イタリア人おばあちゃん軍団がアメリカのイタリア料理を好き放題にジャッジ
アメリカのイタリア料理レストランチェーンである「Olive Garden」の料理を、本場イタリアで育ったおばあちゃんたちが食べるとどのような反応をするのかを記録したムービーが「Italian Grandmas Try Olive Garden For The First Time」です。7人のおばあちゃんたちがみせる多種多様な反応は、見るものを魅了するようなそうでもないような気持ちになります。
Italian Grandmas Try Olive Garden For The First Time - YouTube
ムービーの冒頭、スタッフから「何がイタリア料理をおいしくするのですか?」という質問が投げかけられ、「豊かな大地で育てられた食材が料理に魔法をかけるんです」と優等生なコメントを残すおばあちゃん。
というわけでまずは、「ブレッドスティック」から食べてもらいます。
右のおばあちゃんは開口一番「醜い!」とレストランチェーンのブレッドスティックを一刀両断。というかほとんどバカにしています。
こちらのおばあちゃんも「細くて○○のよう」と、NGワードで見た目の悪さを指摘します。
一番若いこちらのおばあちゃんは、「マズイ!」と切り捨てるのではなく足りない部分を具体的に指摘し、「もっと香りが豊かだったら……」とコメント。
ピンクの服を着たおばあちゃんは「マズイ!」と叫び、さらに何かもにょもにょとしゃべります。
「今のどういう意味?」とスタッフに聞かれたところ、おばあちゃんは「Terrible(酷く悪い)」と簡潔にブレッドスティックを評価。
イタリア人おばあちゃんにはアメリカ製のブレッドスティックが合わないのかと思いきや、こちらのおばあちゃん2人組は「おいしいわ」と言いながらむっしゃむっしゃと付け合わせごとペロリと平らげてしまいます。
次に食べてもらうのは「エッグプラント(ナス)パルメザン」
これは「何っていう○○」と、再びNGワードを炸裂させるおばあちゃん。手をつけた形跡すらないのでよっぽど見た目が気に入らなかった模様。
「とっても新鮮で」「おいしいわ!」と息の合ったコンビネーションプレーでエッグプラントパルメザンを褒めるおばあちゃん2人。表情から声音まで他の5人とは全く異なります。
こちらの2人はあまり気に入っていないようで、「これ、揚げてるわ!」とお怒りの様子。
一番冷静にコメントをくれるこちらのおばあちゃんは、否定的な言葉は口に出さないものの「見た目はエッグプラントパルメザンね……」と何やら意味深なコメントをポツリ。
一番辛口っぽいおばあちゃんは表情を見なくてもどう思っているのか分かるレベル。
そして3品目の「ミートボールスパゲティ」
ここまで比較的おだやかに感想を述べてきたおばあちゃんが、「正直に言うと、私たちイタリア人はミートボールスパゲティを作りません」と、「これはイタリア料理ではない!」とでも言いたげな様子。
もはや口まで運ぶのさえ億劫なピンクのおばあちゃん。
こちらの辛口おばあちゃんは「噛んだけど、まったく質感がない」と語って、この表情。
他の参加者にはメタメタのギッタンギッタンに不評だったミートボールスパゲティですが、こちらのおばあちゃん2人組は笑顔で「おいしい!」と言い、試食会をとても楽しんでいる模様。
お次は「ラザニア」
いい加減食べるのにも飽きたのか、フォークでつんつんして何も語らない辛口おばあちゃん。
左のおばあちゃんは「ノー」と、ついに食べるのを拒否。
「ソースにもう少し塩分が欲しいわ」と再び建設的な意見をくれるおばあちゃん。
褒めちぎりコンビは「今度娘を連れてこなきゃ……」とコメント。同じモノを食べているハズなのにどうしてここまで意見が食い違ってしまうのでしょうか。
そして最後は「チーズラビオリ」を食べてもらいます。
いぶかしげな表情で「これは何?!」とつぶやくおばあちゃん。
スタッフが「ラビオリです」と言うのですが、おばあちゃんは「これはラビオリではないですよ」と反論。どうやら味以前に盛りつけや見た目が相当気に入らない模様。
バッサリ切り捨てるのではなく「調理し過ぎね」と、珍しく助言をくれる辛口おばあちゃん。他の品に比べるとまだマシだったということなのか、それとも厳しい言葉で批判することに疲れたのか。
安定の褒めちぎりコンビは最後も「ほんとにおいしい」「ほんとにおいしい」と、2人そろって褒めちぎり。
毎回律儀にアドバイスをくれるおばあちゃんからは、「パスタがおいしいわ」と最後にようやくお褒めの言葉が飛び出しました。
ラビオリの表面をフォークでつついてペロリとなめるピンクのおばあちゃん。もちろんコメントはなし。
そして最後の総括を聞いてみることに。
手で顔を覆いながら「マンマミーア(なんてこった)」と一言。
右のおばあちゃんは「1度家に来て私のスパゲティを食べてごらんなさい」とコメントし、左のおばあちゃんは「アメリカ人は料理していないのよ。量さえ多けれ良いと思ってるわ」と辛辣な意見を述べます。
褒めちぎりコンビは「とってもすばらしいもてなしを受けたわ」「ホントに」と、試食会をとても楽しんでくれたようです。
辛口のおばあちゃんは「私はイタリア料理が大好きで、人生をかけてイタリア料理に情熱を注いでいるわ」と、自身がイタリア料理をどれだけ愛しているか熱弁。もはやチェーン店のイタリア料理など眼中にナシというか「食べたっけ?」状態です。
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