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Adobeが「Flashを使うのをやめよう」ということで名前をFlash Professionalから「Adobe Animate CC」に


Adobe Flashはウェブサイト上で音楽再生やアニメーション機能、ビデオ再生などを可能にするということで重宝されてきましたが、PCを乗っ取られるほど凶悪な脆弱性の存在が判明していました。また、HTML5のようなオープン標準の技術がFlashに取って代わりつつあることを受けて、AdobeはFlashコンテンツ制作ツールのFlash Professional CCを「Animate CC」と名称変更することを発表しました。

Flash, HTML5 and Open Web Standards
http://blogs.adobe.com/conversations/2015/11/flash-html5-and-open-web-standards.html

Welcome Adobe Animate CC, a new era for Flash Professional | Adobe Flash Professional Team Blog
http://blogs.adobe.com/flashpro/welcome-adobe-animate-cc-a-new-era-for-flash-professional/

HTML5の登場を受けて、AdobeはFlashコンテンツ制作ツールの「Flash Professional CC」にHTML5 CanvasやWebGL対応などの改良を加えてきました。しかし、Flash Professionalユーザーの3分の1以上がHTML5を使ったコンテンツ制作を行っているという事実が判明。そこから、AdobeはFlash Professionalをウェブ用のアニメーション制作ツールとして再開発することに決め、名称を「Adobe Animate CC」に変更して2016年初頭に新しくリリースすると発表しました。SWF、AIR、SVG形式などのフォーマットも引き続きサポート予定とのことです。

Adobe Animate CCの新機能としては、
・ベクターのペイントブラシ:線を描いた後に編集、ブラシのカスタム設定、Adobe Capture CCで作ったブラシの設定インポート
・キャンバスを360度回転
・ペンやブラシ機能の改良
・BGMの追加がより簡単に
・カラーパレットがキャンバスの状態に応じて自動で変化
・オニオンスキン機能の改良
・Adobe Stock:写真やイラスト、ベクターのグラフィックなど何百万個ものコンテンツを利用可能
・Creative Cloud Libraries:新しい色、ベクターグラフィック、ブラシなどを利用可能
・HTML5 Canvas、WebGL、Flash(SWF)、AIR、SVGなどさまざまな形式に出力可能
・4K動画対応
・解像度のカスタム設定
・.OAMサポート
などが予定されています。

開発中のAdobe Animate CCは以下のような感じ。


また、Animate CCに加えて、デスクトップ用のHTML5形式の動画再生ツールを提供予定とのこと。

Adobeは「HTML5をはじめとするオープン標準の技術が将来的にあらゆるデバイスのウェブプラットフォームになると推測しているが、ゲーム制作や高画質のムービーなど、いまだにツールが十分成熟していないカテゴリーでFlashの利用が続くだろう」とコメントしています。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log