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iPhoneのSiriを運転中に起動してボイスコマンドで通話や音楽再生が可能な「Siri Eyes-Free」をフォードが搭載


フォードが車載システム「SYNC」の新たな機能として、iPhoneのSiriを運転中に使用可能な「Siri Eyes-Free」を発表しました。2011年以降に販売されたフォード車約500万台がアップデートの対象となっていて、SYNC経由でアップデートを行うと運転中にハンズフリーでSiriを使えるようになります。

Ford Offers Apple Siri Eyes-Free to Millions of Vehicles Globally Through SYNC Software Update | Business Wire
http://www.businesswire.com/news/home/20151202006522/en/Ford-Offers-Apple-Siri%C3%82%C2%AE-Eyes-Free-Millions-Vehicles

実際にフォード車で「Siri Eyes-Free」を使っている様子は、以下のムービーで見ることができます。

Ford Offers Apple Siri Eyes-Free to Millions of Vehicles Globally - YouTube


Siri Eyes-Freeは、2011年以降に販売されたフォード車のうち、「MyFord Touch」というタッチスクリーンを搭載している車種で利用可能です。


Siriを起動するには、iPhoneのホームボタンを長押しするのと同じように、ハンドルに搭載された音声認識ボタンを長押しします。


音声認識ボタンはハンドル右側の、ちょうど右手の親指で押しやすい位置にあります。


Siri Eyes-Freeを使うと、以下のような操作をボイスコントロールで行うことが可能です。

・iPhoneのアドレス帳に登録済みの連絡先に電話をかける
・レストランなどの電話番号を検索する
・リマインダーやアラームを設定する
・天気を調べる
・音楽を再生する
・テキストメッセージの送受信を行う
・iPhoneのMapアプリで経路を検索する

フォードのシステムエンジニアリング・ディレクターを務めるSherif Marakby氏は、「Siri Eyes-Freeは音声コントロールで簡単にiPhoneの操作ができるだけでなく、運転手が目線を外すことなく道路状況に集中することが可能なシステムです」とコメントしています。


また、音声コントロールだけではなく、MyFord Touchの画面を直接タップすることでiPhoneを操作することも可能です。


Siri Eyes-Freeは、フォードの車載システム「SYNC」を通してソフトウェアアップデートが可能で、フォードが北米で販売した2011年から2016年までのモデル約500万台がアップデート対象となっています。

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in モバイル,   ソフトウェア,   乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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