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Googleのビジネス向けチャットサービス「Hangouts Chat」が正式サービス提供を開始


Googleが一部のアーリーアダプター向けに提供していたビジネス向けチャットサービス「Hangouts Chat」が、アメリカ時間の2018年2月28日から一般エンタープライズ向けにも提供が開始されました。先行するビジネス向けチャット「Slack」と競合する位置付けのサービスで、Googleのビジネススイート「G Suite」の一部として提供されます。

Move projects forward from one place?Hangouts Chat now available
https://www.blog.google/products/g-suite/move-projects-forward-one-placehangouts-chat-now-available/

Hangouts Chatは、チーム間のコミュニケーションをチャットのメッセージ機能で行えるようにするもので、1対1のメッセージやグループメンバー全員が参加できるグループチャット機能をサポート。また、G Suiteに統合されたサービスとなっていることから、「ドライブ」や「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」などのファイルや写真、動画を簡単に共有可能になっているほか、「ハングアウトMeet」でビデオ会議を開くことも可能。また、それぞれのチャットの内容は非公開にする事もできるという高い秘匿性も確保されています。


Hangouts Chatでは、プロジェクトごとに専用のヴァーチャルルームを設定し、関連する会話を紐付けすることで、プロジェクトの進捗や必要なタスクをワンストップで把握できるようになっています。チャットルームにはAIを活用した検索機能などが用意されており、効率の良いチームコラボレーションが可能。記事作成時点では、チャットルームは最大で28の言語・8000人のメンバーをサポートし、WindowsやmacOS、Android、iOSなどあらゆるプラットフォームから同じようにアクセスすることができます。


これらのサービスは全てGoogleのクラウド上で実現されているため、セキュリティ性が高いというのも特徴の一つであるとのこと。エンタープライズ向けサービスに求められるレベルのセキュリティが確保され、Vaultを使って メールやファイル、チャットのアーカイブと電子情報開示を行える環境も整えられています。

また、Hangouts Chatでは25個の「ボット」を用意することで、財務や人事、CRM(顧客関係管理)、プロジェクト管理などの分野におけるワークフローの高速化を実現することが可能。それぞれのボットはG Suiteのアプリケーションに関連づけられており、共有するファイルの更新情報を通知する「@Google Drive」や、カレンダーと連携して会議のスケジュールを管理する「@Meet」などのボットを利用することが可能なほか、自社の状況に適したボットを独自に開発することも可能となっているとのこと。


さらに、TrelloSalesforceKayakなどのビジネスに役立つソリューションサービスのボットも提供されることとなっており、G Suite内外の機能を統合して業務の効率化を図れるようになっています。

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in ウェブアプリ, Posted by darkhorse_log

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