スマホからでもレーザーで切削・彫刻が可能なレーザー加工機「Mr Beam II」

テーブルの上に置いてWi-FiでスマホやPCに接続するだけで、さまざまな素材をレーザー加工できるマシン「Mr Beam II」がクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募っています。

Mr Beam II - The Desktop Laser Cutter and Engraver by Mr Beam Lasers — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/mrbeam/mr-beam-ii-the-desktop-laser-cutter-and-engraver

Mr Beam IIがどのような製品なのかは、以下のムービーなどを見るとわかるようになっています。


Mr Beam IIはレーザーの光で素材を切ったり、表面に凹凸や焼き目を付けることができる加工機。このように、木の板に模様を入れて切れ目を入れると……

ジグソーパズルの完成。

開発者であるTeja Philippさんの前に置かれたMr Beam II。一般家庭にも置けそうなコンパクト設計。

レーザーを出す部分には、ヒゲとメガネの男性のようなデザイン

木の板や段ボール、布、アクリルなど、さまざまな素材の加工が可能。

このように、スマホのケースにオリジナルの刻印を入れることも可能。

Mr Beam IIはWi-Fiで操作が可能。このようにタブレットでプリントしたい画像を選び……

Mr Beam IIに素材をセット。

すると、画面にはMr Beam IIの本体内に置かれた素材の写真が表示されるので、画面で写真の位置を調整。

スタートボタンを押すと……

自分の顔がプリントされた木の箱が完成、というわけです。

ボール紙などを精細に切り抜いて、模型を作ったり……

模型用の木材を切り抜いて飛行機の模型を作ることも可能。

革製品の表面に焼き色を付けたり、バナナの皮にメッセージをプリントすることもできるようになっています。

対応している素材は以下の画像のとおりで、身の回りにある素材のほとんどが加工可能ですが、金属や鏡、厚い木材など、彫刻のみで切削には対応していない素材もある模様。

Mr Beam IIの本体サイズは710×480×170mmで、ワーキングエリアは500×600×38mm。

オレンジ色の扉に、ワーキングエリアの様子を撮影するカメラを搭載。

Mr Beam IIはクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額の8万ユーロ(約1000万円)に対し、記事作成時点では約49万5000ユーロ(約6000万円)の出資が集まっています。

早期出資優待割引制度であるEarly Birdプランはすでに枠が埋まってしまっていますが、Mr Beam IIを1台ゲットできる「Single」プランは1399ユーロ(約17万円)。そして稼働時に発生する煙や臭いを軽減するエアフィルターがセットになった「Complete」プラン(以下の画像)が1799ユーロ(約22万円)で用意されています。なお、日本への発送にはSingleプランは45ユーロ(約5500円)、Completeプランの場合は60ユーロ(約7200円)の送料が別途必要。

出資の締め切りは日本時間で2016年5月8日(日)午前1時16分となっており、出荷時期は2017年1月ごろが予定されています。

Mr Beam II - The Desktop Laser Cutter and Engraver by Mr Beam Lasers — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/mrbeam/mr-beam-ii-the-desktop-laser-cutter-and-engraver