ヴィンテージ家具を多用した独創的なデザイナーズホテル「Ace Hotel London」に泊まってみました
古いホテルを低予算で地元クリエイターらと改装し、2013年にヨーロッパ・デザイン・アワードを受賞したホテルにロンドンの「Ace Hotel」があります。ヴィンテージ家具と現代アートを融合したホテルに実際に泊まる機会があったので、どんな雰囲気なのかじっくり見てきました。
Ace Hotel London | Shoreditch Hotels | Hotel In East London
https://ja.acehotel.com/london
Ace Hotelはシカゴやニューヨークにも展開するチェーンで、ロンドンのホテルはアーティストやデザイナーたちが集まるショーディッチというエリアにあります。古着屋が多いブリック・レーンの近くでもあり、おしゃれな若者も多い地域。
入り口にはたくさんのライトと植物。
フロントはこんな感じ。
フロントの近くには誰でも自由に使えるカフェスペースがあり、夜にはノートPCを持ち込んで作業する人や音楽とお酒を楽しみに来た人で溢れます。宿泊者はもちろんのこと、地元の人も多く訪れるホテルとなっているようです。
イギリスでは地上階が「グラウンドフロア」、日本の2階が「1F」と数えられるので、宿泊した120号室は2階にあたります。カギはカードキータイプでした。
部屋はこんな感じ。木製の家具、布張りのソファー、メタルな棚などヴィンテージ家具が組み合わされ、一歩引いてしまうくらいにレトロでオシャレな雰囲気。
部屋の中の様子は以下のムービーからも見ることができます。
ロンドン中心地のデザイナーズホテル「Ace Hotel」はこんな感じ - YouTube
部屋の奥には大きめのソファー、手前にテーブルとイスが2脚置かれています。
机の上にはアート関連の本が3冊。
ベッドは以下のような感じ。
左右の枕元にはランプがあります。
ソファーとベッドの間にある棚はメタル製。
時計が置かれ……
ラックの中には有料の軽食。
コーヒーと紅茶は無料です。
ポットのほか、テーブルタップも用意されていました。
コンセントは数が多く、ソファーの回りに4つと……
ベッドの近くに2つあったので、カメラやPC充電のためのコンセントが足りない!という事態にはならなそう。もちろんWi-Fiも無料でつながるので、デバイスを使って作業したい、という人にはかなり便利な環境です。
壁にもラックが取り付けられ、ここにはルームサービスのメニューやイベント情報などがありました。
ラックがそのまま机として使えるようになっています。
メモとペンが置かれ……
壁には鉛筆削りが取り付けられていました。
封筒やメモパッドなど。
ベッドの前にはテレビ。
クローゼットの中にはセキュリティボックスと冷蔵庫がありましたが、冷蔵庫の中には有料の食べ物や飲み物がぎっしり入っているので、自分で買ったものを入れるには中のものを取り出す必要あり。これは人によってはマイナス点かも。
ドライヤーとアイロンがあり……
アイロン台も用意されています。
続いて、バスルームへ。
ユニットバスタイプで、トイレもバスルームの中に。
なにやらクリームなどがたくさん並んでいますが……
このメタルケースに入っているアイテムは全て有料でした。
バスタオルとハンドタオルが入った隣のケースにはコットン、爪やすり、麺棒、ボディーローションも入っており、こちらは無料でした。
洗面台。
ヨーロッパだとシャワーのみ、バスタブなし、というホテルも多いので、バスタブがついているのはうれしいところ。
壁にはシャンプー、コンディショナー、ボディーソープが備え付けられていました。
バスローブもあったので、パジャマを持って来ずとも就寝時や部屋でゆっくりしたいときに使えます。
今回の宿泊は朝食付きのプランだったので、朝食を取りに1階のレストランに向かったところ……
ブッフェ式ではなく、メニューが手渡され、「好きなものを頼んでいいよ」とのこと。クロワッサン(3ポンド/約460円)やグラノラ(7ポンド/約1070円)など軽いものからイングリッシュ・ブレックファスト(13.5ポンド/約2100円)、フレンチトースト(10ポンド/1500円)まで自由に頼めました。コーヒーやジュースも頼みたい放題。
以下はアボカドやポーチドエッグをコーンブレッドにのせたもの(12ポンド/1800円)。クリーミーなアボカドと半熟のポーチドエッグ2個分が温かいコーンブレッドにのっており、スパイシーなチリソース&ナッツと一緒にいただきます。朝からしっかりと食べられ、贅沢な気分にもひたれました。
価格はスケジュールによって上下しますが、公式サイトで調べたところ、例えば12月20日(水)~21日(木)の日程で大人2人で宿泊する場合のスタンダードダブルの価格は139ポンド(約2万1000円)ほど。朝食はオプションで約2500円となっていました。
なお、今回宿泊した部屋は1階だったので、地元の人に愛されるホテルということもあり、金曜と土曜の夜はグランドフロアの音楽や人の声、ホテル前の通りの人の声がやや耳につきました。気にならない人はまったく気にならない、という程度なのですが、静かな空間が欲しい人は上の階の部屋をリクエストするといいかも。ただし日曜日の夜はうって変わってとても静かだったので、平日や日曜日の宿泊の場合は問題なさそうです。
・関連記事
現代日本をイメージしたロンドンヒースロー空港のカプセルホテル「Yotel」に泊まってみた - GIGAZINE
これが本場ロンドンで味わうイギリスの伝統的な朝食「イングリッシュ・ブレックファスト」 - GIGAZINE
死ぬまでに一度は泊まってみたい世界のツリートップホテルいろいろ - GIGAZINE
1泊2食付き約6500円で宿泊可能な修道院に一晩の宿を求めて行ってみたよレポ - GIGAZINE
明治に建てられた呉服屋をホテルに作り変えた「三井ガーデンホテル京都新町 別邸」に泊まってみました - GIGAZINE
旅人同士で仲を深めたい人向け、2000円台で宿泊可能で屋上テラスなど共用スペースに力を入れた「PIECE HOSTEL KYOTO」はこんな感じ - GIGAZINE
・関連コンテンツ