが一緒に楽しめます。
甘さが足りないな、という人はカラメルソースを加えます。
このカラメルソースは他では食べたことのない、焼き芋風味。確かに焼き芋独特の香ばしさが感じられ、カラメルのほろ苦さも少しあるので、かき氷に変化を加えてくれます。
ここに焼き塩をプラスすれば、さらに甘さが引き立てられるわけです。
焼き芋というと秋から冬にかけて食べることの多い食べ物ですが、「芋づくし」は「こんな食べ方があったのか……」とスイートポテトの新しい食べ方を知ることができます。焼き芋の皮から作られたカラメルや焼塩などを加えると、味がどんどん変化しいくので飽きがこず、食べた後には「夏の間にもう一度食べたい」と思ってしまう仕上がりになっていました。
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