原作を知らないファンを魅了したテレビアニメ「DYNAMIC CHORD」最終回直前まとめ
音楽事務所兼レコード制作会社「DYNAMIC CHORD(ダイナミック コード) 」に所属する4つのバンドのメンバー合計16名が、様々な出会いや別れを経てそれぞれの目指すステージに向けて奏でる軌跡を描く「ドキュメンタリームービー」として作られたテレビアニメ「DYNAMIC CHORD」がいよいよ最終回を迎えます。
乙女ゲームを原作とした作品でしたが、影山楙倫監督を中心としたスタッフが巧みに原作要素を盛り込みつつもアニメ独自の展開にしたことで、原作を知らないファンを魅了する作品となりました。そこで、改めて設定とここまでのおさらいをまとめてみました。
DYNAMIC CHORD (ダイナミックコード) 公式ホームページ|TBSテレビ
http://www.tbs.co.jp/anime/DC/
TVアニメ「DYNAMIC CHORD」《PV第2弾》 Anime DYNAMIC CHORD Trailer 2 - YouTube
◆[rêve parfait](レーヴパッフェ)
ヴォーカル担当のKing(香椎玲音/声:江口拓也)。ドラムを担当している亜貴の弟で、わがままで気分屋。KYOHSOのYORITOに憧れており、作中ではKYOHSOの練習にヴォーカルの代役として参加する場面も。演じる江口さんからのメッセージは「アニメオリジナル展開なのが魅力だと思います。ゲームから年数が経ってますが、変わらない玲音たちです。アニメのために新曲も歌ったので、是非たくさん聞いてほしいです!」
ベース担当のBishop(百瀬つむぎ/声:木村良平)。メンバー最年少で、作中ではよくいちごジュースを飲んでいます。また、マネージャー・八雲の飼っているニャン吉を抱える姿もよく出てきます。演じる木村さんからのメッセージは「ラジオで宣伝していても、なかなか実感わきませんでしたが、ついに放送です!アニメの世界で彼らが生きますよ!早く観たいなあ。」
ギター担当のRook(月野原久遠/声:鳥海浩輔)はバンドのリーダーで「オカン的存在」。演じる鳥海さんからのメッセージは「原作ゲームとはまた違った、さわやかな青春ストーリーっぽい雰囲気になっていると思います。久遠は原作通り、お父さん、お兄さんっぽいカンジかな……皆さんに楽しんでいただける作りになっていると思いますので、是非是非よろしくお願い致します。」
ドラム担当のKnight(香椎亜貴/声:広瀬裕也)。非常に印象的な歌詞は彼の手によるもの。演じる広瀬さんからのメッセージは「このTVアニメでは、また新しい角度で描かれていて、音楽のシーンも満載でとても熱くなる内容となっております。ぜひお楽しみください!そして、僕が演じる香椎亜貴はレヴァフェの中では最年長でお兄さん的な立場です。彼が抱えているものや天然さんな可愛い一面を注目してみていただけると嬉しいです。」
◆KYOHSO(キョーソー)
ヴォーカル・YORITO(城坂依都/声:森久保祥太郎)。第1話~第3話は世界ツアーを控えたYORITOの身に起きた出来事を追うお話です。森久保さんからのメッセージは「これまでとは違った印象のKYOHSOだったり、YORITOを感じていただけるドラマ展開になっていると思います。お見逃しなく!!」
ギター・TOKIHARU(英時明/声:立花慎之介)。依都とは長い付き合いの、天才肌のギタリスト。立花さんからのメッセージは「キャラ達が自分たちのチームを超えて会話したりしているのを見ると、ああ~ゲームとはまた違う良さがアニメにはあるなぁ~と感じました。お楽しみに!!」
ベース・YUU(黒谷優/声:石川界人)。クールでなれ合いが好きではないのでライブMCでもほとんど喋らないものの、身軽で激しいパフォーマンスを見せます。石川さんからのメッセージは「僕が演じさせていただいている優はクールでぶっきらぼうなベーシストです。この作品は登場キャラクターの各々の個性が非常に強いので見て頂けたら好みのキャラクターが必ず見つかります。またバンドマン達が音楽にかける想いというのもバシバシ伝わってくるかと思いますのでぜひご覧頂けたらと思います!」
ドラム・SHINOMUNE(諏宮篠宗/声:八代拓)。KYOHSOのデビュー当初はローディーとして参加、3年目からドラムを担当している、情に厚い男。八代さんからのメッセージは「個性的過ぎるくらいのキャラクター達の中で、篠宗というキャラクターの温かさに是非注目して観ていただけたら嬉しいです!DYNAMIC CHORDをよろしくお願いします!」
◆Liar-S(ライアーズ)
ヴォーカル・檜山朔良(声:寺島拓篤)。口数は少ないものの、バンドやメンバーのことは大事に思っているとのこと。寺島さんからのメッセージは「一筋縄ではいかないバンドマンたちの物語です。朔良は口数も少ないし、一見ドライなんですが、Liar-Sの音楽に対する情熱と拘りが凄いです。彼らの音を感じてください!」
ギター・珠洲乃千哉(声:岡本信彦)。Liar-Sの全楽曲の作詞作曲を担当しています。岡本さんからのメッセージは「千哉のイメージがあまり笑わないクールな印象だったんですが、アニメでは元気で快活な雰囲気でした。楽しく見てもらえたら嬉しいです。」
ドラム・結崎芹(声:柿原徹也)。要領の良い性格は実は御曹司というバックグラウンドにあるのかもしれない、バンドのリーダー。柿原さんからのメッセージは「DYNAMIC CHORDの世界観が個人的に好きで、初めて演じた時もあっという間にキャラクターに入り込めたことを思い出します。ゲームをプレイしたことのある方はご存知だとは思いますが、芹くんは色々な面を持っているので面白いですよ!楽しみにしていてください!」
ベース・榛名宗太郎(声:斉藤壮馬)。女子力が高く、女性に間違われることもあるとか。なお、名前で呼ぶと怒るので「ハルちゃん」と呼ばれています。斉藤さんからのメッセージは「はるちゃんは美しさと懐の深さを兼ね備えた、Liar-Sの女子力担当メンバーです!なにかとバランサーというか、周りのことがよく見えている、頼りになる素敵な人ですね。一緒に買い物をしたらものすごく楽しそうだと思います!」
◆apple-polisher(アップルポリッシャー)
ヴォーカル・NaL(天城成海/声:蒼井翔太)。[rêve parfait]の玲音とは幼なじみで、同じ大学に通っています。蒼井さんからのメッセージは「4組のバンドメンバーの絆をみることができる作品となっています!そして自分が演じている成海のかわいくて元気なところや、優しくて仲間想いのところを愛していただけたらと思います。玲音との関係も出てきますので楽しみにしていてください!」
ドラム・Toi(音石夕星/声:櫻井孝宏)。ドラマーとしての腕は非常に高いのですがとにかく変わり者で空気が読めず、思ったことを口にしてしまうタイプ。また、アメリカ暮らしが長かったため、英語で会話する場面も。櫻井さんからのメッセージは「音石夕星役の櫻井孝宏です。凄腕のドラマーなのですが、奔放な気性で問題ばっかり起こすトラブルメーカーです。とんでもないヤツですが、どうぞよろしくお願いします。」
ギター・UK(青井有紀/声:中島ヨシキ)。apple-polisherは有紀が成海の歌声に惚れ込み作ったバンドです。中島さんからのメッセージは「青井有紀を一言で言うと『筋金入りの音楽バカ』でしょうか。そして『apple-polisherの一番のファン』です。一筋縄ではいかないアッポリのメンバーですが、アニメでも引き続き彼らの音楽を愛して頂けると嬉しいです。」
ベース・Kuro(黒沢忍/声:梅原裕一郎)はバンドのリーダーでもあります。有紀とは幼なじみ。梅原さんからのメッセージは「ライブシーンに注目していただきたいです。動いている忍に声をあてるのは、感慨深かったです。頼りになる大人な忍の姿を見ていただきたいです。」
◆act.1「Spring rain」
メジャーデビューを果たした[rêve parfait]だったが、最近の仕事はCM撮影などばかり。バンドの方向性に疑問を感じ始める玲音に、憧れのKYOHSOから“体調不良”の依都の代わりに練習に参加してほしいと依頼される。練習で刺激をもらう玲音だが、中々復帰しない依都を心配し始め…。
第1話から第3話は「KYOHSO編」とでもいうべき内容で、「依都の身に何が起きたのか」を玲音たちが調べるという、まるでサスペンスのような話が展開されます。バンドものであることが大前提だからか、第1話ではわずか20分ちょっとの中に、4つのバンドのMVが織り込まれています。
◆act.2「Unreachable wish」
KYOHSO解散の記事を見た[rêve parfait]メンバー。真相が気になる玲音は練習を飛び出し、依都を見つけ出そうとする。DYNAMIC CHORDメンバーを追うカメラマンの辰哉に心当たりを聞くと、彼は何かを思い出し急いでその場から去っていく。あとを追いかける玲音たちだが辿り着いたその先には――。
あらすじに登場するカメラマン・道明寺辰哉はテレビアニメのオリジナルキャラクター。DYNAMIC CHORDの外部の人間なので、玲音たちと初めて会ったときに自己紹介をしており、視聴者が公式サイトなどを見なくても姓名を認識できた数少ないキャラクターです。
◆act.3「Requiem」
辰哉を追いかけ、辿り着いた場所は誰も知らないお墓の前だった。依都の居場所がますます分からなくなる玲音たちの一方で、辰哉と伊澄は過去にあった依都のゴシップについて話していた。その会話の中で辰哉は「ある場所」を思いつく。再び辰哉を追いかける玲音。果たして依都を見つけ出すことはできるのか…。
◆act.4「Summer holiday」
部屋に引きこもっている玲音をみかねて、八雲は新曲づくりのため「合宿」を提案する。都会の喧騒から離れたコテージで合宿を始めるが、玲音は物思いにふけったまま。「ここまでひどいスランプは初めてだ」と心配する八雲。久遠と亜貴はどうにか玲音を元気づけようとする。そんな玲音のもとに訪ねてきた人とは…。
依都の「失踪」が解決したと思ったら、今度は玲音がダウン。[rêve parfait]中心のエピソードです。
◆act.5「Spirits」
合宿中にLiar-Sがいなくなったという知らせを聞いた玲音たち。しかし偶然にもLiar-Sは合宿所近くのとあるリゾートマンションに集まっていた。今後のLiar-Sを考えつつ近くの村まで歩いていく朔良。すると村は祭りの準備中で…。
第5話・第6話は「Liar-S編」。これまでLiar-Sの全楽曲は千哉が作詞・作曲を担当していたのですが、他の人間が作った曲をやることを提案されて、朔良はLiar-Sの今後について悩むことに。なお、次回予告で、とてもテンポ良く「そして村祭り」と、とてもバンドアニメとは思えない単語が登場したことから、以後、ニコニコ動画では次回予告になると毎回のように「村祭り」の文字が躍ることに。
◆act.6「Best memories」
とうとう居場所がばれてしまったLiar-S。レコーディングまでには戻ると約束するが、千哉以外が作った曲を歌うことに納得しきれていない朔良。そんな中、訪れていた近くの村がなくなるということを知り、最後ならばとライブの協力を申し出るが、村祭り当日はちょうどレコーディングの日でもあった。
◆act.7「Autumn breeze」
[rêve parfait]とapple-polisherのツーマンライブが決定し、チケットも順調に売れている中、ロードバイクでサイクリング中に腕を怪我してしまった成海。雑誌の撮影中にその知らせを聞いた亜貴は、スタジオを飛び出し病院へ向かう。あとを追った玲音が目にしたのは、病室で思いつめた表情を浮かべて成海に対峙する亜貴の姿だった。
第7話~第9話は「apple-polisher編」。依都が「行方不明」、朔良が「マネージャーに行き先を告げず旅へ」だったのに対して、成海にふりかかったのは自転車事故。
◆act.8「Shock」
京都に向かった[rêve parfait]だが、旅館に到着するとそこにはapple-polisherが。実は亜貴と成海の仲を懸念して計画したものであった。他のメンバーは旅館の食事や温泉を楽しむ中、2人はいまだに仲直りができずにいた。夜になり、旅館を歩いている成海の耳に入ってきたのは静かに響くピアノの音だった。
◆act.9「Roots」
KYOHSOのライブを見て、刺激を受けた各バンドメンバーたち。忍はapple-polisherを連れて、ワイナリーへ向かう。最初は忍の意図が分からず、不満気味に手伝いをしていたメンバーだったが、次第にワインづくりを通して自分たちの音楽の原点とは何か考えさせられ始める。
◆act.10「Cold winter」
[rêve parfait]以外のバンドが順調に活動をする中、クリスマスライブへ向けて思うように新曲ができず、焦燥感を覚える玲音たち。何度演奏しても納得がいかず、八雲にあたってしまうこともしばしば。八雲はそんな彼らをなんとか元気づけようと奮闘するが…。
これまで各バンドがそれぞれに問題にぶつかって乗り越える姿が描かれてきましたが、いよいよラストは「[rêve parfait]編」。ここまでのエピソードに登場した[rêve parfait]は、各地で遊んでいる姿ばかりで、練習を重ねたり、クリスマスライブに向けて新曲を作ったりしているようには見えませんでしたが、本人たちとしても焦りはあったようです。しかし、その焦りからの八つ当たりはマネージャーの八雲へ向かうことに。夏のエピソードでも、[rêve parfait]メンバーがLiar-Sとともに食事をしてきた結果、一人でラーメンをすすることになった八雲の不憫さは、ここでピークを迎えます。
◆act.11「Snowing」
突然どこかへ旅に出てしまった[rêve parfait]マネージャーの八雲。いなくなってしまった彼のことが気になり、練習にも集中できず新曲制作が進まない[rêve parfait]メンバーたち。なんとかして八雲の居場所を突き止めようとapple-polisherマネージャーの龍雄を問い詰め、聞き出した山奥にある禅寺に向かうのだった。
◆act.12「Christmas Day」
最終回は4つのバンドが揃ってのクリスマスライブ……のはずですが、[rêve parfait]は新曲制作がうまくいかないうちに八雲を探しに出かけたので、何も進んでいません。また、そもそも禅寺に到着はしたものの、そこからどうするのかという点も大きな問題。果たして、この危機をどのようにして乗り越えるつもりなのでしょうか……。
第12話の放送は、TBSで2017年12月21日26時8分からスタートです。
©ASGARD/DYNAMIC CHORD
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