メモ

Amazonが約1700億円かけて40機の貨物機が駐機可能な航空貨物ハブを建設へ

By Daniel Mennerich

Amazonが世界的な輸送需要の拡大に伴い、40機の貨物機を格納可能な航空貨物ハブの建設を計画していることがわかりました。

Amazon.com Plans First Air Cargo Hub - WSJ
https://www.wsj.com/articles/amazon-com-plans-first-air-cargo-hub-1485901557


Amazon will build its own $1.5 billion air cargo hub | TechCrunch
https://techcrunch.com/2017/02/01/amazon-will-build-its-own-1-5-billion-air-cargo-hub/

Amazonは世界最大規模の物流システムによる配送事業を構築するため、15億ドル(約1693億円)を投じて新たに航空貨物ハブを建設する計画を持っているとのこと。この一件を報じたWall Street Journalによると、Amazon初の航空貨物ハブはオハイオ州シンシナティとケンタッキー州の州境に建設される予定で、その規模は40機の巨大輸送機を格納可能であり、約2000人の新規雇用を生み出すとみられています。


Amazonはすでに海運事業への進出も果たしていることで、FedExやUPSのような「貨物運送業者」としての能力を備えており、航空貨物ハブを所有することで世界最大規模の貨物輸送システムを手にすることになります。一方で、Amazonは以前から「他の輸送業者と競合するつもりはない」と述べており、最終的には外部企業や小売業者の両方に輸送サービスを提供することを望んでいるとのこと。

Amazonが海運事業へと進出 - GIGAZINE


世界的な輸送需要は拡大の一途をたどっており、例えばホリデーシーズンのような時期になると、Amazonは外部の配送パートナーをフル活用しても需要に追いついていないという状況です。Amazonが海運事業に続いて航空貨物ハブの建設を計画しているのは、輸送業界全体のキャパシティーを拡大するためとみられていますが、将来的には配送事業だけで独立するということも考えられます。

Amazonが航空貨物ハブを建設する計画を持っていることは数年前からウワサされており、GIGAZINEでも過去に以下のように記事化しています。

Amazonの運送業進出に向けた知られざる物流ハブ構想「エアロスミス」計画とは? - GIGAZINE


なお、Amazonは現地時間の2月2日に第4四半期の決算を発表しており、売上高は437億ドル(約4兆9000億円)で前年比27%増、純利益は7億4900万ドル(約840億円)でした。

Amazon.com Announces Fourth Quarter Sales up 22% to $43.7 Billion | Business Wire
http://www.businesswire.com/news/home/20170202006227/en/Amazon.com-Announces-Fourth-Quarter-Sales-22-43.7

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Amazonがついに自社専用の貨物機を導入して運用を開始 - GIGAZINE

Amazonが自社専用の貨物機20機のリース契約を発表、商品物流分野での運用を開始へ - GIGAZINE

Amazonがトラック業界の構造を一変させる可能性のある新アプリを開発、2017年夏にもリリース予定 - GIGAZINE

Amazonのスピード配送を支えるロボットの生みの親「Amazon Robotics」 - GIGAZINE

Amazonの配送を個人で代わりに行うとお金がもらえる「Amazon Flex」開始 - GIGAZINE

in メモ,   乗り物, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.