巨大なキングコブラとアミメニシキヘビが死闘の果てに相討ちになる衝撃の光景
巨大なキングコブラとアミメニシキヘビが絡まりあいながら絶命しているという衝撃的な光景が、画像投稿サイトImgurに投稿されました。
The King (Cobra) Is Dead (and So Is the Python)
https://www.livescience.com/61634-cobra-vs-python-photo.html
巨大な2匹のヘビの相討ちは、以下の投稿で確認できます。
The King has met its match...
写真が撮影された場所は不明ですが、キングコブラの生息域とアミメニシキヘビの生息域の重なり合いや、写真に写り込むペットボトルなどのゴミの散乱する砂地などの手がかりから、東南アジアのどこかであることは間違いないそうです。
キングコブラは最も大きな個体は5メートルを超える体長を持つ「世界最大の毒ヘビ」として知られ、獲物に噛みついて毒を送り込み仕留めてから飲み込むという戦法を採り、主に他のヘビを捕食します。これに対してアミメニシキヘビは最大9メートルを超えて成長した個体が確認されている「世界最大のヘビ」で、は虫類や小型のほ乳類を絞め殺してから獲物を丸呑みします。
写真の2匹のヘビはいずれも大型の個体で、首を締め上げられているのがキングコブラ、首に噛みつかれているのがアミメニシキヘビ。アミメニシキヘビは特徴的なアミメ模様をしており、対するキングコブラは細かな鱗を持ちます。アメリカ自然史博物館のフランク・バブリンク氏によると、アミメニシキヘビに匹敵する大型のキングコブラは、写真左上に見える体の表面に白い斑点のラインが消えかかっていることから、大人の個体だとのこと。
死闘がどのようなものだったのかについて、ネブラスカ大学リンカーン校のシャブ・モハマディ氏は、1枚の写真から断言することは難しいと断りつつも、「他のヘビを捕食するキングコブラがアミメニシキヘビに襲いかかったことで戦いが始まった」と推察しています。つまり、キングコブラが仕掛けて戦いが始まり、アミメニシキヘビが応戦したというわけです。キングコブラはアミメニシキヘビの首に噛みつくことに成功しましたが、毒を送り込み獲物を麻痺させる前にアミメニシキヘビに巻き付かれ、窒息死した模様。なお、毒牙の餌食になったアミメニシキヘビは敵を圧殺することには成功しましたが、命を落としたようです。
・関連記事
水族館でサメがより大きなサメにくわえられた状態から生還するムービー - GIGAZINE
オットセイがサメを捕食する決定的瞬間が撮影され海洋生物学者が困惑 - GIGAZINE
ヘビの毒を25年にわたって注射してきたパンクロッカーの体から35種以上の毒への抗体が取り出される - GIGAZINE
野生のサメにGoProをつけてサメと一緒に泳ぐ感覚に没入できる4Kムービー「GoPro: Hammerhead Fin Cam in 4K」 - GIGAZINE
体長16メートル以上、体重300kgある大蛇が発見される - GIGAZINE
ペットのマルチーズを丸のみしてしまったニシキヘビ - GIGAZINE
2つの頭を持ったヘビがドイツで誕生、順調に成長し1歳になる - GIGAZINE