ソフトウェア

「Google Chrome 54」安定版リリース、FlashからHTML5への移行が促進


ウェブブラウザ「Google Chrome」の最新安定版「54.0.2840.59」がWindows・Mac・Linux向けにリリースされました。主に開発者向けの新機能が追加されているほか、YouTubeのFlash Player形式の埋め込みタグをHTML5形式に書き換えるなどの変更が加えられています。

Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop
https://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/10/stable-channel-update-for-desktop.html


YouTubeの埋め込みタグはFlash Player形式(<object>)とHTML5 Player形式(<iframe>)のものがありますが、YouTubeは2015年からHTML5 Playerをデフォルトとしており、HTML5形式の埋め込みタグの使用を推奨しています。ウェブ上にはこれまでに使われたFlash Player形式の埋め込みタグが残っているのですが、ChromeはFlash排除の動きを前進させており、今回のアップデートではFlash Player形式の埋め込みタグをHTML5 Player形式に書き換えるという機能が追加されました。これによりパフォーマンスとセキュリティの両方を向上できるとのこと。

また、Custom Elements v1がサポートされ、開発者はChromeでカスタムHTMLタグを使用できるようになったほか、BroadcastChannel APIが追加され、複数のウィンドウ・タブ・iframe間の通信が行えるようになっています。

なお、今回のアップデートでは21件のバグが対処されており、その内13件は外部開発者が発見したもので、バグの発見者は最高で7500ドル(約78万円)の報奨金を受け取っています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Flash排除の動きを強化した「Google Chrome 53」安定版リリース - GIGAZINE

Flash停止がついにChromeでデフォルトの初期設定になり再生ブロックされることが決定 - GIGAZINE

Googleがフラッシュ広告をHTML5に自動変換する機能を実装 - GIGAZINE

YouTubeが60fpsライブストリーミング配信をHTML5対応ブラウザで可能に - GIGAZINE

YouTubeがFlashではなくHTML5でのムービー再生を初期設定にすることを発表 - GIGAZINE

in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.