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「Firefox 47」正式版がリリース、Widevine CDMやVP9コーデックをサポート

By mera

Firefox 47がリリースされました。「Widevine CDM」や「VP9コーデック」がサポートされ、またFlash不要でYouTubeムービーの再生が可能になっています。

Firefox のダウンロード — 自由な Web ブラウザ — Mozilla
https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/

Firefox 47.0 リリースノート
https://www.mozilla.jp/firefox/47.0/releasenotes/

Android 版 Firefox — モバイル Web ブラウザ — 柔軟なカスタマイズと、プライバシーを重視するブラウザ — Mozilla
https://www.mozilla.org/ja/firefox/android/

Android 版 Firefox 47.0 リリースノート
https://www.mozilla.jp/firefox/android/47.0/releasenotes/

iOS 版 Firefox — iPhone、iPad そして iPod touch で利用できるモバイル向け Web ブラウザ — Mozilla
https://www.mozilla.org/ja/firefox/ios/

◆デスクトップ版のダウンロード
・Windows版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-47.0&os=win&lang=ja

・Mac OS X版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-47.0&os=osx&lang=ja-JP-mac

・Linux版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-47.0&os=linux&lang=ja


◆追加された新機能(デスクトップ版)
Firefox Sync機能で同期済みのスマートフォンや他のPCなどのタブを、サイドバー内で閲覧・検索できるようになりました。

「表示」→「サイドバー」→「同期タブ」の順にクリック。


サイドバー内に、同期済み端末で開いているタブが表示されます。


Firefox 47では、Googleの「Widevine CDM」がサポートされました。これによってAmazon Videoのようなストリーミングサービスの利用を「Silverlight」から暗号化されたHTML5ビデオに切り替えられるようになりました。また、Flashがインストールされていない場合でも、YouTubeのムービーはHTML5で再生可能になっています。さらに、VP9コーデックもサーポートされ高画質で軽いムービー再生ができるようになっています。

また、Firefox 3から有効化されていたJavaScriptライブラリ「FUEL」が削除されました。しかし、デジタル署名が付されていない拡張機能を有効化する設定「xpinstall.signatures.required」はFirefox 47で削除される予定でしたが、これはまたしても見送られ、Firefox48以降へと延期されています。

・Windows 版と Mac 版で Google の Widevine CDM を利用できるようになりました。その結果、Amazon Video のようなストリーミングサービスを、Sliverlight から暗号化された HTML5 に切り替えて利用できるようになりました。

・高速なマシンをご利用の場合、VP9 コーデックを利用できるようになりました

・Flash がインストールされていない場合、ページに埋め込まれた Youtube の動画再生を HTML5 の video 要素を用いて行うようになりました

・スマートフォンや他の端末開いたタブの一覧表示や、検索がサイドバーで行えるようになりました

・進む、戻るを行った際に、https で配信されるリソースの no-cache が可能になりました

・ラトガレ語がロケールに追加されました。Wikipedia によると、164,500 が日常的に利用している言語です。


◆変更(デスクトップ版)

・FUEL (Firefox User Extension Library) が削除されました。これにより依存するアドオンが動作しなくなります。

・e10s の性能に関する問題を避けるため、browser.sessionstore.restore_on_demand preference の値が標準の true にリセットされます

・click-to-active プラグインのホワイトリストが削除されました


◆追加された新機能(Android版)
Android版Firefox 47でHTML5のWebフォントに対応しました。これによりサイト画像表示の高速化、データ通信量の削減効果が得られます。なお、Webフォントは「設定」→「高度な設定」の中で、初期状態で有効化されています。


・帯域とデータ使用量を抑えるため、高度な設定に「Web フォントの表示 / 非表示」が追加されました


◆変更(Android版)

・Android 2.3.x (Gingerbread) 向けの最後のリリースとなります

・meta タグで再読み込みをするように設定しているページがバックグラウンドになった場合、そのページのデータ通信をとめるようになりました

・カスタマイズ配下の「複数のリンクを開く」が「タブキュー」に改名しました

・Android Web runtime (WebRT) をサポートしなくなりました

・HTTPS スプーフィングを避けるため、URL バーに favicon を表示なくなりました


なお、次期バージョンのFirefox 48は2016年8月2日(火)にリリース予定です。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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