Google ChromeがFlash利用率を激減させることに成功

by iphonedigital

一時はインターネット上にあるムービーやゲームなどのリッチコンテンツはどれもAdobe Flashで作られていました。しかし、Google ChromeFirefox、さらには開発元のAdobeまでもが「Flashを使うのをやめよう」とFlash排除の動きを進めており、その結果、2018年の最新の調査データによるとFlashの利用率は2014年の80%から8%以下にまで低下させることに成功しているそうです。

Google Chrome: Flash Usage Declines from 80% in 2014 to Under 8% Today
https://www.bleepingcomputer.com/news/security/google-chrome-flash-usage-declines-from-80-percent-in-2014-to-under-8-percent-today/

2018年2月に開催されたNetwork and Distributed System Security Symposiumの中で、GoogleのエンジニアリングディレクターであるParisa Tabriz氏が基調講演を行い、その中でGoogle Chrome上でのFlash利用率をデータで示しました。このデータによると、1日にFlashコンテンツを含むページを1ページ以上読み込むChromeユーザーは、2014年中頃は約80%も存在していたのに、2018年初頭には8%以下しかいないことが明らかになっています。

以下の写真は基調講演の際に表示されたChromeにおけるFlash利用率の推移を示したグラフ


Tabriz氏はChromeのセキュリティを担当している人物で、基調講演の中ではChromeにおけるセキュリティやウェブプラットフォームの進化について話をし、その中でFlashについても言及したそうです。

Chrome、Firefox、Edgeといった主要なブラウザは既に2017年以前から、デフォルトで「Flashを実行するかどうか確認する」ようになっています。それでも多くの専門家たちはこれほどまでにFlashの利用率が低下したのかと驚いていたそうです。この大きな利用率低下は、多くのインターネット広告映像ストリーミングサービスがFlashを廃止してHTML5ベースに移行したことと深く関係していることは明らかである、とBleepingComputerは記しています。

それでもFlashがインストールされているコンピューターの数は依然として多いと考えられています。Tabriz氏が公開した「8%以下」という数字はあくまでも「ウェブコンテンツを再生するためにFlashを使用している人」であり、プラグインをインストールしたままにしているユーザーは依然として多いとBleepingComputerは推測しているわけです。

Chromeの場合、Flashがブラウザから完全に廃止されるのは2020年12月にリリースされる予定の「Chrome 87」です。GoogleはChrome 87がリリースされる前に段階的にFlashを排除していくための動きを設けており、2019年7月にリリース予定の「Chrome 76」以降ではFlashがデフォルトで無効になるので、Flashコンテンツを利用したい場合は設定から手動でFlashを有効にする必要があります。

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in ソフトウェア, Posted by logu_ii