スターリン死後の権力闘争のカオスを描くコメディ映画「THE DEATH OF STALIN(スターリンの葬送狂騒曲)」予告編公開
ソビエト連邦の最高指導者であったヨシフ・スターリンが1953年3月5日に亡くなったあと、側近・政治家・息子・軍人らによる権力闘争がスタート。その争いの様子をコメディとして描いた映画「THE DEATH OF STALIN(スターリンの葬送狂騒曲)」の予告編第2弾がYouTubeで公開されています。
THE DEATH OF STALIN - OFFICIAL TRAILER #2 [HD] - YouTube
舞台は1950年代のソビエト連邦。
「スターリンが死んだ……」
「スターリンが死んだ!!」
スターリンの葬儀に集まった人々が何事かと見つめているのは……
5機の航空機。
ぞろぞろと建物から出てくる権威のありそうな人々。
「見たところ、ゴングが鳴り始めたらしい」ということで、スターリンの死後、権力闘争が始まったようです。
誰かが首をちょん切られるのでしょうか……?
「どうすれば走りながら敬意を示せるっていうんだ?」と走り抜けるフルシチョフとモロトフ。
どこかに集まる人々。
「誰も殺されませんよ。約束します」
一方で、「この場を円滑にするには、どのような戦争をすればいいかな?」と語るのは軍人のジューコフ。
射殺される誰か。
「ある日、弟は豚に乗ってここを歩いていたのよ」と、スターリンの娘・スヴェトラーナ。
「それは……汚い」
「すごく汚かったわ」……という会話も何かの隠喩のように聞こえます。
「スターリンはこの状況を気に入るだろうね」
迫り来る危険。
「君たちはみんな、キスすることができるのだよ」
「私のお尻にね」と語るのは側近のマレンコフでした。
なお、THE DEATH OF STALINは2017年10月20日(金)からイギリスで公開予定で、日本での公開日については記事作成時点で未定です。
・関連記事
スターリン死後のフルシチョフらによる権力闘争を描く映画「The Death of Stalin(スターリンの死)」予告編 - GIGAZINE
スターリン時代のソビエトで行われた様々な写真の改ざん - GIGAZINE
恐怖の独裁者ヨシフ・スターリンが愛用した装甲リムジン「ZIS-115」の画像 - GIGAZINE
なぜトップクラスのハッカーにはロシア出身者が多いのか? - GIGAZINE
ロシアの情報機関がアメリカの地方自治体職員122名にサイバー攻撃を仕掛けていたことがNSA機密文書から判明 - GIGAZINE
意外と普通に観光できたモスクワ、街中には「おそロシア」としてネタにされる理由がちらほらと - GIGAZINE
ロシアの秘密エージェントがスパイグッズを駆使し超重要機密をピザ配達のバイトからあの手この手で奪おうとする「Spy vs Guy」 - GIGAZINE
CIAが敵の組織を破滅に追いやるために潜入スパイに実行させた「愚者の心得」をまとめたマニュアル「Simple Sabotage Field Manual」 - GIGAZINE
CIAの元工作員である女性がスパイになった理由・任務・訓練などを明らかにする - GIGAZINE
どうやってソビエト連邦の子どもの贈り物が7年間もアメリカ大使を盗聴できたのか? - GIGAZINE
・関連コンテンツ