時速1000kmオーバーの次世代移動体「Hyperloop」の試験用チューブが砂漠に建造される


テスラモーターズやSpaceXを率いるイーロン・マスクが考案した「Hyperloop(ハイパーループ)」は、時速1000kmを超える超高速走行が可能な次世代の乗り物で、Hyperloop TechnologiesとHyper Transportation Technologiesという2つのチームが開発競争を行っています。そのうち、Hyperloop Technologiesが、アメリカの砂漠についにHyperloop試験走行用のチューブの建造をスタートさせ、その様子が公開されました。

New Video Shows Hyperloop Tubes Sitting in the Nevada Desert | Inverse
https://www.inverse.com/article/9950-new-video-shows-hyperloop-tubes-sitting-in-the-nevada-desert


We saw the first Hyperloop tubes in the desert - YouTube


アメリカ・ラスベガスの砂漠の上に並べられた巨大な物体。


中はこんな感じで空洞になっています。これは次世代の高速移動体Hyperloopを開発するHyperloop Technologiesが2016年1月にいよいよテストを始めるHyperloopのチューブで、その直径は3.3メートル。


チューブの外には「Hyperloop」のロゴ。


ずらりと並べると壮観な光景です。


Hyperloopはチューブの中を物体(ポッド)が高速に移動するという次世代の交通手段で、最高速は700mile/h(約1100km/h)以上がターゲットにされています。


Hyperloopは、チューブ内を減圧することで摩擦抵抗を大幅に減らせばポッドの高速走行が可能になるというシンプルなコンセプトによって支えられています。


考案者はテスラモーターズやSpaceXを立ち上げたことで知られるイーロン・マスク。マスクCEOはテスラとSpaceXの舵取りで多忙なことを理由に、Hyperloop計画をオープンソースプロジェクトとして世界中に公開し、開発者を募りました。その結果、開発に名乗りを上げて参戦した企業の一つがHyperloop Technologiesです。


Hyperloop計画が実現すれば、未来の移動手段が大きく変わります。


予想CGでは透明のチューブが、世界中の都市を結ぶ予定。


Hyperloopの乗り場はこんな感じ。


超高速移動が可能なHyperloopは約600km離れるロサンゼルスとサンフランシスコを30分で結ぶ計画。


CNN Moneyの女性記者にHyperloop計画を説明するのはHyperloop Technologiesのロブ・ロイドCEO。


「チューブ内にあるポッドの周りの空気を抜くだけです。それだけで抵抗が大きく減り、ポッドは高速に移動できるようになります」


チューブ内を走るポッドについては、2016年1月29日、30日にテキサスA&M大学でデザインコンペが行われ、120チーム以上が参加して争われる予定。


コンペの優勝チームのデザインは、実際の試作機に採用され、カリフォルニア州ホーソンのトラックで試験走行する予定です。


将来、Hyperloopネットワークが世界中の都市を結めば……


移動や旅行のシーンが大きく変わりそうです。


Hyperloop Technologiesのポッドのデザインはこんな感じ。ロケットのような機体にコンテナ状の客室が積み込まれています。


Hyperloop Technologiesはラスベガスの砂漠で実験線を造り、無人の車両で走行実験が行われる予定で、つなぎ合わせたチューブは全長3kmにもなるとのこと。夢物語のように思われたHyperloop計画ですが、着々と前進しているようです。

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in 乗り物, Posted by logv_to