レビュー

ArmコアとRISC-Vコアどっちも搭載した小型マイコンボード「Raspberry Pi Pico 2」が届いたのでフォトレビュー


小型マイコンボード「Raspberry Pi Pico 2」が日本時間の2024年8月9日(金)に登場しました。Raspberry Pi Pico 2には独自開発マイコン「RP2350」が搭載されており、販売価格はわずか5ドル(約740円)に設定されています。そんなRaspberry Pi Pico 2が開発チームから送られてきたので、外観や搭載チップをじっくり観察してみました。

Buy a Raspberry Pi Pico 2 – Raspberry Pi
https://www.raspberrypi.com/products/raspberry-pi-pico-2/

Raspberry Pi Pico 2, our new $5 microcontroller board, on sale now - Raspberry Pi
https://www.raspberrypi.com/news/raspberry-pi-pico-2-our-new-5-microcontroller-board-on-sale-now/

これがRaspberry Pi Pico 2です。


Raspberry Pi Pico 2(左)とRaspberry Pi 5(右)を並べて大きさを比べるとこんな感じ。


中央には独自開発マイコン「RP2350」が搭載されています。RP2350にはデュアルコアのArmプロセッサ「Cortex-M33」が内蔵されているほか、デュアルコアのRISC-Vプロセッサ「Hazard3」として使うこともできます。なお、Hazard3はRaspberry Pi開発チームのLuke Wren氏が自由時間に開発したとのこと。


端にはデバッグコネクタを搭載。


BOOTSELボタン。


USBコネクタの規格はUSB Micro-Bです。


裏面はこんな感じ。なお、USBケーブルやピンヘッダは付属しません。


Raspberry Pi Pico 2のスペックは以下の通り。

モデル名Raspberry Pi Pico 2
CPUデュアルArm Cortex-M33もしくはデュアルHazard3 150MHz
SRAM520KB
インターフェース26×GPIOピン
USB Micro-B
デバッグピン
内蔵装置2×UART
2×SPIコントローラ
2×I2Cコントローラ
16×PWMチャンネル
1×USB 1,1コントローラ
12×PIOステートマシン
入力1.8-5.5V DC
動作温度-20度~85度
価格5ドル


Raspberry Pi Pico 2の価格は5ドルで、日本の正規販売代理店であるスイッチサイエンス税込990円で販売予定です。一方で、KSYでは販売価格と発売時期が未定となっています。

なお、RP2350単体は2024年末までに量産開始予定で、Raspberry Pi Pico 2に無線通信機能を追加したRaspberry Pi Pico 2 Wも2024年末までに出荷される予定です。

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by log1o_hf

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