ミシュランの星をゲットしたシェフに完璧なバーガーを作ってもらったらこうなる
2つのお店でミシュランの星をゲットした世界的シェフのエイプリル・ブルームフィールドさんが今度は大衆の味「ハンバーガー」に挑戦してお店をオープン。「The Perfect Burger(完璧なバーガー)」と称されるほどのハンバーガーとは一体どんなものなのかが、YouTubeで公開されています。
How A Michelin-Starred Chef Makes The Perfect Burger - YouTube
冬空の下を歩くリポーターのニック・ソラスさんが訪れたのは……
ニューヨークにあるSalvation Burgerというお店。
Salvation Burgerでシェフを務めるのはエイプリル・ブルームフィールドさん。イギリス出身で、2つのお店でミシュランのスターをゲットしています。
「ニューヨーカーに最も愛される『ハンバーガー』に挑戦したい」ということで、ブルームフィールドさんが新たにオープンさせたのがSalvation Burgerというわけです。
お店のキッチンではものすごく分厚いパティが用意されています。
ジュージューと焼かれるお肉。
ガスでも電気でもなく、炭火で焼かれています。
農家を見つけることから肉をさばく担当の指名まで、お店に関することは全てブルームフィールドさんが管理しているとのこと。ブルームフィールドさんは6~7年にわたってお店の構想を練っており、今回念願のハンバーガーショップをオープンさせたというわけです。
ジョセリーン・ゲストさんは肉を解体する専門の職人。
貯蔵庫の中には8週間も熟成している肉もあり、独特の香りと柔らかさが楽しめるとのこと。
保管庫から足を丸々取り出したゲストさん。
手際よくお肉をカットしていきます、
Salvation Burgerのハンバーガーは1頭の牛のあらゆる部位を絶妙なミックスしているとのこと。ニューヨーク中を探しても肉のあらゆる部位をミックスしているお店はSalvation Burgerだけだそうです。
牛の個体や季節によって脂肪率が異なるため、都度ブルームフィールドさんが確認し、ベストな配合になるよう調整しているそうです。
炭火で焼くと燃料として使う木の香りが移るので、木の種類にまでこだわっている模様。
バンズの片側にも味を付けて……
カリカリに焼きます。
今度はあめ色になるまで煮詰めた玉ネギにチーズを入れて……
とろっとろになったものをパティの上に載せます。
バンズの間にパティを挟めば完成。とにかくパティが分厚く、丸みのあるフォルムが美しいです。
チーズ・玉ネギ・牛肉、とハンバーガーの組み合わせの王道をいきながら、あめ色の玉ネギ&チーズは少しフランス料理っぽい感じだそうです。
ばくりとハンバーガーにかぶりつくソラスさん。
「ビーフはまるでステーキのようにスモーキー。オニオンからはタイムの香りがしていて、クリーミーなチーズがいろんなものと絡み合っている」
「バンズの上部はカリッとしており、歯を立てると次にふわりとした柔らかさを感じ、バーガー全体を口に入れると肉汁がじゅわりとあふれ出す……食べる度にそれが何度も繰り返されて最高」だそうです。
ムービーを見ているだけでよだれが出そうなハンバーガーの価格は25ドル(約2800円)とのことですが、レビューサイトのYelpを見てみると「払う価値はある」という内容のようです。
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