取材

「PS VR版ガンコン」でリアル過ぎるシューティングを味わえる「Farpoint」体験レビュー


PlayStation VR専用の銃型コントローラー「PlayStation VR シューティングコントローラー」対応のリアル体感型シューティングゲーム「Farpoint」が2017年6月22日(木)に登場します。未知の惑星で襲いかかるクモ型エイリアンやヒト型エイリアンを、360度の視界でシューティングコントローラーを使って撃ちまくる新感覚のゲームになっているということで、発売前にソニー・インタラクティブエンタテインメントでプレイできる機会があったので実際に体験してみました。

Farpoint | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/software/title/farpoint.html

【PS VR】『Farpoint』6月22日発売! 数量限定「PlayStation®VR シューティングコントローラー」も同日発売! | PlayStation.Blog
https://www.jp.playstation.com/blog/detail/4941/20170502-farpoint.html

実際にシューティングコントローラーを使ってFarpointをプレイしている様子は以下のムービーから見ることができます。

「銃型コントローラー」でプレイできるPS VRシューティング「Farpoint」をプレイ - YouTube


というわけで、これがシューティングコントローラー。


実際に手に持ってみるとこんな感じで、「DUALSHOCK 4」に比べるとサイズは大きめなものの、重さはほとんど感じないほど軽く、長時間プレイしていても問題なさそう。


取っ手の裏側にはアナログスティックと「△○×□」のボタンが配置されています。引き金に手をかけながら親指で操作することが可能。


引き金の左右には「R1/R2ボタン」


引き金の上部には「PSボタン」があります。


引き金と逆の手で持つ部分にもアナログスティックと方向キーがあり……


その裏側には「L1/L2ボタン」


右利きの人なら右手で引き金に手をかけ、左手で銃口近くのバーを持ちます。右手の親指はキャラクターの視点移動に当たる「右スティック」に対応します。左手の親指はキャラクターの移動に当たる「左スティック」に対応するため、PS4などのFPSゲームをプレイしたことがある人なら、ボタンの位置こそ違えど基本的な操作方法は同じなのですぐに慣れるはず。


銃口の部分にはPS Moveと同じモーションセンサーのスフィアがついているので、ゲーム内で実際にやるように敵に銃口を向けることが可能。銃によって違いますが、それぞれに照準がついているので、本当にそこをのぞきながら狙いを付けて敵を射撃するというスタイルです。


というわけで「Farpoint」の体験がスタート。主人公は宇宙で発見された「無限のエネルギー」を研究するために造られた宇宙ステーション「ピルグリム」の連絡船「ワンダラー号」のパイロットで、同行した研究者らと会話が続けられます。すると突如として宇宙空間にワームホールが発生し……


未知の惑星にたどり着いてしまいます。辺りに人影や生物の姿はなく、ただ広がる荒野を進んで行き、仲間を探します。


時々、仲間が通過したことを示すホログラムデータが残されているポイントがあるので、再生して仲間の後を追っていくわけです。


しかし、道中で「キキッ」という生物の鳴き声らしきものが聞こえ始めます。ヘッドホンを着けていると正確に360度どこかの方向から音が聞こえるので、リアルなグラフィックと操作感も相まってめちゃくちゃビビってしまいます。オドオドしながら進んで行くと、この惑星の生物と見られるクモのような形のエイリアンが飛びかかってくることも。シューティングコントローラーで撃ちまくって、生存をかけて戦います。


なお、シューティングコントローラーはそれぞれに付いている照準器でエイムするのですが、狙いを定めても照準が少し上にズレているような感覚がありました。今回の体験では座ってプレイしましたが、ゲーム内のキャラクターも立って歩いていており、プレイ中は上下左右にシューティングコントローラーを振り回すことになるため、立ってプレイすれば照準のズレは収まるかも。


各ウエポンの弾数の制限はありませんが、弾倉に込めている銃弾を撃ち尽くすとリロードが必要になります。リロードはシューティングコントローラーのボタンで行うことが可能。残弾数の表示も手にしている銃によって異なりますが、ほとんどは手元に表示されています。また、手持ちの銃の種類もボタン、または「銃を手前に引き上げる」のアクションで切り替え可能です。


なお、各ステージの出撃前には持ち出す銃を2丁まで選択することができます。今回選択できた銃は汎用性の高い「アサルトライフル」、射程距離は短いものの強力な「ショットガン」、ロングレンジの「狙撃用ライフル」、跳弾するプラズマ弾で攻撃し、防御用のシールドも生成できる「プラズマライフル」の4種類でした。


銃を持ち出すには、置かれている銃にシューティングコントローラーを重ねればOK。どの2種類を持ち出すかが生存のカギとなります。


全部で3ステージほど体験したのですが、特に白熱したのは大量のヒト型エイリアンと対戦するステージ。実際にヒト型エイリアンと戦っている様子は以下のムービーから見ることができます。

PS VRシューティング「Farpoint」で人型エイリアンと戦っている様子 - YouTube


2時間ほどプレイした結果、FPSシューティングを本当に動いてプレイするというリアルな操作感を味わうことができました。最終的に体験した編集部員は「VR酔い」になってしまったものの、ほかのVRゲームだと数十分でVR酔いになることが多いので、まだ酔いにくい方と言えます。ちなみに、同じゲームでも酔い方にはかなりの個人差があるものなので、けろりと数時間プレイできる人もいるはずです。


「Farpoint」はSF映画のような世界を360度の視界で動き回れるだけでなく、シューティングコントローラーを組み合わせることでこれまでにない没入感を得られること間違いなし。ViveやOculusのVRゲームの中にはモーションセンサーコントローラーを銃に見立ててプレイできるものもありますが、「銃の形をしたコントローラー」は明らかに操作のしやすさや完成度が飛び抜けているように思えました。

なお、「Farpoint」は6月22日から販売がスタートしており、ソフトのみのメーカー希望小売価格が税込6,372円。Amazonでは税込5203円で販売されています。

Amazon.co.jp: 【PS4】Farpoint (VR専用): ゲーム


数量限定の「シューティングコントローラー同梱版」や「PlayStation VR シューティングコントローラー」はすでに売り切れている模様。シューティングコントローラー単体の定価は税込6458円です。

PlayStation®VR シューティングコントローラー | プレイステーション® オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/ps4/peripheral/cuhj15006.html

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in レビュー,   取材,   動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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