エアコンの風の直撃を改善できる「空調課長」を使ってみた

一日中エアコンの冷風を受け続けると、いくら夏といえど半袖では過ごせないほど体が冷えてしまいます。オフィスでよく使われている天井埋め込み式のエアコンの場合、4方向から風が出るため風向きや設定温度の調節だけでは「あっちをとればこっちがたたず」状態になりがちですが、わずか1000円以下で誰でもカンタンにエアコンの風を分散させる空調補助グッズ「空調課長」が2015年7月1日から登場しているので、実際にどれほど効果があるのか、編集部のエアコンに取り付けて試してみました。

【生活プラスワン事業部】エアコンの直撃風からあなたを守る「空調課長」7月1日発売！
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空調課長が使用できるのは以下のようなオフィスでよく使われている天井埋め込み式のエアコン。多人数がいるオフィスでは風向きの調節が難しく、パネルから設定を変えるだけでは寒い人と暑い人が出てしまいます。編集部にはエアコンが2つ設置されているのですが、この真ん中にいる編集部員はダブルで風の直撃を受けてしまっていました。

そのため夏だというのに長袖の服が必須。うっかり忘れた日は「今日一日乗り切れるのだろうか……？」と不安になるレベルでした。

そこであれこれエアコンの補助用具を探したところ、エアコンに取り付けるタイプのファンがあったのですが、2万円以上と割高。もう少しお手頃なものは……ということで「空調課長」を発見、試しに購入してみました。

裏面には取り付け方法が書かれていますが、要は元からついている両面テープを風の吹き出し口に貼り付けるだけ、という非常にシンプルなもの。

中に入っているのはこんな感じの透明な羽根が1枚です。

まずは羽根の中の補助フラップを取り外します。

ツメと差込口を折り曲げたら……

3つのツメを差し込んで組み立てます。

瞬く間に完成。

横から見るとしずくを半分に割ったような形になります。

さっそく粘着テープの保護シートをぺりぺり。

埋め込み式のエアコンには4方向の吹き出し口があるので、直撃する風が出ている吹き出し口の手前に貼り付けます。

最後に両端を折り曲げれば完成。

と思ったら空調課長の全長が取り付けたエアコンの吹き出し口より短いので、風を遮るように調節しながら補助フラップも貼り付けます。

設置が完了するとこんな感じ。透明なので遠目からは見えづらく、思ったより見た目は悪くなりません。

もともと出ていた風を赤色、設置後の風を青色で矢印をつけてみました。吹き出し口からまっすぐ出ていた風は空調課長に遮られ、本体のすき間を通って風が下方向と左右に分散するようになりました。また、空調課長の影響で部屋の温度が高くなることはない様子。

そのため、2つのエアコンから風の直撃を受けていた編集部員は、半袖のままでも快適に過ごせるようになりました。

ピンポイントで風の直撃を受ける位置にいる人をヒアリングして1つのエアコンに空調課長を2枚ずつ取り付けたところ、他の編集部員も「風の直撃が全くなくなり、寒い思いをすることがなくなった」「今まで上半身すべてで冷風を受けていたのがよくわかるほど快適になった」といった感想がもらえました。風向きが変わったことで「エアコンの真下にいる編集部員に風が直撃するのでは？」と予想していたものの、受け止められた風は分散して流れているためか、幸いにも「逆に風が直撃するようになった」という人は出なかった模様。

取り付け時にべたべた触りすぎると、以下のように指紋が冷気で浮かび上がることがあったので、見栄えを気にするなら手袋をつけて設置した方がベター。なお、全部で6箇所取り付けたところ、しっかりテープが貼れていなかったものが一度落下したものの、ちゃんと貼り直してからはどれも落下することはありませんでした。ただし、しばらく付けていると風の影響で常に「パタパタ」という音が鳴るようになったため、風の直撃を受け続けることで長期間使用すると粘着性は低下していくと思われます。

また、場所によっては結露するものもありましたが、水滴が垂れ落ちるほどには至らなかったのでギリギリセーフ。

透明のためよく見ないとわからないくらいに存在感も薄く、設置もカンタンでしっかりと効果もあったため、「オフィスの冷房がツライ……」と悩んでいる人にぜひ試してほしいグッズとなっていました。ちなみに、暖房による温風の直撃も防ぐことができるので、1年中付けっぱなしでOK。なお、空調課長は1つ2枚入りで定価は税込950円。記事作成時点ではAmazonから直だと税込755円、Amazonマーケットプレイス経由だともっと安かったり送料を入れると高くなったりいろいろです。

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