レゴブロックを建物化させたような巨大な「LEGO House」がオープン、レストランの注文までレゴブロックで行う徹底したレゴまみれのテーマパークに
1万2000平方メートルのプレイエリアを持つ巨大なレゴのテーマパーク「LEGO House」が2017年9月28日(木)にレゴ発祥の地・デンマークでオープンしました。40万個のレゴブロックで無制限に好きなものを作れるスペースや、街や車の設計、ストップモーション・アニメーションが作れるスペースなど、レゴを使ったさまざまなアトラクションがあり、レストランまで「ブロックで食べたい物を組み立てる」という方法で注文する仕組みなっており、物作りが好きな人にとっては時間泥棒間違いなしの施設となっています。
LEGO House official video – a look inside LEGO House - YouTube
レゴブロックをいくつも積み上げたかのような、以下の建物がLEGO House。
真上から見るとこんな感じ。ブロック同士を接続するためのスタッドのようなデザインも見て取れます。
建物内には子どもたちがレゴブロックで遊べるさまざまなスペースがあります。
例えば、ブルーゾーンでは街の建設が可能。ブルーゾーンは問題を解決したり新しい事を学んだりという「認知スキル」に焦点を当てており、ロボットのプログラミングなどを行い、都市を設計することが可能です。
重力をものともしない車の設計なども行えます。
車を設計しては……
破壊。
斜面を走る車が……
軽やかに溝を跳び越え、アクション映画さながらの様子で箱の中に入っていきます。
グリーンゾーンは社会スキルを身につけることを目的としている、「キャラクター・クリエイター」ゾーン。
映画撮影に使うカチンコのマークがついています。
ここではレゴの人形を動かして自分でストップモーション・アニメーションを作ることが可能です。
巨大な街のジオラマの中には電車も走っていました。
レゴブロックでできた滝があるのはレッドゾーン。「無限に提供されるレゴブロックで頭にあるものを何でも作れる」場所となっています。
ブロックっぽい魚が泳いでいるディスプレイ。
自分で作ったブロック製のキャラクターをセットして……
スキャン。
すると、キャラクターを水の中で泳がせることもできるようになりました。現実世界で作った自分のキャラクターを2Dの世界で動かせ、子どもの創造性を発揮できる場所になっています。
花が並んでいるイエローゾーンは、レゴブロックの植物を草地エリアに生やすことができます。
実際にLEGO Houseの中を探索している様子も公開されています。
This is LEGO House official video - Sneak peek of what's inside LEGO House - YouTube
LEGO Houseのエクスペリエンス・デザイナーであるマイク・ガンダートン氏に連れられてやってきた家族。「チケットは持っている?」と聞かれると、女性はスマートフォンを取り出します。
チケットはスマートフォンで管理される様子で、画面をスキャナの中に入れて読み取りが行われます。
ゲートを通過。女の子がリストバンドをしていますが、これが半券代わりになります。
階段を上っていきます。
少年が指さしているのは、吹き抜けの階段の真ん中に展示された巨大なオブジェ。
レゴブロック製の巨大オブジェはこの他にも。ここは「マスターピースギャラリー」とのことで、さまざまな作品が飾られています。
大量のブロックがあるレッドゾーンに到着。女の子はレッドゾーンについて説明するガンダートン氏を無視してレゴブロックに夢中。
ブロックは色分けされている様子で、画像には黄色いブロックだけが大量に集められている様子が写っています。
人の大きさと比較すると滝の大きさがよくわります。レッドゾーンには40万個ものブロックが用意されているとのこと。
次はリストバンドをスキャンし……
自分の写真を撮っています。自分の作品と記念撮影ができるようです。
都市の設計ができるブルーゾーンに到着。
「ロボ・ラボ」と呼ばれるエリアでは、ディスプレイから指示することでロボットを動かせる様子。
画面を操作すると……
指示に従ってロボットが動くので、ロボットを動かして課題をクリアしていきます。
以下はグリーンゾーンでストップモーションアニメを撮影しているところ。
動かしていきたいアイテムを置き……
カメラを準備。
そして「アクション!」ということで撮影スタート。
イエローゾーンの「フィッシュデザイナー」ではブロックで作った生き物をスキャン。
すると、ディスプレイの中の配管から、作ったキャラクターが出て来て動くというわけです。
階段もレゴ仕様。
レゴの歴史が学べる「ヒストリー・コレクション」も。
6つのブロックからなるオリジナルのレゴもゲット可能。リストバンドをかざすと……
レーンに乗って、レゴブロックがやってきます。
箱の中にオリジナル・レゴが落とされるので、ここから自分のものをゲットすればOKです。
もちろん、レゴストアも併設されています。
レストランはこんな感じ。
メニューを見ながらブロックを組み立て……
テーブルに置かれている機械に組み立てたブロックをセットします。
すると自分で組み立てた注文がディスプレイの中で作られていき……
調理が完了したら、ロボットからボックスを受け取ります。
ボックスの中には、自分が組み立てた注文が入っているわけです。
・関連記事
レゴブロックをテープ状にした「Nimuno Loops」であらゆる場所にレゴブロックを連結可能に - GIGAZINE
レゴブロックで壊れた建築を補修する試み - GIGAZINE
レゴ公式のフル可動「パナマ運河」キットが圧巻のデキ - GIGAZINE
レゴだけでギリシア神話のシーンをリアルに再現する「Sisyphus LEGO Kinetic Sculpture」 - GIGAZINE
レゴブロックを使って自分だけのドローンを組み立てられる「Flybrix」 - GIGAZINE
レゴ史上最高の再現性を誇る「ポルシェ 911 GT3 RS」の全製作過程を早回しするとこうなる - GIGAZINE
レゴブロックをプレス機でぺちゃんこにするのは意外に大変 - GIGAZINE
・関連コンテンツ