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時速1000キロ超の高速移動手段「Hyperloop(ハイパーループ)」の実地試験に考案者のイーロン・マスクがGOサイン


日本では夢の交通手段としてリニアモーターカーが2027年に開業する予定ですが、リニアモーターカーよりも圧倒的に高速な移動手段である「ハイパーループ」が、2013年8月にテスラモーターズやSpaceXの創業者として知られる超人的起業家イーロン・マスクによって考案されました。そして、ついにハイパーループのテストコースを造るとマスクが発表しました。

Hyperloop Alpha - hyperloop-alpha.pdf
(PDFファイル)https://www.teslamotors.com/sites/default/files/blog_images/hyperloop-alpha.pdf

Hyperloop | Tesla Motors
http://www.teslamotors.com/blog/hyperloop

Elon Musk plans to build Hyperloop test track - CNET
http://www.cnet.com/news/elon-musk-plans-to-build-hyperloop-test-track/

ハイパーループはより速く、より低コストで移動できる交通手段は何かということを追求するマスクが、テスラモーターズSpaceXの社員にアイデアを募って誕生した次世代の超高速移動手段です。


イメージはこんな感じ。筒(チューブ)の中を近未来的な乗り物「ハイパーループ」が最高時速800マイル(時速約1300キロメートル)で爆走します。


ハイパーループは車両前面のファンで気圧を変化させ空気抵抗を減らすと同時にチューブ下部に空気を導入して車両を浮上させるとのこと。


簡単に言えばエアホッケーの原理で浮上してチューブの中を爆走する電気自動車(電車)というわけです。


当初の計画ではハイパーループは28人乗り。


こんな感じで電車のようにチューブが都市と都市を結ぶ予定。なお、チューブ上部には太陽光パネルが貼りめぐらされるので、ハイパーループの走行に必要な電力の多くを太陽光発電でまかなえるとのこと。


ハイパーループは600キロメートル離れるサンフランシスコとロサンゼルス間を30分で結ぶ計画です。


なんともぶっ飛んだハイパーループ計画ですが、その考案者が、わずか10年で電気自動車のトップランナー企業になったテスラモーターズや民間ロケットで火星移住計画をぶち上げるSpaceXなどを設立してきたあのイーロン・マスクなので、期待せざるを得ないところ。しかし、テスラモーターズとSpaceXの舵取りでマスクが多忙を極めるため、ハイパーループ計画は前進していませんでした。

そんな中、マスクは2015年1月16日にTwitterで「ハイパーループのテストコースを作る。テストする場所はテキサスだ」とつぶやき、ついにハイパーループ構想が大きく動き出すことが明らかになりました。


マスクはSpaceXのロケット打ち上げの失敗について「ロケットはリスキー(危険)だ」とか、「人工知能は危険な存在である」などの「爆弾発言」をしばしばTwitterで行うことで有名です。世界的起業家である自身の発言が騒動を巻き起こすことを知りながら、あえて爆弾発言をすることで、時として世の中を大きく動かしてきたマスクがハイパーループ構想をどのような形で具現化するのか、期待は膨らみます。


なお、サンフランシスコ-ロサンゼルス間のハイパーループの構築にはチューブ1本の場合でも、費用が100億ドル(約1兆1600億円)必要と試算されています。

・つづき
時速1000キロオーバーの超高速移送システム「ハイパーループ」計画が実現に向けて着実に前進中 - GIGAZINE

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in 乗り物, Posted by logv_to