脳をブーストさせ知能を高める5つの方法
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身体のエネルギーをどのように配分するかを決めるのは「脳」ですが、脳は筋肉などの他の器官に比べて優先的に脳自身にエネルギーを分けようとすることが確認されています。このような「自己中心的な脳」のおかげで人類は大きく進化したという説がある中で、より一層、脳を活性化させて知能を高める方法が科学者によって提案されています。
5 Simple Ways to Boost Our Intelligence
https://www.quickanddirtytips.com/education/science/5-simple-ways-to-boost-our-intelligence
物理天文学者のサブリナ・ステアウォルト氏が、「脳をブーストさせて知能を高める5つの方法」を提案しています。
◆1:モチベーションを獲得する
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スタンフォード大学のキャロル・ドウェック博士によると、成長に対する考え方が認知能力を向上させるカギだとのこと。「知能は才能であり生来的なものだ」と考え、「知能を改善させることは不可能だ」と信じることは学習能力を向上させる上で有害です。ドウェック博士が20年の研究で示した成長する考え方と成長しない考え方の違いは以下の記事から読むことができます。
「成長する考え方」と「成長できない考え方」の違いが20年の研究で明らかに - GIGAZINE
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自分の能力を信じることが能力を伸ばす効果をもたらすのは成長期の子どもの場合に顕著ですが、成人した後であっても自分を信じることの大切さは変わらないとステアウォルト氏は述べています。
ハーバード大学の研究によると、成人期であっても脳の神経細胞の発達はあり、新しい情報を学ぶことで海馬に新しい細胞が作られるのであり、学習や能力開発に遅すぎることはありません。知能を高めたいと願いモチベーションを保つことが大切だとステアウォルト氏は考えています。
◆2:練習する
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クロスワードパズルや数独を説くことが直接的に知能を高めるかどうかはまだわかっていません。しかし、パズルを解き続けることで、パズルを解く力が上がることは確実です。このような繰り返される練習によって高められた認知能力は、別の新しい技術を学ぶ上でも決定的に重要な役割を持つことが研究で分かってきています。
「とはいえ、オンラインゲームをやりつづけることで認知能力を高められるかどうかは、今後の研究を待つ必要があるでしょう」とステアウォルト氏は茶目っ気たっぷりに述べています。
◆3:よく食べ、よく運動する
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脳機能と腸のホルモンとの間には明確な関連性があることが、研究で明らかになっています。つまり、食べ物は脳に良い仕事をさせるのに大切だということです。脳と食品との関わり合いについては「認知症のリスクに対する特定食品の影響」に関するものが多く、特定のフラボノイド、ナッツ、魚に含まれるオメガ三脂肪酸、カフェインなどが正の相関性があることが分かっています。
また、30分程度のエアロビクス、短距離走、トランポリンなどの適度な強度のある運動は、新しいことを学習するときに必要な脳の能力に変化を与えられるという有力な研究もあるそうです。
◆4:よく眠る
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肉体的、精神的な健康を改善するのに睡眠時間の確保は大切で、これは脳機能の回復にも当てはまります。研究では、脳は短期記憶の中から保存すべきものを決めて長期記憶として取り扱うなど、記憶を統合していることが分かっています。脳を活動的にするためには、良い睡眠が不可欠です。
◆5:外出する
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5つ目のアイデアは「外に出る」というもの。外に出て心機一転リフレッシュすることで脳を活性化せる……と思いきや、ステアウォルト氏は別の理由から外出の効果を指摘しています。
Sage Colleges of Troyの研究では、汚れに含まれるマイコバクテリウム・バッカエというバクテリアを摂取したネズミは、摂取していないネズミよりも2倍高速に迷路から脱出できることが発見されています。マイコバクテリウム・バッカエは、新しいニューロンの成長を促したり、セロトニンレベルを上げたり、不安レベルを下げたりする効果をもたらすことも分かっています。
ステアウォルト氏によると汚れを食べる必要はなく、外の空気を吸うだけでマイコバクテリウム・バッカエを取り込むことは可能だとのこと。気分をリフレッシュさせるだけでなく、脳を活性化させるバクテリアの摂取にも外出は有効だそうです。
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in メモ, サイエンス, Posted by darkhorse_log
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