砂糖がヨーロッパに伝わるまでの歴史がサクッとわかるムービー


最新の「1日の砂糖摂取量ガイドライン」によると缶ジュースには1本飲むだけでアウトになる分量の砂糖が入っており、健康のためにはなるべく砂糖の摂取量を減らすべきと言われています。そんな砂糖は中世ヨーロッパにおいて非常に貴重で高価なものであり、誰もがほしがる魔法の調味料だったのですが、一体どこで砂糖が生まれて、どのようにヨーロッパに伝わっていったのか、ということを簡単にまとめたムービーが公開されています。

Where Did Sugar Come From? - Addicted To Pleasure - BBC - YouTube


砂糖が伝わる以前の中世ヨーロッパでは、砂糖の代用品としてハチミツが使われていましたが、ハチミツを1年中食べられたのは養蜂を行っていた修道院の人間だけだったとのこと。


それでは砂糖は一体どこからやってきて、どのようにして世界中に広まったのでしょうか。砂糖の発祥の地と言われているのは、紀元前8000年~1500年ごろの南太平洋のニューギニア島


ニューギニア島では砂糖の原料となるサトウキビが栽培されていました。


サトウキビを加工して作られた砂糖は、船にのって世界中へ輸出されるようになります。


紀元前400年ごろに砂糖がインドに伝わり……


中東へと砂糖が広がっていきました。


13世紀ごろには、ヨーロッパに砂糖が持ち込まれたというわけです。


砂糖は大変高価な品となり、貴族の間では砂糖を持つことが一種のステータスになるほど。貴族の食卓にはきらびやかな砂糖細工が出されることもありました。


ムービーが切り替わり、砂糖細工を作っているシーンが映し出されます。砂糖のペーストを木型で固めることでさまざまな装飾パーツを作っていき、城や銅像などの砂糖細工が作られていました。


そんな砂糖の歴史について語っているのは食品の歴史に詳しいアイヴァン・デイさん。


当時作られていた砂糖細工の見本に使われていたイラスト。高さ16フィート(約1.8m)に及ぶ砂糖細工まで存在したとのこと。


デイさんが作っている砂糖細工はこんな感じで、果物や装飾が砂糖で再現されているのがわかります。これは簡単なものですが、さらに手の込んだ砂糖細工を作ることで、当時のヨーロッパの貴族たちは自らの財産を誇示することができたわけです。なお、砂糖細工をテーブルの上に飾ることで、今で言うと高級車である「マセラティ」を所有しているのと同じくらいのステータスだったそうです。

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in 動画,   , Posted by darkhorse_log

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