レンジローバースポーツPHEVが斜度45度・999段の大階段と99個のコーナーが続く秘境の峠道を走破するムービー
中国にそびえる標高1519メートルの険しい山「天門山」では、その山肌をなめるように曲がりくねった99個のヘアピンカーブが連なり、その先にある山腹には天空につながる斜度45度・999段の階段が連なる坂道が待ち構えています。そんな山道と階段を走破する挑戦「Dragon Challenge」(ドラゴン・チャレンジ)で、新型レンジローバースポーツのハイブリッドモデル「P400e」が走行するムービー「Range Rover Sport – Dragon Challenge」が、ランドローバーの公式YouTubeチャンネルで公開されています。
Range Rover Sport Dragon Challenge | One Life | Land Rover UK
https://www.landrover.co.uk/explore-land-rover/one-life/adventure/dragon-challenge.html
Range Rover Sport – Dragon Challenge - YouTube
ここは、中国の天門山。この山を通る道路は、まるで空を飛ぶ竜のようにうねる99個のカーブを持ちます。
曲がりくねった全長11.3kmの山道を進むと、岩肌にぽっかりと空いた大穴、通称「天国の門」があります。この天国の門まで続く坂道の階段の角度は45度もあり、階段の段数は999段にもなります。この過酷なコースを舞台に、レンジローバースポーツのPHEV、P400eによる「ドラゴン・チャレンジ」が行われます。
試しに階段の頂上から石を落としてみると、すぐに石の姿は見えなくなり、石の落下する乾いた音もすぐに聞こえなくなるほど。
天門山のヘアピンカーブを通るバスを13年間運転手している男性は、この山のカーブについて次のようにコメントしています。
「私は、バスのスピードが時速40kmを超えないように注意して運転しています」
バスがヘアピンカーブを曲がると、バスの乗客からは歓声混じりの悲鳴が一斉にあがります。
ドラゴン・チャレンジには、赤いボディのプラグインハイブリッド車、レンジローバースポーツのP400eが使用されます。車体から充電用のプラグが抜かれ……
ドラゴン・チャレンジの準備が完了。
チャレンジがスタートし、勢いよくレンジローバースポーツが発進します。
ドライバーは、中国系オランダ人のホーピン・タン氏。タン氏は、ジャッキー・チェン氏が共同オーナーを務め、2017年にルマン24時間で総合2位に輝いたレーシングチーム、「ジャッキーチェンDCレーシング」で活躍した実績があるほか、電動レーシングカーのシリーズ、フォーミュラEでは「パナソニック・ジャガー・レーシング」のドライバーとして契約しているプロレーシングドライバーです。
天門山の名物、99個の急カーブに向かいます。
エンジンの回転数を落とさず、猛スピードで駆け上がるレンジローバースポーツ。
黒い岩肌に白く引かれている急カーブを縫うように走って行きます。
ヘアピンカーブの全体像はこんな感じ。少しのミスでも車が飛び出してしまいそうな道が続いていることが一発でわかりますが、タイヤグリップとタン氏のドライビングテクニックで急カーブを曲がって行きます。
俯瞰視点のカメラに切り替わり、複雑に入り組んだカーブが、木々の緑の中かから白く浮かび上がります。
バスの運転手の男性に、ドラゴン・チャレンジは99個のカーブの後に999段の階段も車で進むことを告げると「それは普通じゃないね」という感想が返ってきました。
この階段が、天国の門まで続く999段。この階段を登った車は今までいないとのこと。
階段の角度は45度にもなります。
一般道でカメラを45度傾け、斜度45度を再現するとどのくらいの角度かを実感できます。
ドラゴン・チャレンジの事前にイギリスで行われた、45度の階段を再現した走行テストの結果は完璧とは行かず、失敗したケースもあります。
ランドローバーの特別プロジェクト・エキスパートのフィル・ジョーンズ氏は、「ドラゴン・チャレンジに関しては、自信を持って成功すると言うことができません。私がかつて携わった中で最も激しい挑戦です」とコメントしています。
タン氏とレンジローバースポーツが、チャレンジ用に交換したオフロードタイヤで階段に挑みます。
階段の踊り場に到着。ギャラリーから驚きの声が挙がります。
折り返しの階段はバックで登って走破。
チャレンジを見守る観客は、一斉にカメラのシャッターを切っています。
999段の階段をプラグインハイブリッドのSUVで走り抜けるチャレンジがスタート。
長くて険しい階段が続きます。
運転席からの画面はすごい迫力。
このチャレンジで天門山の階段が選ばれた理由は、レンジローバースポーツが備える電気モーターとガソリンエンジンのコンビネーションを実証するためとのこと。電気モーターが瞬間的なトルクで車体を動かし、その力をガソリンエンジンが維持して、4個のタイヤがガッチリと階段を捉え、車体が階段を登っていきます。
車内が映し出され、車体と一緒に傾いているタン氏は運転が大変そう。
階段の頂上付近には霧がたちこめ、赤い車体が白い霧に包まれます。
車体が階段の頂上に近づくと共に霧が濃くなり、完全に俯瞰カメラから見えなくなってしまいました。
カメラの視点が、階段の天国の門の目の前にあるゴール地点に視点切り替わると……
霧の中から赤い車体が姿を現し、999段の階段を登り切ってゴールに到着。
コースを完走し、タン氏が拳を何度も振り喜びを表現します。この99個のカーブと999段の階段を通して走行するという世界初チャレンジの走行時間は22分41秒となりました。
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