サイエンス

気候変動について30%の教師が間違ったことを教えている

by Tim J Keegan

「地球における気候変動の原因は人類の活動」という考えに、現在、科学者の95%が同意していますが、アメリカで数千人の教師を対象とした無作為研究が行われた結果、科学教師の約30%が気候の変化が自然要因によってもたらされるものだと説明していることが分かりました。

30 percent of science teachers give misinformation about climate change | Ars Technica
http://arstechnica.com/science/2016/02/30-percent-of-science-teachers-give-misinformation-about-climate-change/

Science誌で発表された研究によると、上記の事実のほか、科学教師のうち12%は人類が気候の変化に関係している可能性を強調していないことも分かっており、科学に関しては地域によって教育内容にむらがあることが判明。「気候変動が人間によって引き起こされていると考えている科学者の割合」が「81~100%」だと正しく答えたのは、ミドルスクール(中等教育)の教師のうち30%、ハイスクール(高等学校)の教師のうち45%にとどまったとのこと。

by cybrarian77

近年では多くの科学者が、人間が産業化するプロセスと農業が気候変動の原因であると考えています。それにも関わらず教師の多くが「気候の変化の原因は人類である」と教えていないのは、「自然要因によるもの、という説もあると教えなければならない」と考えている人もいる可能性もありますが、多くの教師が単純に「近年の研究を知らない」からだと見られています。

さらに、平均的な科学教師は気候変動に対して1時間~2時間ほどしか教育時間を割いておらず、今日においては気候変化問題が非常に重要な話題であるにも関わらず、高校を卒業する学生は地球の気候変化について約1時間分の知識しか得ていないことになります。Ars Technicaは、教師でさえしっかりとした知識を持たない状態が「地球で何が起こっているのか」を次世代が正しく理解するのを妨害している可能性がある、と指摘しています。

by Eugenia Loli

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in サイエンス, Posted by darkhorse_log

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