どんな人がどんな職業の人と結婚しやすいのかを350万世帯の大規模調査のデータから可視化するとこうなる
結婚相手を運命的に感じる人は多いものですが、統計データをひもとくと、運命よりも「職業」によってパートナーが決まっているようです。2014年のアメリカの国勢調査をもとに、約350万世帯を調べてどの職業の人がどの職業の人と結婚・事実婚しやすかったのかをまとめたデータが公開されています。
This Chart Shows Who Marries CEOs, Doctors, Chefs and Janitors
http://www.bloomberg.com/graphics/2016-who-marries-whom/
上記ページにアクセスすると、小さな字で職業がずらずらと表示されています。この職業にマウスカーソルを合わせると、その職業に就く人がパートナーとして選びやすい職業が線で結ばれて表示されます。なお、左側に表示された職業ほど男性の多い職種で、右にいくほど女性が多い職業となっています。
「トラックドライバー」の場合、総務職、レジ係、看護婦、秘書、小中学校教師などと結婚しやすい傾向にあることが分かります。なお、円で書かれたグラフは、その職業の人と結婚する相手の性別を女性が赤、男性が青で割合で示しており、トラックドライバーの場合、ほとんどの結婚相手が女性であること、つまり男性が多い職業であることが分かります。
「経済学者」は、総務職、小中学校の教師、法律事務、秘書(補助者)、高校教師と結ばれやすいようです。なお、青-青の線は男性同士の、赤-赤の線は女性同士のパートナーシップを表しているとのこと。つまり、下の関係図からは、男性の経済学者と男性の秘書、女性の経済学者と女性の法律事務者という組み合わせが多いことが分かります。
「ベビーシッター」の場合、相手はトラックドライバー、組み立て工、清掃係など。
「飛び込み営業」は、トラックドライバー、秘書の他に「大工」が上位に来るようです。
「レジ係」の相手は、ウェイトレス、建築労働者、ビル清掃員、小売マネージャーなど。
「タクシードライバー」は、レジ係、介護職、清掃係などが多い模様。
「保育園・幼稚園の先生」の伴侶には、一般的な職業の中に加えて「軍人」が入っているのが特徴的。
「コンピューターハードのエンジニア」は、会計職、正看護師、小中学校の教師、秘書が上位を占めています。
「直近5年間で職に就いていない人」は、トラックドライバー、建築労働者、看護師などと結ばれやすい模様。
「芸能人やスポーツ選手の代理人」は、運送行や金融のマネージャー、顧客サービスの代理人などを相手に選びやすいようです。
「材料・科学の研究者」の相手には、助手や秘書の中に「コンピュータープログラマー」が上位に顔を出しています。
「漁師や猟師」は意外にも、看護師、小中学校の先生、秘書などを相手に選びやすいようです。
「写真家」は、なぜか「フードサービスマネージャー」が上位に。
「宝石商」の相手は、看護師、小売りのセールス、裁判官などバラエティに富んでいます。
ちなみに「医師」は看護師や小中学校・高校の先生と、「弁護士」は法曹、秘書、小中学校の先生と結婚しやすいとのこと。大半の職業の場合、パートナーに選ぶ人の職業は合理的だったそうですが、例えば、「女性のダンサーは溶接工を伴侶に選びやすい」など、説明しにくい関係性も統計上明らかになったそうです。
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