レビュー

ペチャンコ状態から折り紙のように組み立ていつでもどこでも持ち運べるイス「flux chair」を使ってみた


キャンプやバーベキューを行う時に座り心地の悪い折りたたみイスで我慢しなければいけない時がありますが、イスをペチャンコ状態から立体化させ、外にいても家にあるようなゆったりとリラックスできるイスを作れるのが「flux chair」です。まるでアート作品のような斬新なデザインも気になったので、実際に購入して使ってみました。

flux | join the fold
http://www.fluxfurniture.com/

編集部に届いたのは薄くて大きなダンボール箱。開けてみると……


ほぼ同じ大きさの赤い物体が出てきました。


反対側を向けるとこんな感じ。1つの側に集中して折りたたまれているので、反対側はつるりんとしています。


折りたたんだ状態のサイズは幅850mm×奥行き15mm×高さ770mmで、身長179cmの男性が肘を伸ばした状態で本体上部にある持ち手をつかむと、少しイスが地面から浮くくらいの大きさです。


正面から見るとこんな感じ。


ということで、公式サイトにある組み立て方ムービーを見つつ、イスを組み立てていきます。まずは折りたたみ面が外側、持ち手が下になる形でflux chairを立てます。


パカリと開いて……


羽を伸ばすかのように左右両方のパーツを大きく広げます。なお、本体についている赤いステッカーは「ちゃんと組み立てられていたら見えないよ」とのこと。


そのまま左右のパーツを後ろに回して……


左側を下にしてスリットにツメを差し込めば土台が完成。


……のはずが、どうやっても自立できそうにありません。


これは、折り目を間違えていたのが原因でした。flux chairには複数折り目があるのですが、左右のパーツを後ろに回す時、前後2つあるうち前方の折り目をしっかり折る必要があります。


この状態でスリットにツメをひっかければ……


土台の完成。


なお、flux chairの初回組み立て時は非常に力を必要とします。組み立てに慣れていないのに加え、素材がまだ固いので、2人がかりで取りかかっても土台ができる頃には汗をかいていました。


土台ができたら次は背もたれの部分を作成します。カニのはさみのように二股になってるパーツを……


カーブを作りながらくっつけます。


そのまま右側パーツを左にスライドさせていって……


くぼみの部分にツメを引っかけます。


これでイスが完成です。


正面から見るとこんな感じ。背もたれに少し隙間ができています。


真横から。


後ろから見た様子。


試しに編集部員に座ってもらったところ、「こんな組み立てで本当に大丈夫なのだろうか……?」と最初はこわごわでしたが……


どっかり座ってもびくともしませんでした。安定感はかなりあり、耐荷重は160kgとなっているので、大柄の男性でも問題なく使用できます。


背もたれに体を預けてしまってもOK。少し素材が固いので長時間の作業には向きませんが、背もたれの角度やカーブが絶妙で、背中を包み込みつつサポートしてくれるので、座り心地はなかなかよいです。


ただ構造上、少し腰回りが浮いてしまうので……


背中にクッションなどを挟むと、何時間でも読書できそうな心地よさになりました。


実際にイスの上で姿勢を変えたりゆらゆら体を動かしてもびくともしない様子は以下から。

組み立てイス「flux chair」はとても頑丈 - YouTube


なお、flux chairは2回目以降であれば比較的簡単に、1分足らずで組み立てられます。以下のムービーから組み立ての様子を見ることが可能です。

折り紙みたいな組み立てイス「flux chair」 - YouTube


「どこへでも持ち運んで使えるポータブルチェア」という利点を確かめるべく、flux chairを持ち出して屋外で使ってみました。身長179cmの男性が持つとそこまで大きく見えませんでしたが、身長150cmの女性が持つとかなり大きく感じます。オランダ生まれのイスなので高身長のユーザーを想定しているのかも。


お外で組み立て作業。既に数回組み立てているので、数十秒でスムーズに組み立てられました。


自然の中で見るflux chairのモダンな造形はある意味異様です。美術館の前に置いてありそうな感じ。


リラックスできるタイプの組み立てイスなので、これまでのポータブルチェアのようにその場しのぎではなく、外出先でもまるで家にいるような感じで休めるわけです。


駅のホームで疲れたけれど座る場所がない……という時でも……


サクッと組み立てて読書などを楽しめます。


遠くから見るとちょっと不思議な光景です。


なお、折りたたんでしまえば、1mの空間に77個のflux chairを並べられるほどスペースを取らないので、収納場所を取りません。


車のトランクに入れて持ち運ぶ時も他の荷物を積むだけのスペースを作れました。


なお、記事作成現在、Amazonでflux chairのクラシックレッド・ジェットブラック・フレッシュイエロー・ブライトオレンジ・ぺブルグレー・アイスブルー・アントラサイトグレーが税込7140円から購入できます。

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in レビュー,   動画,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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