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「イギリスがEUから離脱すべきか否か」の国民投票の結果、離脱派が勝利

by raghavvidya

イギリスで2016年6月23日に行われた「EUから離脱すべきか残留すべきか」を問う国民投票で、「EU離脱派が多数確実」であることが報じられました。

経済への影響や移民問題・難民支援の負担が背景となった今回の国民投票は、事前の世論調査では離脱派と残留派が激しい論争を繰り広げていました。離脱派は「EUにとどまる限り、移民は減らせない」と訴えており、一方でキャメロン首相が率いる残留派は離脱がイギリス経済全体や国民の家計にも打撃を与えると経済的リスクを主張していました。また、イギリス以外の各国首脳や国際機関も離脱は危険であると警告を行っていました。

開票がすすみ、12時39分の時点で離脱派が優勢である旨をイギリスの公共放送BBCが伝えています。

BBC forecasts UK votes to #Leave the European Unionhttps://t.co/itsARDBbYF #EURef #Brexit pic.twitter.com/gASaxpdNi3

— BBC Breaking News (@BBCBreaking)


グラフはこんな感じで、やや離脱派が多くなっていることが伺えます。


NHKがはイギリスの国民投票について、テレビのニュースをインターネットでも同時提供しています。

英国民投票 EU離脱へ ニュース同時提供中
http://www3.nhk.or.jp/news/live/?utm_int=all_contents_tv-news_live


BBCによると全国382箇所の開票所のうち、既に半数を超える場所での開票作業が終わり、離脱派が1486万1576票、残留派が1386万1537票であることから「EU離脱」は確実であるとのこと。残留支持者が多い都市部とそうでない地方との争いが起こっていたわけですが、残留支持者が多いというスコットランドでの投票率が低いとみられることから、離脱派が優勢となっているようです。

EU referendum: BBC forecasts UK vote to leave - BBC News
http://www.bbc.com/news/uk-politics-36615028


12時34分の時点で、NHKは日経平均株価の1000円超えの値下がりを報じており、12時52分には株価の一時的に1万5000円割れが伝えられました。

日経平均、一時1万5千円割れ 1200円超下落:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASJ6S2SQBJ6SULFA001.html

東京外国為替市場の円相場は、一時的に1ドル=99円近辺まで上昇し、2年7カ月ぶりに100円を突破しています。

円急騰、1ドル=100円突破 2年7カ月ぶり、英離脱懸念 - 共同通信 47NEWS
http://this.kiji.is/118883407652061187?c=39546741839462401

なお、麻生太郎副総理・財務相は「世界経済に与えるリスクを憂慮している。為替市場の動向をこれまで以上に注視し、必要なときには対応する」とコメントしています。

◆2016/06/24 15時5分 追記:
国民投票の開票が終了し、離脱派51.9%、残留派48.1%となり離脱派が有効投票総数の過半数越えとなりました。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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