RISC-Vプロセッサ内蔵でWi-Fi 6とBluetooth 5による無線通信も可能なSoC「ESP32-C5」が登場、すでに開発ボードが2000円台で入手可能

無線通信対応SoC「ESP32」などの開発で知られるEspressif Systemsが、RISC-VベースのSoC「ESP32-C5」の量産を開始しました。
ESP32-C5 2.4 and 5 GHz Dual-band Wi-Fi 6 MCU | Espressif Systems
https://www.espressif.com/en/products/socs/esp32-c5
Espressif's ESP32-C5 is Now in Mass Production | Espressif Systems
https://www.espressif.com/en/news/ESP32-C5_Mass_Production
ESP32-C5は240MHzで動作する32ビットのRISC-VベースのCPUとROM、SRAM、無線通信コントローラーを1つのチップ内に収めたSoCです。ESP32-C5を搭載した開発ボード「ESP32-C5-DevKitC-1」の見た目はこんな感じ。

ESP32-C5はWi-Fi 6規格での無線LAN通信が可能で、2.4GHzと5GHzのデュアルバンド通信に対応しています。

また、Bluetooth 5(LE)のほかにThreadやZigBeeといった近距離無線通信規格もサポートしています。

ESP32-C5に対応するソフトウェアは、Espressif Systems製開発フレームワーク「ESP-IDF」を用いて開発できます。また、「ESP-AT」や「ESP-Hosted」を用いて通信コプロセッサとしての活用も可能です。

ESP32-C5は公式サンプルプロバイダーから入手可能で、AliExpressでのESP32-C5-DevKitC-1の価格は税込2167円でした。
ESP32-C5-DevKitC-1 開発ボード Espressif Systems 2.4 & 5 GHz デュアルバンド Wi-Fi 6 - AliExpress
https://ja.aliexpress.com/item/1005008790788462.html

なお、Espressif SystemsはESP32-C5を含む各種SoCのスペックを比較できる(PDFファイル)製品ポートフォリオを公開しています。

・関連記事
ArmコアとRISC-Vコアどっちも搭載した小型マイコンボード「Raspberry Pi Pico 2」が届いたのでフォトレビュー - GIGAZINE
「Raspberry Pi Pico 2」のRISC-VコアでLチカを実行&デバッグしてみた - GIGAZINE
「Raspberry Pi Pico 2」に搭載されているマイコン「RP2350」の単体販売がスタート、ArmコアとRISC-Vコアどっちも搭載 - GIGAZINE
何百万台ものIoT端末に使用されているESP32チップに個人情報窃盗につながる可能性のある隠し機能が存在 - GIGAZINE
原子数個レベルの超極薄でありながら動作する32ビットRISC-Vプロセッサを開発することに科学者らが成功 - GIGAZINE
モジュール式ノートPC「Framework Laptop 13」用のRISC-Vプロセッサ搭載マザーボードが販売開始、価格は199ドル(約3万円) - GIGAZINE
RISC-Vプロセッサを搭載したMini-ITX規格のマザーボード「Milk-V Jupiter」が登場 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in ハードウェア, Posted by log1o_hf
You can read the machine translated English article Introducing the SoC 'ESP32-C5' with a bu….