試食

カキの天ぷらが2つ入った「どんぶり名人」の「特上四季天丼”冬”」と「出汁茶セット」のコンビネーションなどを食べてみました


揚げたての天ぷらをご飯に乗せ、たれをかけて食べる天丼は誰に聞いてもまず異論のないおいしい一品ですが、さらにそこに「だし汁」を加えて「天茶(天丼茶づけ)」にすることで、味わいがサラッとしたものへ変化する様子を楽しむことができます。

宅配もできるどんぶり専門店「どんぶり名人」では、2個の浜蒸し牡蠣(かき)と野菜かき揚げなどをてんこ盛りにした「特上四季天丼"冬"」に、ねぎ入りお出汁(だし)とゆず塩、わさびをセットにした「出汁茶セット」で天茶を楽しめるとのこと。さらには、なんと通常の「カツ丼」と「出汁茶セット」の相性もグッドということだったので、両方を1度に注文して食べてみることにしました。

お品書き | どんぶり専門店「どんぶり名人」
http://donburi-meijin.jp/menu/

ということで、ネット経由で注文していた「特上四季天丼"冬"」(税込1080円)と「出汁茶セット」(税込150円)の組み合わせと、「カツ丼」(税込880円)を「出汁茶セット」が到着しました。なお、どんぶり名人ではネットに登録して注文すると、ご飯を無料で大盛りにグレードアップすることが可能なので、どちらの丼も大盛りにしてあります。


まずは特上四季天丼"冬"を食べてみます。天丼のフタを開けると、すこしぺしゃっとなった天丼が姿を現しました。鼻を近づけてみると、2個入っている浜蒸し牡蠣からは特有の磯の香りが漂ってきて、この時点からうまさを感じさせる状態に。


だしのフタを開けると、ふんだんに入れられたねぎの香りがホワッと漂いました。


ご飯の上には、コロッとした浜蒸し牡蠣の天ぷらが2つと……


かぼちゃの天ぷら


エノキ茸


なす


そして、干し海老入りの野菜かき揚げがのっていました。


天丼の食べ方は自由ですが、どんぶり名人のサイトやメニューには、「出汁茶セット」を一緒に注文した場合は「ゆず塩」→「天たれ」→「天茶」の順で食べるのがよしと記載されています。ということで、まずは別添の「ゆず塩」を小皿に移してみました。やや黄色がかった塩になっています。


まずは浜蒸し牡蠣に少しだけゆず塩をつけてパクリ。程よく香る牡蠣の風味をゆず塩が引き立てて、「やっぱり塩は何にでも合うんだなぁ」としみじみ感じます。牡蠣そのものも、小ぶりながら味のしっかりしたものが使われていました。ちなみに、ゆずの風味はそれほど強くはありません。


えのき茸にもゆず塩をつけてひと口。天ぷらにしたことで、えのき茸がサクッと仕上がっており、食べたことがない人にとっては新鮮な食感かも。さすがに揚げたてというわけではないのでカリッとした食感はほとんどなくなっていますが、揚げ物ならではのうまみは十分に感じることができます。


かぼちゃも、塩の風味で甘みが引き立てられて一気にうまみがアップ。「揚げたてだと、さぞかしおいしいんだろうな……」と思ってしまった人は、お店に行けばできたてを持ち帰ることができるので、そちらを試してみるのもよさそうです。


天ぷらの定番、なすは油との相性が無双状態。さらに塩が風味を引き立て、じゅわっとあふれるジューシーななすのおいしさを楽しむことができます。


野菜かき揚げもグッド。宅配の場合だと、歯触りは「揚げてからしばらく立った天ぷら」になるのは仕方のないことですが、天ぷら油の臭みも感じられないので意外なほどサラッと食べることができました。


ここで天たれを投入。「とろみ」が強めなタイプで、写真のようにトローリと回しかけて行きます。


たれがかかった浜蒸し牡蠣をパクリ。たれは甘みが強めに味付けられており、さらに味の濃さそのものも強めなので、ひと口めにはちょっとビックリしてしまうほど。これ単体で食べる場合はかけ過ぎに注意が必要ですが、後述する出汁(だし)と合わせるとバランスが取れるのがポイントといえそうです。


たれをたっぷりかけた状態でバクッといくと、食べ応え満点の天丼を味わえるようになっています。むしろ、たれが濃くてちょっと「やり過ぎ感」すら感じてしまうレベル。


そこで登場するのが、シメに味を整えてくれる出汁というわけです。「出汁茶セット」には、出汁用にわさびがセットされているので、お好みの量を加えて混ぜます。とりあえず最初は半分ぐらいを目安に入れておけば良さそう。


わさびを溶いた出汁を全体的にまんべんなくかけていくと、「天茶」のできあがりです。


出汁をかけたことで、出汁そのもののほのかな風味とわさびのキリッとした風味が、濃厚だった天たれとミックスされてちょうどいいあんばいに変化。出汁・ご飯・天ぷらをスプーンで一気にすくってかき込むと、サラッと食べてしまえる天茶に変化してシメにピッタリな一品になりました。なお、今回は会社の食堂で食べたのでスプーンが用意できましたが、お店から受け取る商品にはスプーンはセットされていない点は注意してください。


特上四季天丼"冬"を堪能して忘れてしまうところでしたが、カツ丼にも出汁茶が意外とマッチするということだったので、どんな味になるのか食べてみることにしました。まずはオーソドックスに仕上げられた「カツ丼」(税込880円)がこちら。カツ丼もネット経由で注文したので、無料でご飯が大盛りになっています。


ところどころに半熟玉子が残っている状態になっており、食欲がそそられます。


まずはカツをパクリ。柔らかい肉と、たれを程よく吸った衣のマッチングは安定のうまさで、何も心配する必要のない仕上がりです。


とじ玉子をからめたご飯とカツ丼を一緒にバクッといくと、とても幸せな気持ちになります。


カツ丼そのものを味わった後は、まずはゆず塩をカツにパラリとまぶしてひと口。食べるまでは「果たして、塩、いるかな?」と思っていたのですが、実際に食べてみると肉のうまみや衣とたれの風味が塩のチカラで引き立てられ、意外なほどおいしさがアップしたことに気づきました。ゆず塩、というチョイスが良いのかもしれませんが、トンカツに塩は「アリ」です。


最後に出汁をかけてスプーンでパクリ。確かにバランスは整っているのですが、天丼ほどのバランスの変化は感じられず、とじ玉子の風味も弱く感じられるので、このあたりは人ぞれぞれの好みで左右されるのかも。とはいえ、「ハズレ」ということは全くないので、いままでに体験したことのない食べ方を試してみるのは面白いといえそうです。


どんぶり名人は、関西を中心に関東・東海・中国に店舗を展開しているので気になった人は以下の店舗リストを要チェック。お店で食事することはできませんが、店頭で注文した商品を受け取ることができるほか、1500円以上の注文で宅配も可能となっています。

店舗一覧 | どんぶり専門店「どんぶり名人」
http://donburi-meijin.jp/shop/

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
プリプリのかきから旨みがあふれ出す「かきと芝海老の天丼」を天丼てんやで食べてみた - GIGAZINE

天ぷらがこれでもかこれでもかと刺さりまくって立ちまくっている「ツリー丼」をスカイツリーの麓で食べてきました - GIGAZINE

真っ黒すぎて具材の見分けが付かない黒天丼を食べられる「天ぷら 中山」に行ってきました - GIGAZINE

120分間焼き牡蠣食べ放題の「かき焼きわたなべ」に行ってきました - GIGAZINE

真っ黒すぎて具材の見分けが付かない黒天丼を食べられる「天ぷら 中山」に行ってきました - GIGAZINE

in 試食, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.