レビュー

3万円以下で7つの掃除モードを搭載したAnkerのロボット掃除機第2弾「RoboVac 20」を使ってみた


Ankerは家電ブランドとして「eufy(ユーフィ)」を立ち上げ、さっそく第1弾製品が登場しています。Ankerは2016年6月に初のロボット掃除機「RoboVac 10」を出したばかりなのですが、新型ロボット掃除機「RoboVac 20」がリリースされたということで、前モデルと何がどう違うのか、使い心地はどうなのか、実際に実機を使って確かめてみました。

RoboVac 20 自動掃除機ロボット – jp.eufylife
https://jp.eufylife.com/products/robovac-20

実際にRoboVac 20が「自動モード」で掃除をしている様子や、見えない壁が動作しているところは以下のムービーから見ることができます。

Ankerの新型ロボット掃除機「RoboVac 20」で自動で掃除するとこんな感じ - YouTube


RoboVac 20は段ボールっぽい箱に入っています。


フタを開けるとこんな感じ。


中にはRoboVac 20本体・充電スタンドとACアダプタ・ソニックウォール・リモコン・交換用のサイドブラシが2つ入っています。


説明書はこれまでのAnkerと違ってぶ厚めのものが入っていました。英語と日本語両方で書かれています。


RoboVac 20の本体は黒をベースとしたロボット掃除機で、表面にはタッチして操作できるコントロールボタンを搭載。


ボタンは左から「Vacuum(吸引ファンのオン/オフ)」「Home(充電ステーションに返す)」「掃除スイッチ」「Timer(掃除時間の選択)」「Collision Avoidance(衝突回避機能のオン/オフ)」です。数字は掃除時間、または掃除モードを表わしています。


リモコンを使えば7種類の掃除モードを切り替えることが可能。


前方にはバンパーがついており、何かにぶつかっても衝撃を吸収してくれます。


メッシュになったサイドには障害物や段差を検知するセンサーが入っています。


「eufy」と書かれた手前のボタンを押しながら引っ張ると……


ダスト容器を取り出すことが可能。


こんな感じでパカッと開くと中のゴミを捨てることができます。


前モデルとの最大の違いは、見えない壁を作り出す「ソニックウォール」が付いたこと。


充電式の電池が入っているので、何度でも繰り返し使用可能。


前モデルの充電スタンドはかなりシンプルなものでしたが、RoboVac 20の充電スタンドは液晶画面やボタンなどが付いています。


時間や曜日を設定すればスケジュール設定して掃除できるようになります。液晶画面などが付いてグレードアップした感があるものの、全体的な作りがちょっとオモチャっぽい印象です。


裏面にあるスライドスイッチを動かすと端子が飛び出しました。


これはソニックウォールを充電するための端子で、以下のように連結して充電します。


リモコンはこんな感じ。


充電スタンドにはリモコンスタンドもあります。


◆「RoboVac 20」を前モデルの「RoboVac 10」と比較してみた
RoboVac 20とRoboVac 10を並べてみると、RoboVac 20の方が一回り大きいことがわかります。前モデルはボタンが1つあるだけですが、RoboVac 20は細かく操作できるボタンが追加されています。


裏面も車輪の位置や回転ブラシの構造が変更されています。RoboVac 20はサイドブラシのハケの本数も4本になっており、前モデルより清掃能力の向上が期待できます。


ダスト容器も一新されたわけですが、これは前モデルの方がゴミ捨てや洗浄がしやすいのが残念なところ。ゴミが入る分量は同じくらいと思われます。


なお、前モデルでは掃除モードが「自動モード」「スポットモード」「エッジモード」の3種類だけだったのですが、RoboVac 20はなんと7種類もの掃除モードを搭載しています。実際に7種類の掃除モードを切り替えている様子は以下のムービーから見ることができます。動作音の大きさもムービーから確認可能です。

Ankerの新型ロボット掃除機「RoboVac 20」の7つの掃除モード - YouTube


自動モードは全ての掃除モードを臨機応変に切り替えて掃除を行います。基本的にはこれで放置しておけば問題ナシ。


フリーモードは障害物にぶつかるまで直進して、その後ランダムに向きを変えていくというもの。


スポットモードは汚れているところなどで切り替えると、その場所をくるくる回りながら重点的に掃除してくれます。


エッジモードにすると壁際をゆっくり掃除します。


ジグザグモードはぞうきんがけをするように壁から壁に移動して掃除してくれます。自動モードなどでは動きがランダム過ぎて掃除する場所が偏ることがありますが、ジグザグモードなら余すことなく床一面を掃除することが可能。


ポリゴンモードでは五角形を描くように回転しながら掃除を行います。これはどのようなシーンに適した機能なのか謎なところ。


マニュアルモードはリモコンの方向キーの通りにRoboVac 20を自由自在に動かして掃除できるというもの。ラジコンを操縦するような感覚で掃除ができます。


実際にサクッと使ってみたところ、障害物を検知するセンサーは前モデルよりも強化されている印象で、壁やイスの足などに突撃すると驚いたネコのような動きで回避していました。動作音は前モデルの方が静かでしたが、RoboVac 20もうるさすぎるわけではないので問題なさそう。掃除モードが7種類に追加されたことで、RoboVac 20が掃除をしている時に気になった部分をピンポイントで掃除できるようになったわけですが、選択肢が増えすぎて操作に迷ってしまうかも。

前モデルは自動モードを含めて掃除モードが3種類だけだったので誰でも使える設計になっていましたが、RoboVac 20を使いこなすには「どのモードがどんな動きをするのか」を理解していなければならないため、機械に弱い人にプレゼントすると混乱させてしまう可能性アリ。ただし自動モードなら全てのモードを自動で切り替えて掃除してくれるので、前モデルよりも「かゆいところに手が届く」ような掃除をしてくれるはずです。前モデルを持っているなら買い換えは必要ないと思いますが、価格は税込2万9800円と手ごろなので、ロボット掃除機が気になっている人は買って損はなさそうです。

Amazon | eufy RoboVac 20 (自動掃除機ロボット) 【7つの清掃モード / 最大200分連続稼働 / 自動充電機能搭載 / 専用リモコン & ソニックウォール & 充電ステーション付属】 | eufy | ロボット型クリーナーストア オンライン通販

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
2万円台で買えるAnker初のロボット掃除機「RoboVac 10」を1週間使ってみたレビュー - GIGAZINE

ダイソンが満を持して投入したロボット掃除機「360 Eye」はどんな風に掃除してくれるのか試してみました - GIGAZINE

1カ月間もゴミ捨て不要で連続使用できる東芝製ロボット掃除機「TORNEO ROBO(トルネオロボ)」を使ってみた - GIGAZINE

4万円台で買えるロボット掃除機「ルンバ620」速攻フォト&ムービーレビュー - GIGAZINE

4万円台のロボット掃除機「ルンバ630」を自宅で使ってみたよレポート - GIGAZINE

水を噴射して汚れをこすり落とす床拭きロボット「ブラーバ ジェット」を発売直前に一足先レビュー - GIGAZINE

ルンバと同じ全自動床ふきロボ「ブラーバ380j」実機レビュー、約4ヶ月間使用してわかったこと - GIGAZINE

「ルンバはもう古い」と言わんばかりの次世代ハイテクロボ掃除機「ネイト Botvac」はどこがスゴイのか? - GIGAZINE

in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.