Androidの方がiOSより忠誠心が高いという調査結果
by Aidan
Apple製品のユーザーは忠誠心が高く、「信者」と呼ばれることもありますが、新たな調査で、Androidユーザーの忠誠心はiOSユーザーよりも高いことが判明しました。
Microsoft Word - CIRP news release 2018-03-08 OS loyalty.docx
(PDFファイル)http://files.constantcontact.com/150f9af2201/4bca9a19-a8b0-46bd-95bd-85740ff3fb5d.pdf
Survey calls Android buyers "more loyal," but more users are still switching to iOS
http://appleinsider.com/articles/18/03/08/survey-calls-android-buyers-more-loyal-but-more-users-are-still-switching-to-ios
Android tops iOS in loyalty survey, the fight forward will be over switchers | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2018/03/08/ios-loyalty-lower-than-android/
生産工学分野の研究を行うCIRPは、「2017年1月から12月の間、新しいスマートフォンが登場した時に、iOSとAndroidのユーザーが使用中のOSにどれくらいとどまったか」を調査しました。その結果、iOSユーザーがiOSにとどまる割合が86%だったのに対し、Androidユーザーはそれよりも高い91%でした。このとき、1年を通した変動を見ると、iOSの変動幅は85~88%で、Androidの変動幅は89~91%だったとのこと。
2014年から2017年までの変動は以下のような感じ。2016年以降、いずれのOSもユーザー維持率が非常に高くなっています。
CIRPの共同創業者であるMike Levin氏はGoogleかAppleどちらかの端末を選んだユーザーはOSについて学び、アプリに投資し、データをためていくことから、OSを乗り換えずに維持し続けるものと見ています。かつてなく忠誠心が高まった両ユーザーに対し、どのように乗換を促していくかが、今後のAppleとGoogleの命題になってきそうです。
またCIRPは、Androidの成功を導いたものの1つは、「さまざまなハードウェアをOSの移行なしで選ぶことができること」だと見てます。一方で、世界的に見ればAndroidユーザーの方がiOSユーザーよりも多いため、ユーザー維持率が変わらなくとも、流入数自体はAndroidからiOSへの数字の方が大きくなるとも述べられています。なお、今回の調査のサンプル数は500だったとのことです。
ただし、今回の調査は、「過去3カ月間にスマートフォンをアップグレードしたか」を尋ねたもので、「何度アップグレードしたか」ということは調査されませんでした。Apple関連の情報サイトのappleinsiderは、Androidユーザーは端末が安かったり無料だったりという理由から頻繁に端末を乗り換えることがあるので、今回の調査結果はAndroidユーザーがOSに対して「より忠実」だと見せているだけだとしました。また、CIRPは数百人のユーザーをベースにした調査で、ホリデーシーズンにおいてiPhone 8がiPhone Xより多く売れたと2018年1月に発表しましたが、後の調査でiPhone Xの売れ行きの方がよかったと発表されました。このことからも、appleinsiderはCIRPの調査を「信頼できるソースではない」としています。
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