iPhone 6s/6s Plusに新たに搭載された「3D Touch」の全てが一発で理解できる公式ムービー

2015年9月10日に開催されたAppleの新製品発表会で発表された新型iPhoneが「iPhone 6s/6s Plus」です。4Kムービーの撮影が可能な新しいiSightカメラやタップとプレスを区別可能な「3D Touch」、さらには新色にローズゴールドを追加など、新要素目白押しなiPhone 6s/6s Plusがどんな端末で、一体どんな風に便利に進化したのかが一発で分かる公式ムービーが公開されています。

3D Touchを搭載した、iPhone 6sとiPhone 6s Plusを紹介します - YouTube

従来のスマートフォンを操作するのに必要な動作はタップ・スワイプ・ピンチの3つで……

これは二次元空間における一つの平面上の動作でした。

しかし、新しいiPhone 6sはかつてない次元をiPhoneの体験にもたらしてくれます。

それは、「画面をぐっと押し込む」という、これまでのiPhoneにはなかった三次元的な動作。

それを可能にしたのが、3D Touchというテクノロジー。これにより、iPhoneはおなじみのジェスチャーに加えて、圧力も感知するようになりました。

例えばメッセージのやり取りをしている相手のアイコンをプレスすることで……

相手にメールを送信したり電話をかけたりが素早く行えるショートカットを表示させることが可能になります。

この圧力感知により生まれたジェスチャーが……

「Peek」と「Pop」です。

例えばホーム画面で3D Touchを行えば……

アプリアイコンからアプリ内で行える動作のショートカットが表示されます。

もちろんメール以外にもカメラやマップなど、あらゆるアプリでこのショートカットが使用可能。

もちろんアプリ内でも3D Touchは利用できます。

例えばメッセージアプリで一覧表示されているメッセージを指で軽くプレスすると……

内容をのぞき見ることができます。これを「Peek」と呼ぶわけ。

そのままプレスし続ければ、内容が開きます。これは「Pop」と呼ばれます。

「Peek」と「Pop」はディスプレイに埋め込まれたセンサーがプレスの強さを読み取り直感的に反応します。

これはiOS 9に深く統合されたダイナミックなシステムです。

3D Touchを使えば、アプリを切替えることなく、さまざまな情報に素早くアクセスできます。例えばメールで友達が送ってきた住所を「Peek」で確認するとこんな感じ。

「Pop」する前に指を画面から離してしまえばそのままメッセージ画面に戻れるわけ。

ユーザーのアクションに対してはっきりと触覚的な反応が返ってくるので、自分のしたことやこれからどんな動作が起こるのかを見失うことはありません。

この3D Touchテクノロジーの裏側には……

Appleの最も先進的なエンジニアリングが存在します。

中心には、Retina HDディスプレイのバックライトに組み込まれた容量性センサーがあります。

このセンサーが、画面をプレスする度にカバーガラスとバックライトの間の微細な距離の変化を測定。測定データはタッチセンサーと加速度センサーの信号と組み合わされて指の圧力に対して、素早く、正確に連続的な反応をもたらしてくれます。

指に触覚的な反応をもたらしてくれるのが、MacBookやApple Watchにも内蔵されているTaptic Engine。

一般的な携帯電話のバイブレーションシステムが最大パワーに達するのに10回以上の振動サイクルが必要なのに対し、iPhone 6sのTaptic Engineでは1サイクルで最大出力に達します。

同様に素早く停止します。

これにより、より短く、よりはっきりと伝わる反応を作れるわけです。

例えば、短いタップの持続時間はわずか10ミリ秒

完全なタップは15ミリ秒持続します。

Appleが設計してきたどのシステムよりも一緒に開発されたハードウェアとソフトウェアなので、お互いに連係し、ただ一つの体験を生み出せるようになっています。

これが次世代のMulti-Touch技術で……

iPhone 6sがこれまでの中で最も先進的なiPhoneである理由

そして最後にロック画面の壁紙をプレスすると……

壁紙が動いてムービーが終了。これは、「Live Photos」という動く壁紙です。