ライバルを襲撃して膝を殴打したフィギュアスケーターのトーニャ・ハーディングの伝記映画「アイ、トーニャ」最新予告編公開
1994年、全米選手権前のフィギュアスケーターが暴漢に襲われ出場不能に追い込まれるという「ナンシー・ケリガン襲撃事件」が起こりました。この事件ではフィギュアスケーターであるトーニャ・ハーディングの元夫らが逮捕され、後にハーディングにも疑惑の目が向けられることになります。順風満帆のキャリアを歩んでいたはずのハーディングがなぜこのような事を起こしたのかに迫り、第42回トロント国際映画祭で観客賞次点1位を獲得した映画「アイ、トーニャ」最新予告編がYouTubeで公開されています。
I, TONYA [Trailer] Redband Trailer – In Theaters Winter 2017 - YouTube
フラッシュを浴び……
カメラを向けられ……
1990年代のフィギュアスケート界であらゆる意味で大きな注目を浴びたトーニャ・ハーディング。
「ヘイターたちは『トーニャ、真実を』と言ってきます」と語るのは、ハーディング役のマーゴット・ロビー。
「でもそういう意味での真実なんてものはないのです」
「人はみんな、自分だけの真実を持っているのだから」
トーニャ・ハーディングは女子選手として史上2人目のトリプルアクセルを成功させた人物。
「私はある時点で、世界で最も優れたフィギュア・スケーターでした」
しかし、ハーディングの成功の影には、子どものころからの並々ならぬ努力がありました。
「キリストのためにしっかり滑るんだよ」と大声を出すのはハーディングの母親。他の子どもの母親に「子どもの前でののしらないで」と言われるも「誰もあんたのことをののしっていないよ、クソ女」と吐き捨てます。
そんなハーディングが練習の最中に出会ったのが……
ジェフ・ギルーリーという男性。
ドライブにでかけ……
楽しむ2人。
恋仲になると……
「まだやってないの?」と母親。
かなり強烈な母親の存在があるものの、2人は結婚。
「私はアメリカ的な幸せな家庭なんてほしくない」と反発するハーディング
「あんたのスケートはみすぼらしいレズビアンの男役みたいよ。恥ずかしい」
「今までの人生、成功しないとずっと言われて続けてきたけど、私はやれる」とハーディングが反論すると……
何かを投げつける母親。
ハーディングの視線の先には……
血の付いたナイフ。
試合で点数がつけられると……
「どうやったら公平にジャッジしてもらえるのか」と審査員の元へと向かうハーディング。
「我々は演出についても審査します」
「くたばれ!」
拘置所に入れられたハーディングの姿。
夫であるギルーリーがおびえた表情で部屋から出てくると……
あとから銃を持ったハーディングが続きます。
そして、物語はフィギュアスケーターであるナンシー・ケリガンが暴漢に襲われた「ナンシー・ケリガン襲撃事件」へ。
時がたち、「私が子どもの時、愛していた?」とハーディングが尋ねた相手は……
母親。「私があんたをチャンピオンにしたのよ。あんたがそのことで私を嫌っているのは知っているけど、それが母親の犠牲ってもの」
「あなたが私を破滅させたのに」
「アメリカでは、みんなが愛する人を、憎む相手を探しています」
取材を受けながら、「冗談はよして」と語るハーディング。
「どこのどいつが友人の膝を殴りつけるっていうの」
「友人にそんなこと、できません」
「アイ、トーニャ」は2017年12月8日(金)に全米公開予定。日本での公開は未定です。
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