取材

ニコンのDXフォーマット史上最強モデル「D500」フォトレビュー


「世界はここまで、凝縮できる。」というキャッチフレーズのもと、ニコンのフラグシップモデルであるD5と同じマルチCAM 20Kオートフォーカスセンサーモジュールを採用することで広域・高密度の153点AFシステムを実現し、約10コマ/秒・14ビットロスレス圧縮RAWでも200コマまで継続可能な高速連続撮影機能を搭載、さらには4K UHD(3840×2160)動画の撮影に対応していたり、D5と同じ最新の画像処理エンジンEXPEED 5採用していたりと、D5同等の最高性能を詰め込みまくって最強のDXフォーマット一眼レフカメラが「D500」です。2016年4月下旬の発売を目前に、CP+2016の展示場内で実物を触ることができました。

D500 - 概要 | 一眼レフカメラ | ニコンイメージング
http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d500/

再びやってきたニコンブース。


これがニコンのDXフォーマット史上最強の一眼レフカメラであるD500。


D500の見た目はこんな感じ。


正面右上に「D500」の文字。


レンズを外すとこんな感じ。


ミラーを上げてセンサーをのぞいてみました。


天面の操作系


電源ボタン&シャッター周り。


天面の液晶パネル。


さらには各種ボタン&ダイヤル。


背面の各種ボタン。天面と背面の操作系を見るとわかるように、ボタンレイアウトはD5との統一を図ったものになっています。また、DXフォーマットモデルでは初め、暗闇での操作をサポートするボタンイルミネーションを採用しています。


背面にはチルト機構採用の3.2型約236万ドット高解像度画像モニター


さらに、モニターはタッチ操作に対応しており、スマートフォンのごとく感覚的に操作できるようになっています。


D500はBluetooth対応なので、右側面にあるNFCマークにスマートフォン(Android端末)をタッチすれば簡単にD500とスマートフォンをBluetooth接続できるようになります。D500はニコンの画像共有アプリ「SnapBridge」対応モデルなので、D500で撮影した写真をクラウドに保存したりスマートフォンでチェックしたりが可能になります。


右側面のフタをスライドするとダブルスロットが出現。ここにはSDカード(下スロット)やXQDカード(上スロット)が挿せるようになっており、撮影したRAWデータをXQDカードに保存してJPEGデータをSDカードに保存したり、2枚のカード間でデータを移動させたりすることもできます。


左側面


ここにはHDMI端子などの各種ポートが配置されています。


底面には三脚穴とバッテリーへアクセスするためのフタ。


手に持つとこんな感じ。D500は高剛性炭素繊維複合素材を用いた、内部構造を堅固に守るモノコック構造を採用しており、マグネシウム合金の上面カバー・背面カバーと相まって、酷使に耐える強度と剛性を確保しつつ軽量化を実現しています。それによりボディーがD300Sよりも薄くなっており、深いグリップが可能になってホールド感がアップしています。また、シーリング処理などにより、DX最上位機種にふさわしい防塵・防滴性能も確保しているとのこと。


感度はISO 100~ISO 51200で、ISO 1640000相当の増感も可能。


D500は1080/60pに加えて4K UHD(3840×2160)動画をフレームレート30p/25p/24pで撮影可能。


ただし、4K/30fpsでの撮影は連続30分までとなっていました。


また、光学ファインダーには大型のガラスペンタプリズムを採用し、倍率約1.0倍を確保しながら対角視野角約30.8度という史上最大の広い視野角を実現。これにより、電子ビューファインダーのように表示タイムラグや撮影した画像の割り込み表示がなく、広々とした視野で被写体をリアルタイム確認できるようになっています。


実際に撮影してみると、確かにD5に勝るとも劣らないくらいに素早いAF&連射機能を有しており、とてもDXフォーマットモデルとは思えないレベル。「そんな馬鹿な」と思っている人にこそ是非とも手に持って撮影してみてもらいたいカメラです。


なお、D500は2016年4月下旬発売予定。ニコンの公式オンラインショップであるニコンダイレクトで予約受付中で、本体のみの販売価格が税込25万9200円となっています。

D500 - デジタル一眼レフカメラ | NikonDirect - ニコンダイレクト

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in レビュー,   取材,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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