「あなたの選択が死を招く」陸の孤島で若者たちを襲う死の運命を描くPS4の新感覚ホラー/アドベンチャーゲーム「Until Dawn -惨劇の山荘-」をプレイしてみました
プレイヤーの行動によって物語が変化し、行動次第で異なるエンディングを迎えるアドベンチャーゲームと、至る所に謎やトリックが仕掛けられたホラーサスペンスゲームの両方をいいとこ取りしたPlayStation 4向けゲームが「Until Dawn -惨劇の山荘-」です。ゲームに登場する8人の若者たちの誰もが死ぬ可能性を秘めているのですが、その全てはプレイヤーの行動や会話次第。また、20代の若手ハリウッドスターたちがパフォーマンスキャプチャを担当しており、まるで映画の中に入り込んだような感覚に陥るという、他にあまりないジャンルのゲームになっているとのことなので実際にプレイしてみました。
Until Dawn -惨劇の山荘- | プレイステーション オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/scej/title/untildawn/
「Until Dawn -惨劇の山荘-」がどんなゲームなのかは、以下のムービーを見るとつかめるはず。少し驚くシーンが含まれているので注意が必要です。
「Until Dawn -惨劇の山荘- 」で怖すぎるロッジを探索したらビックリしました - YouTube
ゲーム開始時は明るさを調整。明るくしすぎるとゲームの雰囲気をそこなってしまうので、明るさはロゴがうっすら見える程度に設定しておきます。
「Until Dawn -惨劇の山荘-」の操作には「右スティック」と「モーションセンサー機能」の2つがあります。今回はコントローラーを傾けたりして選択肢や戦闘を操作するモーションセンサーを選んでみました。
スタート画面から「新しいストーリー」を選んでゲームをスタート。なお、スタート画面でコントローラーをぐりぐり動かすと画面上のキャラクターの顔を動かせます。
ゲームの舞台は雪山の中にたたずむ山荘。
ゲーム開始時はムービーと、物語の導入部分を軸としたチュートリアルプレイが展開されます。プロローグは10人の若者たちが休暇を楽しむために山荘に集まるのですが、仲間の心もとないイタズラにより双子の姉妹が行方不明になるというもの。
姉妹が行方不明になった事件から1年後、残された8人が再び山荘に集まるところからゲームの本編が始まります。
バスに乗る一人の女性。
この女性は登場人物の1人のサムです。
山荘にサムたちを呼んだのはジョッシュ。ジョッシュは1年前に行方不明になった双子のお兄さんです。
最初はサムを操作してゲームが進行。バスを降り、テクテク歩いてゲートに到着すると、ゲートで何かがキラリと光ったので近づいてみます。なお、移動は「左スティック」で、「L1ボタン」を押しながら移動すると歩くスピードが少し速くなります。
光った場所に近づくと「○」と表示されるので、「○ボタン」を押します。重要な場所やアイテムはキラキラと点滅しているので、よっぽどのことがない限り見逃さないはず。
ゲートにはメモが残されていました。「R2ボタン」を押してメモを確認します。
メモによると、ゲートが壊れているので乗り越える必要があるとのこと。
ゲート発見から乗り越えるまでの流れは以下のムービーから確認可能。ムービーを見ると「Until Dawn -惨劇の山荘-」の操作感もわかります。
「Until Dawn -惨劇の山荘-」の操作感がわかるプレイムービー - YouTube
「どうやって乗り越えるんだろうか」と考えていたら、今度はゲートの左の壁がキラリと光りました。
近づくと「○ 上に登る」と表示されたので、ここで間違いなさそう。
○ボタンを押すと早速選択肢が出てきました。左が「安全重視」で右が「スピード重視」です。
選択肢はコントローラーを左や右に傾けて選択します。コントローラーを右に傾けて「スピード重視」を選択。
サムが壁に飛びつくと、画面に「△」が表示されました。これは、△を囲んでいるゲージがなくなるまでにボタンを押す必要があるということ。
ゲージがなくなってしまう前にボタンを押せなければ失敗。サムはズルズルと壁を滑り落ちてしまいました。
もう一度挑戦すると、今度はゲージがなくなる前にボタンを押すことに成功。
……というようなアクションパートを2回繰り返して壁をよじ登ることができました。
ゲーム内で使用するのは「○」「×」「□」「△」「R2」と「コントローラーを動かす」というのがほとんどで、コマンドを入力するような複雑な操作は一切なし。また、操作が必要なときは画面下部に「押すべきボタン」や「コントローラーの動かし方」を表示してくれるのでかなり親切で、ゲーム初心者でも問題なくプレイ可能です。なお、以下の画像では「動くな」という指示の通り、コントローラーを数秒間動かさなければOKでした。
ゲームを進めていくと、「トーテム」というアイテムを拾うことがあります。
トーテムを拾うと、この先に待ち受けている未来が一瞬だけ表示されます。この未来が本当に実現するかどうかは、プレイヤーの選択次第というわけ。トーテムを見ると信じられないような未来が映し出されるので、その瞬間がいつ起こるのか、または、自分自身の行動で回避できているのか、などと不安と期待が入り交じることになり、気づかないうちにプレイをガンガン進めている自分がいました。
テクテク歩いた先で、山荘につながるケーブルカー乗り場に到着。
突如、カメラアングルがケーブル乗り場にたどり着いたサムを見つめる視点に切り替わりました。「Until Dawn -惨劇の山荘-」はカメラアングルが絶妙に変化し、まるで映画を見ているような気分を味わわせてくれます。
ケーブル乗り場では、登場人物のクリスと遭遇。
クリスが連れてきたのはケーブルカー乗り場の裏にある射撃場でした。ここからは操作するプレイヤーがサムからクリスにうつります。
射撃場ではコントローラーを傾けて狙いを定める銃を使ったアクションの操作が練習可能。
射撃場では選択肢が発生し、1つを選んだところで画面の左上からチョウチョがたくさん出てきました。これは「バタフライエフェクト」と呼ばれるもので、「プレイヤーの下した選択が未来に影響を与える重要なものだった」ことを示す指標であり、「Until Dawn -惨劇の山荘-」のプレイを盛り上げる重要な要素。バタフライエフェクトが発生した後に、誰かが死んでしまうようなイベントが起きると、「あのときのバタフライエフェクトかも!?」「選択肢をミスったか!?」などとさまざまな想像が頭のなかを巡ります。
バタフライエフェクト発生の瞬間や、銃を使ったアクションの操作は以下のムービーから確認可能です。
「Until Dawn -惨劇の山荘- 」のバタフライエフェクトが発生する瞬間 - YouTube
選択肢をミスったなら直前のセーブポイントに戻ってやり直せばいい、と思うかもしれませんが、「Until Dawn -惨劇の山荘-」にはセーブ・ロードという概念がなく、プレイを中断すると、中断した地点から「再開」するしかありません。また、誰が死んでしまってもゲームは進行し続けゲームオーバーはなし。つまり、やり直しが一切できないということです。やり直すにはゲームを最初からプレイし直す必要があり、このシステムがあるために選択にはかなりの決断力が必要になってきて、どちらを選ぶかどうかの緊張感が跳ね上がります。なお、ゲームをクリアした後は、チャプターを選択してやり直すことが可能です。
ケーブルカー乗り場では、物語に関する「手がかり」を発見しました。
発見した「手がかり」は「R1ボタン」を押すと表示されるメニュー画面から確認可能。
メニュー画面では拾得したトーテムも確認できます。
また、操作している人物の「性格」や「ステータス」、現在の「目的」も確認可能です。
ということで無事ケーブルカーに乗り込む2人。
雪が降りしきる中、2人は山荘へと向かうのでした。
山荘付近のケーブルカーの駅では誰かが待っています。
待っていたのはジェスという女性。
ここからはジェスを操作することになり、ケーブルカーで上がってきたサム、クリスと合流。キャラクターが3人になったことで会話シーンが増え、その分選択を迫られるパートも増えていきます。
表情キャプチャーにハリウッドの俳優や女優を起用しているということもあり、キャラクターは喜怒哀楽に富んだ表情を見せてくれます。
これまでに登場した3人以外とは、山荘の近くで合流。以下の画像に写っている女性キャラクターはエミリー。
エミリーの彼氏のマット。
マイクはエミリーの元彼氏で、今はジェスと付き合っています。
アシュリーはクリスのことが好きな女の子。
これは7人を山荘に呼んだジョッシュです。
男女8人が、しかも元彼氏や元彼女などが混じっていれば、人間関係にもいろいろと問題が生じてくるわけです。例えば、アシュリーが双眼鏡で辺りを見ていると、エミリーとエミリーの元彼氏であるマイクが2人きりで話す姿を発見。
いけないものを見てしまった感たっぷりのアシュリーのところに、エミリーの今の彼氏であるマットが来てしまいました。
マットに「双眼鏡を見せてよ」と聞かれたところで、「ウソをつく」「促す」という選択肢が発生。これは困ったことになりました。
どちらかを選ぶとバタフライエフェクトが発生。このバタフライエフェクトが未来にどのように影響を与えるのか、死ぬほど気になりますが、この時点では知るよしもありません。
会話以外の行動でも、至る所で選択肢は発生し、そのたびに「うーん」と悩むことになります。
中には選択するのに制限時間が限られているものもあり、そんなときは「どうしよう!決められないけど、決めなければ!」とパニックになること必至。
多くの選択肢を乗り越えて山荘に到着した8人。
……ということで到着した山荘の中をウロウロしてみたムービーは以下から確認できます。ちょっとびっくりするシーンも含まれているので、心臓が弱い人は注意してください。
「Until Dawn -惨劇の山荘- 」で怖すぎるロッジを探索したらビックリしました - YouTube
山荘の外をプレイしてみたムービーは以下から確認可能です。
「Until Dawn -惨劇の山荘-」でロッジの外をウロウロしてみました - YouTube
山荘はとても広く、1人で行動するのはドキドキもの。
2人でペアを組んで行動することもあります。
山荘では幽霊を呼び出すこっくりさんをすることも……。
何者かに惨殺されたトナカイ。
時には、黒いフードの謎の人物に追いかけられることもあります。
極限状態の中、燃え上がる愛。
しかしながら、待ち受けるのは命を脅かす危険。
入浴中のサムを見つめる怪しい人物……。やはり山荘には8人以外の何者かが潜んでいる模様です。
危険にさらされる登場人物の命は、プレイヤーの選択にかかっていて、言ってしまえば生かすも殺すもプレイヤーの自由。プレイをしている限りプレイヤーが感情移入するキャラクターも出てくるわけですが、選ぶ前に結果がわかっているわけではないので、「このキャラクターは絶対死なせたくない!」と思っていても、その希望が必ずかなうわけではありません。プレイした後に「あそこで違う方を選んでいたらどうなっていたのか?」と思うことは避けがたく、一度クリアしてももう一度プレイしたくなります。
なお、「Until Dawn -惨劇の山荘-」は2015年8月27日(木)に発売予定です。また、作品のキモである「バタフライエフェクト」システムを紹介した特別映像が公開されており、発売までに予習しておくのもよさそうです。
『Until Dawn -惨劇の山荘-』バタフライエフェクトムービー 1/4 - YouTube
タイトル:Until Dawn (アンティル・ドーン) -惨劇の山荘-
対応フォーマット:PlayStation 4
ジャンル:ホラー/アドベンチャー
発売予定日:2015年8月27日(木)
CERO:CERO Z(18才以上のみ対象)
価格:Blu-ray Disc版 希望小売価格:6900円+税
ダウンロード版 販売価格:5900円+税
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