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Androidスマホの故障率はiPhoneの約2倍であることが判明

By George Kelly

モバイル関連サービス企業「Blancco Technology Group」が発表した調査結果から、Androidスマートフォンでは44%の端末でソフトウェアがクラッシュして故障する問題が発生していることが判明しています。この数値はiPhoneの故障率25%を大きく上回るもので、およそ2倍の問題発生率となっているとのことです。

Android device performance lags behind Apple - Business Insider
http://www.businessinsider.com/android-device-performance-lags-behind-apple-2016-5

Blancco Technology Groupが発表したレポートによると、2016年第1四半期(1〜3月)におけるAndroid端末の故障率は44%で、iPhoneの25%よりも2倍近く高い結果となりました。また、故障した端末のうち43%がSamsung製の端末で、これにMotorola(14%)、Lenovo(12%)といったメーカーが続いています。機種別の内訳はGalaxy S6(7%)、Galaxy S5(6%)、Lenovo K3 Note(6%)などとなっています。


一方のiPhoneでは、故障が発生したのは全体の25%とのこと。最も割合が高いのはiPhone 6の25%で、これにiPhone 5s(17%)やiPhone 6 Plus(14%)などが続きます。比較的新しい機種が上位を占めていますが、これは市場に出回っている端末のシェアにも大きく左右されるため、必ずしも「新しい機種のほうが問題発生率が高い」というわけではないとのこと。


地域別の故障率を比較するとアジア地域では55%となっており、全ての端末の半分以上が故障を経験しているという結果に。これに対し、ヨーロッパは35%、アメリカは27%とアジアの半分程度の故障率であることがわかっています。


この理由について報告書では、ベースにはGoogleのAndroid OSを使いながら、各メーカーごとの独自の仕様にフォーク(独立)されたOSが使われていることを挙げています。また、Android端末のうち3分の1は、2012年以前のプラットフォームのまま使われていることも、故障率を高める原因であるとしています。

さらに詳細な分析内容は、以下のページからダウンロードすることが可能です。

The State of Mobile Device Performance and Health: Q1 2016

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in モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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