歯に貼り付けて食べたものを感知する超極小センサーが開発される

by SilkLab, Tufts University

体に取り付けて体の状態や変化を記録するウェアラブルデバイスは、近年急速に発達しています。アメリカのタフツ大学の研究グループは、「歯に貼り付けて食べたものを感知可能な極小センサー」の開発に成功しました。

Scientists develop tiny tooth-mounted sensors that can track what you eat | Tufts Now
https://now.tufts.edu/news-releases/scientists-develop-tiny-tooth-mounted-sensors-can-track-what-you-eat

Scientists develop tiny tooth-mounted sensors that can track what you eat | EurekAlert! Science News
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/tu-sdt031618.php

タフツ大学工学部の研究グループが、簡単に歯に取り付けることが可能で、グルコース・塩分・アルコール摂取等に関する情報を、モバイル機器に無線通信で送信可能な極小センサーを開発しました。この研究結果は材料工学の専門誌であるADVANCED MATERIALS誌に掲載される予定です。

従来の食物摂取を監視するためのウェアラブルデバイスは、口を覆うほど大型で配線もつないである必要がありました。しかし、タフツ大学の研究グループが開発した超極小センサーは、わずか2ミリメートル四方の面積で、歯の表面に存在するでこぼこにも対応して貼ることが可能とのこと。

センサーは3つの層が重なっており、四角形の金で形成された2枚の外層に挟まれた真ん中の「生体反応」レイヤーが、栄養素や化学物質を感知する仕組みになっています。センサーはアンテナの役割を果たしており、モバイル機器から発信される周波数の一部を吸収し、吸収されなかった波長をそのままモバイル機器に返します。


ところが、生体反応レイヤーが塩やエタノールに反応するとセンサーの電気的特性が変化し、センサーが吸収する周波数の範囲が変化するとのこと。それによってモバイル機器に返ってくる波長が変化し、「今、センサーは塩を感知している」「アルコールを感知している」といった分析が可能になるのです。

研究グループのフランク・ドーブル教授は「理論的にはセンサーを塩やアルコールだけでなく、もっと他の化学物質の検出に利用することも可能です」と述べており、超極小センサーをさらに高性能なものに改良することで、より広範囲の栄養素や化学物質の摂取、口内から体内の生理学的状態をモニターすることが可能になるとしています。

by Hamza Butt

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