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AmazonのAIアシスタント「Alexa」のスキルを自分で簡単にカスタマイズできる「Alexa Blueprints」が登場


AmazonのAI音声アシスタント・Alexaで利用できる機能「スキル」を、ユーザーが自分で自由にカスタマイズできる「Alexa Blueprints」がアメリカ時間の2018年4月19日に利用可能になりました。作業はブラウザの画面上で進めることが可能で、コードプログラミングの知識がなくても直観的で簡単にスキルを自分流にアレンジできるようになっています。

Alexa Blueprints
https://blueprints.amazon.com/home

New Alexa Blueprints let users make custom skills without knowing any code | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2018/04/new-alexa-blueprints-let-users-make-custom-skills-without-knowing-any-code/

Alexa Blueprintsのページにアクセスすると、主要なスキルのブループリント(=テンプレート)が表示されています。ユーザーはこの中から目的に近いものを選び、細かな設定を行って自分だけのスキルを作成することができます。なお、画面の上部に書かれていますが、オープン時点でサポートされている言語は「English US」のみで、それ以外の言語では利用することができないとのこと。また、連携させるデバイスの言語設定もEnglish USに変更する必要があります。


オープン時点で用意されているテンプレートは21種類。ジョークや豆知識、ゲームなどがそろった「Fun & Games」、クイズや単語カードなどを利用できる「Learning & Knowledge」、Alexaの返事をカスタマイズしたり、ベビーシッターの質問に答えるよう設定したりする「At Home」、物語の読み聞かせをしてくれる「Storyteller」の4つのジャンルがあります。


各ジャンルの内訳は以下のとおりとなっています。

Fun & Games
・Inspirations:インスピレーションを与えてくれる名言のリストを作成
・Burns:Alexaが友人や家族を楽しくからかう
・First Letter:「ロックバンド」や「有名人」などジャンルを設定してA~Zのいずれかの文字で始まる名前を答えるゲーム
・Family Jokes:笑いが欲しい時のためにお気に入りのジョークのリストを作成
・Trivia:いろいろな話題のトリビア(豆知識)ゲームを作成
・Double Trouble:カップル対決ゲーム。複数のカップルのうち、誰が最も相手のことをよく知っているかをゲームで判定。
・Birthday Trivia:誕生日の人(=本日の主役)のことを一番よく知っている人をクイズ形式で見つけるゲーム
・Bachelorette Party:新婦のことを一番よく知っている人をクイズ形式で見つけるゲーム
・Compliments:とにかくお世辞を並べ立てて話してくれるスキル
・Family Trivia:家族の歴史について尋ねるゲーム


Learning & Knowledge
・Quiz:文字どおりのクイズゲーム。複数人が参加して競うことが可能。
・Flash Cards:「州名と州都名」などを頭に叩き込む暗記アシスタント。覚えた内容をテストすることも可能。
・Facts:「世界で一番距離が長かった雷」や「世界で一番速い動物」などの豆知識を教えてくれる


At Home
・Custom Q&A:ユーザーの質問に対するAlexaの答えを決め打ちで設定。例「Q:世界で最高のママは?A:世界中のママを調べましたが、あなたのママがベストです」
・Houseguest:来客者のために「テレビのつけ方」などの質問事項や重要点の案内を行う
・Babysitter:ベビーシッターに物のある場所や注意して欲しい点を伝える
・Pet Sitter:ペットシッターに気をつけてもらいたい点などを伝える


Storyteller
・Fairy Tale:王女様と王子様の名前を自分や友だちの名前にした物語を読みあげる
・Sci-Fi:突拍子もない名詞や名前を使ったインタラクティブなお話しを読みあげる
・Fable:ためになる寓話(ぐうわ)を読みあげる
・Adventure:自分の子どもを主人公にして冒険物語を読みあげる


各スキルは、自分流にアレンジしたり好きな内容を盛り込んだりすることが可能。たとえば、「Inspirations」で読み上げさせる名言とその作者を登録しておいたり……


「Burns」では、「宇宙飛行士を目指した方がいいんじゃない?……冥王星へ片道の」といったジョークを登録したりすることが可能。


「Babysitter」では、自宅に来てもらうベビーシッターに指示したい内容や注意してもらいたい点を登録しておき、質問に応じて答えるように設定することが可能です。


各スキルの設定をを行い、独自の名前を付けて公開すれば、同じアカウントで紐付けられている全てのAlexa対応デバイスでスキルを利用できるようになります。このようにすることで、「Alexa、今日の天気は?」や「Alexa、お米を注文して」といった従来のスキルに加えて、「Alexa、パパのことをからかって」や「Alexa、面白いジョークを言って」といったスキルを同じように利用できるようになるというわけです。Alexaおよび対応のEchoの利便性が向上すること間違いなしなので、日本語への対応を期待したいところです。

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in ソフトウェア,   ウェブアプリ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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