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「ニンテンドークラシックミニ」の海外版「NES Mini」に採用されたマザーボードとは?


往年の国民的ゲーム機となったファミコンをミニサイズにして30タイトルのソフトを収録した「ニンテンドークラシックミニ」の発売が2016年11月10日(木)に予定されています。海外ではファミコンとはデザインの異なる「NES」が販売されていたため、NESを小型化した「NES Mini」が海外版として登場するのですが、すでにNES Miniの実機レビューが公開され始めており、いち早く分解してマザーボードの写真を公開した猛者まで現れています。

NES Mini teardowns have begun, chips identified | Ars Technica
http://arstechnica.com/gaming/2016/11/nes-mini-teardowns-have-begun-chips-identified/

発売前のNES Miniをゲットした海外メディア・Ars Technicaのレビューによると、NES MiniはRaspberry Piかと思うほどの小型サイズなものの、本体のボタンやスイッチの操作感はオリジナルと同じ感覚を味わえるそうです。使用するには電源用のUSBケーブルと出力用のHDMIを接続するだけと、セットアップは非常にシンプルになっており、アカウントを作ったり、アップデートやダウンロードで待たされたりすることもなく、すぐさま30タイトルの往年のゲームがプレイできるとのことです。

実際に起動してゲームをプレイするまでのムービーも公開されています。

NES Classic Edition - Basic Features | Ars Technica - YouTube


この流れに続いて、海外ゲームメディア・Gamespotの編集主任がNES Miniを解体し、内部に搭載されていたマザーボードの写真をツイートしています。


マザーボードの写真はredditの任天堂コミュニティにも投稿されたのですが、redditユーザーらにボード上のコード番号などが解析された結果、中国のチップメーカー・AllWinnerのSoCである「R16」ではないかと議論されています。

R16は内蔵タイトルをエミュレートして1080pでディスプレイに出力する役割を担っています。ファミコンのゲームをプレイするには十分なパワーを持つMali-400のデュアルコアGPU、Cortex-A7のクアッドコアCPU、256MBのDDR3 RAMと512MBのNANDフラッシュメモリーが搭載されています。もしこのSoCがAllWinnerの宣伝通りに動作するのであれば、NES Miniを改造できる可能性もあるとのこと。


スペックだけでいうと10年選手の「Wii」や、発売されたばかりの「NEWニンテンドー3DS」よりも素早いことになりますが、不要にオーバースペックなSoCを積んだというよりは、低価格な値段で採用されたのではないか、と見られています。マザーボードを見る限りUSBを接続したり、Wi-Fiダウンロード機能をつけたりするのは難しく、はんだこてナシでは内部のフラッシュメモリーを付け替えることもできないようです。一方で、Ars Technicaは「そう遠くない将来に必ず改造するユーザーが出てくるでしょう」と予想しています。


日本版はファミコンを模したデザインの「ニンテンドークラシックミニ」が登場するわけですが、内部構造に違いはあるのかどうか、11月10日(木)以降に分かることになります。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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