Appleの従業員は個人間送金などが行える新機能「Apple Pay Cash」をiOS 11.1でテスト中
2017年秋にリリース予定のiOS 11.1で登場予定の「Apple Pay Cash」は、既にリリースされているApple Payの新機能で、個人間送金が可能になるためユーザー同士でのお金のやり取りがApple Payで簡単に行えるようになるというものです。そのApple Pay Cashを、Appleの従業員が現在テスト中であることが明らかになりました。
Apple Employees Testing Apple Pay Cash Internally in iOS 11.1 - Mac Rumors
https://www.macrumors.com/2017/10/03/apple-pay-cash-internal-ios-11-1-test/
Apple employees begin testing Apple Pay Cash in iOS 11.1 beta
http://appleinsider.com/articles/17/10/03/apple-employees-begin-testing-apple-pay-cash-in-ios-111-beta
Apple employees testing Apple Pay Cash internally with iOS 11.1
http://www.idownloadblog.com/2017/10/03/apple-employees-testing-apple-pay-cash-internally-with-ios-11-1/
一部のApple従業員はiOS 11.1で追加予定の新機能「Apple Pay Cash」をテスト中であることが知られていますが、Apple関連のニュースを報じるMacRumorsが運営するコミュニティのメンバーであるChuck SaaSさんが、内部テストに参加している従業員のひとりと連絡を取ることに成功しました。テストではiOS 11.1をダウンロードし、内部専用のベータプロファイルを追加インストールし、Apple IDをホワイトリストに載せることでApple Pay Cashを利用可能になるとのことです。
Chuck SaaSさんが入手したApple Pay Cashのセットアップ画面
さらに、メッセージアプリ経由で個人間送金を行う画面。Apple Pay Cashを使って個人間送金を行うには送金相手もiOS 11.1以降およびApple Pay Cashの設定を済ませておく必要があるので、以下の画面では「送金できない」と表示されています。
Apple Pay Cashを使用する場合、Apple Payに紐付けたデビットカードもしくはクレジットカードから送金が可能となります。自分が送金を受ける側になる場合は、Apple Pay Cash専用のApple Pay Cashカードに送金分がチャージされることとなります。この金額はそのまま通常のApple Payと同じように対応店舗での買い物に使用したり、登録している自身の銀行口座に送ったり、別の相手にApple Pay Cashで個人間送金する際に使用したりもできます。なお、クレジットカードによる送金時には3%の手数料がかかりますが、デビットカードからの送金時は手数料が無料となり、口座に戻す場合の手数料も無料です。
個人間送金サービスには「Venmo」などさまざまなものが存在しますが、使っているサービスが異なれば送金できなくなる他サービスと異なり、iPhoneを持っているだけで使えるApple Pay Cashは格段に導入しやすいものとなるはず。また、Apple Pay Cashを使う際も、通常のApple Payと同じようにTouch IDやFace IDでの認証を行う必要があるので、セキュリティ面においても他の個人間送金サービスよりも安心して使えると言えそうです。
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in モバイル, ソフトウェア, Posted by logu_ii
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