「1日の砂糖摂取量ガイドライン」が更新され缶ジュース1本でもアウト

By Moyan Brenn

世界保健機関(WHO)は肥満や生活習慣病を予防するため、脂肪・炭水化物・糖類などの1日の摂取量を示すガイドラインを制定しています。これまで単糖(ブドウ糖フルクトース)、二糖(ショ糖、砂糖)に該当する「遊離糖類」の摂取目標は1日に摂取する全カロリーのうち10%未満としていましたが、新しいガイドラインが発表され、遊離糖類の推奨摂取量をさらに少ない「1日5%未満」に控えるようWHOが呼びかけています。

WHO | WHO calls on countries to reduce sugars intake among adults and children
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2015/sugar-guideline/en/


WHOは成人および小児の1日当たりの遊離糖類の摂取量を全カロリーのうち「1日5%未満」に変更したことを新しいガイドラインで推奨しています。1日5%未満という摂取目標を砂糖に換算すると25g、または小さじ6杯分に当たり、ソーダなどの缶飲料は1本で約40gの砂糖が含まれているため、1日1本ジュースを飲むだけでも摂取目標を越えてしまうことになります。他にもケチャップ大さじ1杯の中には砂糖が4g含まれているなど、単に甘い食べ物に気をつけるだけでなく、加工食品に隠された糖類にも気をつけるよう呼びかけています。

By Krista

遊離糖類にはハチミツ、シロップ、野菜ジュースなどの糖分も含まれますが、果物や野菜に含まれる糖分や、牛乳に自然に含まれる乳糖は含まれていないとのこと。ヨーロッパ諸国では、ハンガリーとノルウェーが7%~8%未満、スペインやイギリスが16%~17%、ポルトガルが25%というふうに1日の糖分摂取量を定めています。WHOの調査によると、1日10%以上の糖類を摂取することで肥満やむし歯になる確率が急上昇するとのこと。

WHOは2002年から「1日10%未満」を推奨していますが、世界中の砂糖の消費量が増加していることや、成人・小児ともに肥満の割合が増加しているというデータに基づいて、今後はさらに厳しい「1日5%未満」の糖類摂取量を推奨していくとのことです。

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