トム・クルーズは「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」のヘリチェイスシーンで自らヘリを操縦した
映画の中で俳優がケガをする恐れがあるようなシーンや、楽器の演奏など特別な技能が必要なシーンなど、俳優本人が演じないシーンというのは少なからず存在します。「ヘリの操縦」もその1つで普通は専門の人に任せるもので、俳優がヘリを操縦しているかのようにみえても、実際にはグリーンバックのスタジオに操縦席のセットを組んだりするものですが、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」でトム・クルーズは本当にヘリの操縦をしたことが明かされています。
Mission: Impossible - Fallout (2018) - Helicopter Stunt Behind The Scenes - Paramount Pictures - YouTube
トム・クルーズは俳優の中でも自ら体を張ることをいとわないタイプで、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」でも飛行機にぶら下がるシーンをスタントなしで演じました。
トム・クルーズが飛行機にガチでぶら下がった裏話を披露した「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」記者会見 - GIGAZINE
本作でも、屋根から屋根に飛び移るシーンをスタントなしで演じた結果、足首を骨折したことが報じられています。「THE STUNTS ARE REAL(スタントは本当です)」とタイトルに、ウソはありません。
「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」のクリストファー・マッカリー監督。
「こういった状況下でのヘリの操縦には高い技量が求められます」と語るのは飛行シーンの指導を担当するマーク・ウルフ氏。
ヘリコプターに本当に乗り込んでいるトム・クルーズ。
飛行シーンの助手を務めるランディ・ヘプナー氏によれば、トムは求められたスキルをわずか3か月の間に習得したそうです。
エアバス社のチーフインストラクター、ティム・マクアダムス氏は実際にトムの指導を担当して「あれほどの生徒はなかなかお目にかかれない」とその集中力を絶賛。
撮影用のヘリには操縦席のトムの姿を逃さないように、たくさんのカメラが取り付けられています。
その日の気候を考慮に入れて機体をどう動かすか、綿密な打ち合わせを重ねた上で……
ヘリでのチェイスシーンの撮影に挑むトム・クルーズ。先ほど見たように、本当にヘリにカメラを取り付けて、操縦席のトムと、後ろから追ってくるヘリを撮っています。
画面中央を飛ぶ黒いヘリ2機がチェイス中の機体。その後ろの白い機体は撮影班のもの。この様子を撮影しているものも含めて、撮影には13機のヘリコプターが用いられました。
「上昇からの急下降をやろう」
イーサン・ハントという役を越えて、俳優トム・クルーズとしての緊張した面持ちを感じる一瞬。
もしわずかでもミスがあれば、誰かの命が失われてしまうという危険な撮影ですが、見事にやり遂げています。
映画「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」は2018年8月3日(金)公開。トム・クルーズの体当たり演技は要チェックです。
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